遊煩悩林
我々は、
煩悩にも徹して生きたことがない。
あの煩悩、
この煩悩を小出しにして、
ちょびちょび生きているのでして、
その意味では、
自分をとりつくろう煩悩を
いちばんよく発揮して生きている。
宮城顗
ひと目が気になる。
他人からよく見られたい。
好き放題して生きている人間が疎ましい。
でも、そういう人でも話をしてみると
いやそういう風に見える人のほうが
人見知りであったり
繊細であったり
気遣いが激しかったりする。
徹することはできないよね
煩悩のままに。
でも
だからそれがブレーキになっているのも事実だし。
ひと目が気にならなくなったらどうなっちゃうんだろう?
そんな不安があるのは事実。
どこかにある。
いい人でありたいスケベ根性が見えると恥ずかしい。
相手のことを思って抑えている風に見せているが
実は自分がよく見られたいだけ。
いい人だね。
優しい人だね。
そう言われたいだけ。
それもまた煩悩。
それなら
だれかれなく構わず
媚びて、言うこと聞けるかというと
絶対無理!
じゃ誰のなら?
誰のも無理!
媚びるけど媚びきれない。
媚びてやった自分に媚び返しがないと許せない。
いうこと効いてやったんだから見返りよこせ!
そんなこと。
一つの煩悩すら徹底できない。
ひとつ欲が出ると
別の欲でそれを塗りつぶす。
小出しの欲ならいくらでもある。
う〜ん。。。
サマージャンボ宝くじが前後賞付きで当たったら
金への執着、欲、煩悩はやりつくせるんかなぁ〜。。。
当たってみないとわからんな。。。
その金でなにかしらひとつでも煩悩を徹底できるかなぁ。。。
形振り構わずとかはできそうもない。
でもそれが人間なのだろう。
なら
いい人であろうとしても
スケベ根性が見えようが
それをも嫌がらないで生きていこう。