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夏い暑はカレーだろ!😆!

いくらまえのことを思いだしても、
いつでもあたしはもういたもの。

   モモ(ミヒャエル・エンデ)


なんか、今年は久々に蝉しぐれを耳にしている気がする。

夏だなぁ〜。。。

なんて味わうゆとりもなく、

夏だァ〜〜〜!!!

と、暑くなる元気もなく、

ただ、セミがよくなくなぁ。

て、だけなんだったが、そこに「蝉しぐれ」て言葉を乗せると、なんか夏も捨てたもんじゃねぇな、なんて余裕が湧いてくる、エアコンの効いた部屋にいると。

昨夜は、よせばいいのに、7時に家に戻ってから、炒めて、煮込んで、味を調整して、辛さも増し増して、カレーを作った。
作りながら、「あ!今年もまた、やっちまった。腹空かしてメシ作りながら、暑さに食欲をうせさせ、汗水たらしてカレーを作っちまった」と、毎年のようにする一瞬の後悔が過ぎった。

それでも食べだせば美味しいし、食べなきゃ体力保たないし、食べるべ、と、カレーを食す。

2口目くらいまでは美味かった。
「カレーにしてよかった😁、カレーは食欲出してくれるし、栄養在るしバランスもいいし!」
なんて思っていたが、辛さを増し増したのが失敗だった。
カレーを食べながら、体力が削がれていく。
やばい。
脱水症状を起こしそうだ!!!
カレー食いながら熱中症になりそうだ!!!

これもまた、例年通りの後悔。
作ったその日は、作っている間に暑さと熱さにやられているのだから、カレーは食べないで、他のモンを食べる。
カレーは翌日から食べる。
そういうことにしていたんじゃないのか!
去年はそれやれて、正解だった、と喜んでいたじゃないか😭

いつまで経っても成長はできない。
成長する前に劣化が始まっている。

ま、いたしかたがない。

それでも、今日・明日は食事の支度の心配をしないですむしね、カレーがあるし。
カレーなら3日続いてもまったく苦にならない。

やっぱカレーにして正解だったんじゃん😁

インドにはいったことがない。
勝手にインドを妄想したりする。
海外の方が日本を妄想して、男はみんなメガネを掛けてて、七三分けで、背が低くて小太りで、少し歯が出てて、首からカメラを下げている。
で、怒ると、みんな空手も柔道もできるし、いざとなったら刀で切りつけてくる危険な人種。
そんな妄想をつい数十年前までは持っていたのと同レベルの、下手したらそれよりひどい妄想でしかないかもしれないが、その瞬間、妄想ながら、わたしはインドにいる。

オヤジが作ってくれたカレー美味かったなぁ〜、なんて思った瞬間、数十年前の実家の茶の間でオヤジと一緒にいる。

本を読んでいると、その作品の情景や登場人物の行動を俯瞰している自分と自分もそこに登場人物に憑依しているそんな自分を見ることもある。

歴史上の人物を思えば、その時代のその場所にわたしはいる。

どんなときでも、どこにでも、わたしがいる。

カレーを食べて死にそうだぁ〜、となりながら、昨年カレーを食べている自分がいるし、カレーを作っている昨年の自分とさっきの自分がいる。

妄想と現実がごちゃまぜに生きているのだろうが、どんな場合でも必ずわたしはいる。

この、どこにでも、いつでも、時空を超えて登場するわたしってのはなんなんだろう?

さぁ、今日もいろいろな場所に、いろいろな時代に、会ったことのある人ない人とともに、時には憑依して、時には時代を社会を操作する監督・演出のような立場で、わたしは顔を出すとしよう。

「わたし」というものがなくならない限り、この妄想は一生続くのだと思う。

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