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好きでわくわくする事①~心の癒し 楽しみは気づきへ~



先日、最終回だったのですが日曜日夜のドラマ。
高校野球を通して様々な愛、人と人との関わりを描いていたこのドラマを観る事が、最近の私のわくわくの1つでした。
オンタイムで観て、それから録画でも観て、どきどきとわくわく、感動をもらって、心身にチカラをもらっていました。
(ドラマ、下克上球児。私にとって必要な事、大切な事を、観る度に気づかせて教えてくれました。誰かのどのセリフも胸に刺さり、潜在意識にダイレクトに働きかけてくる神ドラマになりました。本当に感謝しています。ずっと大好きです。2024.7.3追記)


ドラマを観始めてから、私はなぜか小学生の頃から、TVで高校野球の試合を観る事が好きだった事を思い出しました。
応援していたチームの新聞記事を切り取って、ファイルして大切にしていました。
大人になり、忙しくバタバタとした日々を過ごし出してからは心身に余裕が持てず、そういう興味をすっかり忘れて、楽しみ自体も、楽しむ時間も失っていた事に気づきました。
父親から禁止されていたので部活動は行えませんでしたが、高校の野球部のマネージャーに憧れた事もありました。
高校2~3年の夏の甲子園予選大会、野球部の試合観戦&応援に行きたくて、父親に話しをしました。きっとまたダメだと言われるだろうと思っていましたが、なぜか父親は許してくれました。
同級生と一緒に、何回か試合観戦に行く事が出来ました。球場へ向かうバスの車内と試合中スタンドから声援を送っている場面。楽しかった...と思い出しました。
このドラマのおかげで、断片的にでしたが、当時の事、気持ちを思い出しました。このドラマを観ている時間は心地よく感じて、私の心は癒されました。


最終回を観終わって、楽しみが1つ終わってしまった...と少しロス状態の時、ドラマの主題歌やサウンドトラックを聴きながら、ふと、私は...なぜ高校野球が好きだったんだろう...?とぼんやり考えました。
...高校野球...。そう言えば、父親も好きだったかもしれない...と思いました。
そして本人から聞いた話しを思い出しました。


父親は高校生になってすぐに、野球部に入りたくて入部届けを出したとの事。
でも、中学生の時他の部活動で活躍していた為、高校でも中学の頃と同じ部活動に(父親が言うにはほぼ強制的に)入部させられ、希望の野球部には入部出来なかった。野球がしたかったのに、出来なかった...と辛そうに言っていました。


私は、高校野球の、勝ち負けよりも、チーム全体で甲子園での勝利を目指して1つになって、最後まで諦めずにプレーする姿が好きでした。
全員から伝わる熱気、情熱、汗と涙、笑顔、爽やかさ、感動。グランドに出ている選手、ベンチに控える選手、監督、応援するスタンド全体の一体感が好きでした。
スポーツ競技である以上、勝敗がつく事実はあって、勝った方、負けた方、それぞれにそれぞれのストーリーを生み出して、喜びの涙もあれば、悔しさ辛さの涙もある。その経験によって、また様々なストーリーが生まれる。
勝敗はつくけれど、両チーム共に全員で精一杯プレーする姿。試合終了後に、対戦相手お互いを称える姿。そこに大切な事を感じました。
対戦相手は、戦う相手だけれども同時に、同じ目標に向かってお互いを磨き合う相手で仲間なんだと。相手がいてくれるからお互いプレー出来て、同じ目標を共に目指せるんだな...という事も。


子供の頃はそこまで考えていなかったかもしれませんが、大人になった今は、そういう事も考え感じながら、ドラマを観ていました。
父親も高校野球に魅力を感じていたという事は、父親もそういう情熱や一体感、切磋琢磨し合って向上する体験をして、その時の気持ちを味わいたかったんじゃないか...と思いました。
私の高校野球好きは、父親から譲り受けたものかもしれない。やはり父親と私は、よく似ているのかもしれない...と思いました。
複雑な気持ちを感じました。
私が私自身の事をよく知って、思い出していくと、父親と似ている所を幾つも知っていき、父親の気持ちに心を寄せていく私がいました。



父親は、高校で野球をやりたかったんだ...。体験したかったんだ...。でも、自分以外の理由でそれは叶わなかった。
やりたかっただろうに、出来なくて悔しかっただろうな。理不尽さに納得いかなかっただろうな...、傷ついただろうな...と思ってしまい、当時の父親の気持ちを思って泣けてきました。
子供の頃、父親からの抑圧と制限で色々やりたい事が出来なかった私自身の事と重なりました。
入浴時のシャワーのお湯が涙を流す助けになって、思った以上に号泣しました。
どうして私が父親の気持ちを思って、こんなに泣いているんだろう?
...私が、父親の気持ちを思って泣くなんて...、有り得ない事だったのに...と思いました。



②に続きます。
お読み頂き、ありがとうございました。






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