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読書感想文の回「世界でいちばん透きとおった物語」
2023年8月19日(土)
えーっと、前置きはなしにして今日は昨日書く予定だった読書感想文をちゃんと書こうと思います!
ただ、この本…ネタバレ厳禁!ってなってるし、ネタバレなしで書くのは本当に難しいんです。なのでどうやって読書感想文を書こうか…まだなんも見えてません(笑)
それでも、何かしら書きましょう!
「世界でいちばん透きとおった物語」(杉井光著)を読んで
何からどう感想を書き始めようか…
とりあえず、どんなストーリーなのか…から始めないとですね。
ということで、まずはあらすじを引用…
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。
女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人とは子供までつくっていた。
それが僕だ。
宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。
「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」
奇妙な成り行きから僕は、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになる。知り合いの文芸編集者・霧子さんの力も借りて、業界関係者や父の愛人たちに調べを入れていくうちに、僕は父の複雑な人物像を知っていく。
やがて父の遺稿を狙う別の何者かの妨害も始まり、ついに僕は『世界でいちばん透きとおった物語』に隠された衝撃の真実にたどり着く――。
うん、とりあえずあらすじを読んでみて、「ミステリ作家」が謎を残して死んでしまった…ってことかな?ミステリ作家なのだから、その謎って結構ミステリアスで面白そうだな…
だいたいその死ぬ間際に書いていたという小説がそもそもこの本のタイトルになっているではないか。
なんだか面白そうですね。
そして何より、帯に「絶対に予測不能な衝撃のラストーーーネタバレ厳禁!」「電子書籍化絶対不可能⁈」「“紙の本でしか”体験できない感動がある!」などなど、なんだか気になるワードが並べ立てられていて…
こんなの読んだら気になりまくりですよね!
実際先に読んだ友人がTwitter(Xはまだ馴染みがないので敢えてねw)で、電子書籍にできないよな…って言ってたし。
となると、紙でしかできない仕掛けがあるってことですよね。
はて…その仕掛けも気になる。
ということで、読む前からもう好奇心がメラメラ状態(笑)
無粋だとは思いながらも、なんとなくこういうことかな?みたいな推測で読み始めてすぐ試したこともあったんです(笑)。
我ながらいいところはついていたんですが、その時点ではまだ気づけなかったんです。残念(笑)
いや、気づけなくて良かった…ちゃんと種明かしをした時に
「あーーー!そっちか!」ってなったので、先に気付いていたらその感動がなくなってしまっていたので。というか、無粋だと思うなら先に試すな!って思いましたね。ま、結果的に察しが悪くてよかったです(笑)
この本を語る時、どうしても「電子書籍化不可能 」とか「紙の本でしか…」の方ばかりが語られるのですが、ストーリーもちゃんと面白かったです。
父である大御所ミステリ作家は作家としては素晴らしかったんでしょうが、女癖が悪かったりどうも人間としてはどうなんだ?というイメージ。
もちろん会ったことがないくらいですから、主人公は父の愛なんて感じたこともないわけで、そんな父の遺作となる小説を探すのなんて嫌ですよね。
それがなんだかんだで結局探す羽目になって…そして知る事実。
そしてこの主人公が抱える病気というか症状があるのですが、それが大きな伏線になっていたのですが、その伏線…どこに関係があるのかなぁ?なんて思っていたらまさかまさかのそこか!みたいな…
とにかくそんな流れも面白くてどんどん読めちゃうんです。
この本、さほど厚くないので一気に読めるくらいなんですが(私は2回に分けて読みました)、仕掛け云々の前に面白くなければ一気読み(2回はほぼ一気読みみたいなもんでしょ笑)できるわけがなく、早く結末が知りたくてどんどん読んでしまうんです。「世界でいちばん透きとおった物語」がどこにあってどんなストーリーなのか…がね。
ところが…ここだけネタバレしちゃいますが、どんなストーリーだったかは最後までわからなかったんです。
じゃあ、どう結末を迎えたのか?
それは「厳禁」と言われているので言えませんが、とりあえず全員ページを戻ってめくりまくります。
とにかく凄い本です。
杉井さん…初めて知った方ですが、とにかく凄い人です。よくこんな本を書こうと思ったなって。
私が書ける感想はここまでですかね。
大丈夫ですかね?ネタバレしてないですよね。
気になったら是非読んでみてください。なかなかできない体験ができますよ。
以上。
ふぅ。。。
頑張って書きました。
短い感想文しか書けないと思いましたがまあまあちゃんと書けましたね(笑)
あ、そうそう、あと書いていない読書感想文は「キネマの神様」だけかな…と思ったらもう一冊ありました。実用書ですが…「『空腹』こそ最強のクスリ」も読んだんでした。
これの感想文というか、読んでから実際にやってみていることとかも書いておこうと思います。
もう23時ですが…ちょっと観たい映画があるので、観てから寝ようと思います。
では、また明日。
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