4年も大好きでいたけど、疲れた。
ああ、もう疲れたな
大好きな人のことを考えて考えて、一喜一憂して、返事を待って眠れなくて、美容院の予定が入れられなくて。
頑張りすぎちゃったのかな
もう涙が止まらない。
約4年に及ぶ片思いに、ようやく終わりが来そうなのでここに記しておきます。ここに書いたんだからやれよ、という意味もあり。
すごく好きな人だった。
趣味に仕事に一生懸命なその瞳も、私をいつも置いていってしまう背中も、たまに抱きしめてくれた時に私を窒息させようとする胸も、触ると筋肉自慢が始まる腕も、
ずっと余裕そうなその笑顔も。
もう叶わない恋とわかって、体だけの関係とわかって、苦しかったけど開き直れていた。
気まぐれで彼女扱いされて、良い気でいた時もあった。
だけど急に突然切れてしまった。
「好きでいようとする気持ち」なのか「この関係を受け入れようとする気持ち」なのか。
なにかわからないけど、あなたからの返信がなかったあの日くらいからどうも調子がおかしい。
こんなこと今まで何度もあった。返事が来ないことも、私の心のダムが決壊することも。だけど今回はもうダメみたい。もう回復する目処が立たない。
嫌いになったわけじゃない。今もずっと変わらず好きで、あなたの幸せが私の幸せだと思うよ。
でもその「あなたの幸せ」に私はいないんだなって。
他に女がいなければいいやと思ってたの。
暫定一位が取れればいいって。仕事や趣味に負けてもいいって。
でもきっと、私が今トップにいるこの表彰台は「将来の彼女候補」ではなくて「俺のこと絶対に嫌いにならないランキング」だよね。私の次はお母さんとお姉ちゃんだよね。
悪意はないんだよね。私のことを「友達以上恋人未満」と言ったのも、「数年で結婚したい」と言ったのもあなたの中では本音なんでしょ。会うたび大事にしてくれるのも、セックスなしでは会おうとしないのも。全部本音で、別に私を騙すつもりはないんだよね。
自分の都合で動いてくれる異性は私にもいたからわかるよ。心も体もわかってくれる代わりのいない貴重な存在だけど、でもその人が自分のプライオリティになることはありえない。
そこをあなたがどこまで認識できているかはわからないけど、少なくとも甘い言葉をかけていい存在じゃないんだよ。つもりがなくても、下手したら結婚詐欺だよ、笑
よく考えたらあなたはいつも言葉を適切に選べないよね。わかっていたのに、都合いい時だけそれを忘れてしまう私も悪いね。
ずっとこのままこんな日が続いたら、やがて気まぐれが転じて幸せになる時が来るのかな、なんて想像してしまっていた。
悔しい。
あなたの隣で薬指に指輪をつけてくっしゃくしゃに笑って、「粘り勝ち〜!」ってインスタに投稿するのが夢だったんだけどな。
「みんな俺の側から離れていく、だからもう恋愛をしない方がいいんだと思う」って悲しそうに言っていたあの時「私は違う」って言ったのは嘘になっちゃうんだな。
私も「あなたについていけなかった女」のひとりとしてカウントされてしまうんだな。
またガッカリさせてしまうんだな。
それでもあなたは何もなかったかのようにまた笑顔でたくさん働くんだな。
いつか結婚して、みたこともない満面の笑顔で笑うんだな。
悔しいなあ。
今まで私はあなたとちゃんと縁を切れたことがないから、今回はちゃんと会って、握手をして、最後まで笑顔でさよならをしたい。
だけど自信がないの。
ちゃんと別れを告げたらあなたは悲しい顔をするでしょ。また都合よく引き止めてくるでしょ。そしたら甘やかしてしまいそうで。
LINEもインスタもブロックしたいけど、またいつか友達に戻れるかななんて、淡い期待をしてしまいそうで。気が変わって「やっぱり付き合おう」なんて言われないかななんて。
だから今のうちに、あなたに書く手紙の内容をここに書きます。
これで私たちは最後だって、感じ取って。私はまだあなたのことが好きなままで、いつかまた会えるかもって顔で帰るから。
あなたへ
タバコとお酒は程々にしなよ。あなたは自分が思っているより体が弱い。よく食べて、よく寝て。熱が出たら仕事は休んで病院に行って。
死んでもいいやと思わないで。あなたに生きてて欲しいと思う人がいるから。
だからどうか、ずっと元気でいてね。
挨拶なんかじゃなくて、心から末長く、あなたの健康を祈っています。
ふふふ、読んでいて自分でも「ただの都合いい女」と思います。
でもまあ「この4年間の片思いを唯一見届けた人間」としては、よくその決断をしたと褒めてあげたいところ。
ここまで引きずったのは私の性格もありますが、それ以上に彼が私に本音を言いすぎたこと、約束を守りすぎたことが大きかったと思います。
追伸
本当に幸せになって欲しい人がいる人へ。
自分でその人を幸せにできないなら、今すぐに縁を切ってください。それが彼女を1番幸せにする方法です。
甘えないで。自分にも、彼女にも。