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人が生きとるね

一瞬の真実  鈴木章子

今 一瞬が
真実であれば
それで良い

一瞬 一瞬の優しさに
喜んでゆこう

転々と変わる心に
「あの時こう言ったのに」
だの
「この時 こうだったのに」
だの
愚痴ってみてもはじまらない

その時も
この時も
真実だったに違いない

だから
今 一瞬の喜びを
大事にしてゆこう


いま、YOUTUBEで奥田民生が唄う、吉田拓郎の「唇をかみしめて」を聴いた。

                 (これの3曲目)

奥田も拓郎も広島県出身。
で、出た高校がいっしょらしい。

ご存じの方も多いだろうが、この唄は「刑事物語」(武田鉄矢  監督・主演)の主題歌で、武田が拓郎に「どうしても」と懇願して作ってもらった広島弁で唄いあげる歌だ。
奥田の「唇〜〜〜」も良かった。
やっぱ、広島弁の歌、広島出身の人間が唄うと違うもんなのかな、と思わされた。

広島弁かどうかは別として、詞がいいよね、内容が。

人がおるんよね
人がそこにおるんよね

って、いいなぁ。

それぞれの道なんよ

とか

風にまかせたんよ

とか、
なんか、ジ〜ンとくる。

また、奥田の声と歌い方、表現の仕方が、拓郎とはまた違って、パワフルというより、滲み込んでくる感じで良かった。

なんか、鈴木章子さんの「今日の言葉」も、吉田拓郎の「唇をかみしめて」も、あることをあるがままに受け止めていきたいな、と、否定でも肯定でもなくて、ただ悲しかろうが嬉しかろうが、それをそのままに受け止められるように成りたいと思うよね。

そうはいかないのだけれどね。

人が生きとるね
人がそこで生きとるね

もう、今日は屁理屈は言わんとこ。
愚痴らんとこ。


「唇をかみしめて」歌詞


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