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それが正解とは言わない、決して。

真っ白なシーツの上
天井に隠されたカメラを探すように仰向けに寝転がって
もう何もかも諦めた
生きることも、死ぬことも、独り暮らしも、趣味や夢も
もう何もかも諦めた
「それでも」なんて光を僕は知らない
考えても無駄だと考えることも諦めたけど
考えることを諦めたって考えていることに気付いたんだ
そして今言葉を紡いでることも
この詩に希望なんてない
それでも、何もかも諦めた果てに残るものがあるなら
すがるしかないじゃないか
まだ続けるしかないじゃないか
僕は諦めたまま、光を知らずに歩いていくよ
上も前も向かないまま、考えて、紡ぐだけだ

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リズムの書き遺し
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