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仕事でもプライベートでも言葉が痛い

他人の言葉が痛い。相手は故意に発しているわけではないのに、容赦なく心臓を抉るみたいに突き刺さる。痛い、やめて、お願い。

…というのも多分、生理周期で言えばPMSだからだと思うんだけど。ピルが変わって、ディナゲストを服薬するようになってから、波はあれどだいぶ生活しやすくなったと思う。

でも、PMSをゼロにはできない。

季節の変わり目による自律神経の揺らぎもあって、家族以外の、父や母、伯父のメンタルケアもしないとなるとどうにもストレスが溜まる。メンタルケアするなら、自分にしたいしなんならされたいよ。

そう思いながら、お風呂で泣いた。心の中で。涙が出てこなかった。大人になって、少しずつ毎日きちんと地に足をつけて生きるようになってから、涙が出にくくなった。

物語の夢現にいるときには、感情に素直だった。良くも悪くも。だから溢れる言葉で紡いだ物語はたくさんある。書きかけから完成した物までたくさん。ネットには出せない作品だって部屋に眠ってたりするくらいだ。

母は子宮をとった。癌細胞が見つかったのと、筋腫があったから。癌細胞は良性だったらしい。無事に今、自宅に帰ってきて過ごしているけど、入院期間が認知症を加速させた。手術後の経過を見て通院が始まる予定だ。父は仕事だから、また私だろう。

周りと比べてはいけないのだけれど、少なくとも友人の中で私は色々と早い。結婚妊娠出産、そして介護までもが怒涛のようにやってくる。

息子もここのところ成長期、思春期の間にいるような掴みづらさがあって、対応に悩むことがある。年のわりに中身が成熟している部分がある。同時に未熟すぎるところも…。

これでいいのかな。悩み試し失敗して手探り。私達親子に合う関係を。

精神的に病気をしてから私はすぐキャパオーバーをするし、余裕を持って動けないと両極端な答えばかり出してしまう認知の歪みがある。わかっているのに、いざ渦中では対応できない。これはこれでまた私の課題。けど現状、私の問題なのに人に八つ当たりなるものをしてしまうことも出てきた。よくない、本当に…。

特にソリの合わない仕事先の方に対して出てしまう。余計に拗れてしまう関係に泣きたくなるいつも。本当に、人間失格だ。太宰治の人間失格を思い出して、あそこまでじゃないなんて慰めていた頃もあったけど、そんなの比較して優越している場合じゃない。認めて、今落ち込んで塞ぎ込んでいる。

器用になりたい。かつては器用にあれこれできたのに。若さあってのものだったのか、無理をしていたのか今もよく分からない。かつての過去の自分に関しては、もうなんだか現実味がない。あってないようなものだ。へんなの。

仕事もうまくいかない。ミスばかり。泣きたくなるけど涙は出ない。

お風呂に入りながら、体を洗っていた息子に「かなしい?ママ」と聞かれた。口にしていないのに、顔には出ていたのか、察しがいいのか…まあ息子は全部だろう。全部見て判断したのだ。

「うん…なんだろね、悲しいんだよね。涙は出てこないけど」

悲しい理由はなんだろう。
手帳に感情を書き殴っても、明確な答えは出てこない。答えが欲しい時に答えが出てこないと焦ってしまうのはどんな心理なんだろう。

でも、少なくとも悲しくなったのは冒頭の文章に集約される。そこがきっと原因のひとつだ。

10年闘病して生きている。まだその過程にいる。でも、誰にも公表してない。ずっと外では笑顔の仮面を貼り付けて、普通を演じてる。それがちょっと、疲れてきたのかもしれない。

ほら、苦手な冬がゆっくり来ているからね。

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すぅ
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