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お部屋カスタマイズ→自己肯定感爆増
生まれてはじめて、実家に自分の部屋を持つことになりました。
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どうでしょうか。若干ごちゃついていますが、けっこう気に入っています。
幼少期から高校まではずっとリビング生活で、寝るとき以外は家族と会話をするかテレビを見るかの二択でした。家に置いてある文房具やマンガ、ゲーム、小説などはすべて「共用の備品」であるため、そこに自分の趣味・嗜好が入り込む余地は無く、また、そういったものを自分で購入するという発想すら浮かばない、そういう少女時代でした。
ゆえにおこづかいの存在とも縁遠く、ゆえにお店でお金を払うという経験が極端に少ないまま高校生まで育ちました。土日に部活へ行くときだけはコンビニでおにぎりとお茶を買う必要があったのですが(休日までお弁当を作る義理は親には無いから)、店員さんを1秒でもお待たせしてはいけないという恐怖で財布を開ける手がガタガタと震えていたことをよく覚えています。
親から与えられたコンテンツだけでは物足りなく感じるようになったのは、スマホを持ち始めてからです。インターネットの衝撃は甚大で、家にいながら複数人と同時に連絡がとれる(LINE)、いろんな人の頭の中が覗ける(Twitter)、なんかうるさくてニッチな動画がいっぱい見れる(ニコニコ)、無料でゲームができる(ヘイ・デイ)と、世界と可能性が一気に拡張した実感がありました。
画面の向こうには、私の真に好きなものがたくさん転がっています。その一方で我が家には、いわゆる「オタク文化」をうっすらと糾弾するような雰囲気すらありました。運動神経オバケ一族だったからです。
家族がこの世の誰かを揶揄するために宙へと投げた言葉が、意図せず自分の後頭部を殴打し始めている。そのことに気が付いた私は、「ちょっと学力的に行ける大学はこの辺しか無かったですね」みたいな顔をしてしれっと実家を出て、一人暮らしを開始します。
さて、待ちに待った自分の趣味全開ウキウキ満喫ライフ。一人暮らしならば全てが自由、思いのままです。
思いのままのはずです。
本当に?
いいえ。
無理でした。
努力が足りなかったと後悔していますが、授業の合間のアルバイト代だけで学費と家賃を賄いきることは、私にはできませんでした。
親のお金を使います。親のお金を使うということは、親の意に反するものは買えないということです。というかそもそも、趣味になど充てていられないということです。自分の意思でなにかにお金を使うこと自体がひどく罰当たりなようで、その精神性は高校の頃となにも変わらないままでした。
そして現在。会社に勤めて、自力で幾ばくかのお金をいただけるようになりました。と同時に兄が実家を出るというので、ちょうど部屋が一つ空きました。
☆★解★放★☆
うお~~~~~~!!!!
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米澤穂信だけの本棚を作れ!!!!
隣に品田遊も置け!!!!
伊坂幸太郎の入る隙を与えるな!!!!
※注:母が伊坂幸太郎の本ばかり買ってくるので言及しているだけで、伊坂さんの作品は普通に面白いです
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冬のアイデンティティ欲大爆発スペシャル
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考えさせられるタイプの漫画置いちゃお
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ありえないジャンルの並び方してらァ
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ウィ~~~~~~~~
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活動終了した男の形見も
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根強くまだまだ出続けるグッズも
存在してくれてありがと~~~~!!!!
ふう………………
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自分の好きなものに囲まれて眠るってこんなに最高なんですね。
落ちこぼれながらもここまで這いつくばって生きてきた甲斐があったな。
心なしか、人間としての強さも増したような気がします。
誰に何を言われようと至上の部屋が私を待っているんだぜ。
自分用のなにかを持つということが、そのまま自分の存在証明になり得ると今回改めて実感した次第です。
お見せした部分以外にも、姿鏡やら、低身長にピッタリのゲーミングチェアやら、寝ながらSwitchするためのマルチタップやら、とにかく自分の「これが無きゃ始まらん!」にとことん向き合っていった成果が目の前にあって。
今までで一番、自分を大切にしたかも。そんな感覚があります。
生まれつき部屋を持っている人って、もしかしてこの自己肯定感の高さから人生スタートしているんですか? マジ?
私もうすぐ27歳になるんですが。やっと始まったんだ。
ここからの私は最強なので、異例の若さで昇進するし、巨万の富を築き上げるし、七色の歌声で世界を席巻するし、その美貌であらゆる人々を魅了するし、推しとも結婚します。ぜっちー、ぜっちー見ていてくれよな。
夢物語で終わらせませんからね。
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GOOD NIGHT…
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