選んだのは、自宅学習で中学受験
中学受験の記事を書きはじめる理由
現在、小5の長男は、中学受験をする予定だ。
しかし、塾には通っていない。
四谷大塚という大手塾のテキストを購入し、完全に自宅学習のみで進めている。
首都圏では、中学受験をする場合、小3の2月頃から進学塾に通うのが王道コースだ。自宅学習のみで受験する家庭は、希少動物なみに、かなり少ないと思う。
そのため、塾なし中学受験の情報は少ない。
わがやはまだ中学受験が終了していないが、自分自身の記録のためと、今後、同じように自宅学習で中学受験を考える人に向けて、情報提供をできれば、という想いで記事にまとめようと思う。
自宅学習と決めた理由
今から1年ちょっと前、長男が小3の2月頃、
・中学受験をするか?
・中学受験をする場合、塾に通うか?
・中学受験をする場合、塾以外なら、どのような方法で勉強するか?
について、家族で話し合った。
その時に、長男には次のことを伝えた。
・私立中学校は、わがやが出せる教育費と通学可能な範囲の中で、自由に選ぶことができる
・私立中学校に入学するには、試験に合格する必要がある
・私立中学校の試験に合格するためには、塾通いが王道である
・塾に通わない場合、通信・テキストで自習の2つの選択肢がある
・塾に通わない場合、「もし塾に通っていれば・・・」と後悔するかもしれない
そのうえで話し合い、塾のテキスト購入し、自宅学習をすること決めた。
決めた理由は、こまかいものをあげればたくさんあるが、大きくは3つだ。
1つめは、3人きょうだいなので、小学生のうちは、きょうだい同士で遊ぶ時間を大事にしたかったこと。塾に通うと、わがやの立地では、電車を利用することになる。そうなると、下校後、すぐに自宅を出発し、帰宅するのは21時前。そんな生活では、きょうだい同士で遊ぶ時間はとてもない。
2つめは、小学生のうちは、家族で(夫は仕事で不在)夜ごはんの食卓を囲みたかったこと。前述したように、通塾し、帰宅が21時になると、とても夜ごはんを一緒に食べることはできなくなってしまう。夜ごはんを食べながら、その日にあったことをみんなでしゃべる。そういう時間を大事にしたかった。
3つめは、長男の自由な時間を確保したかったから。読書をする時間、遊ぶ時間、ぼーっとする時間、なにもしない時間。そういう、自由な時間を大事にしたかった。
「中学受験=塾ありき」という構図への疑問
その他、そもそも、「中学受験=塾ありき」という構図にも、「本当にそうなのか?」という疑問があった。
同じ中学受験が目的の子供達が集まった塾とはいえ、結局は集団授業。当然ながら、各個人に合わせた内容、説明、進度にはなっていない。通塾しながらも、結局は、多少なりとも自宅で、取捨選択したりということをしなければならないのであれば、はじめから自宅で子供に合わせて進めていけばいいのではないか?
塾に通ったところで、「この塾は本当にうちの子にあっているのか?」「たくさん課題のうち、どれを優先にしなければいけないのか?」「塾の人間関係は大丈夫か?」など、悩み事がつきないのであれば、はじめから、その労力を自宅学習に使ったほうがいいのではないか?
通塾すると、塾でのクラスや、テストの順位など、目先の立ち位置に囚われて、本来の「小6の2月、希望の中学校のテストに合格する」という目的を見失ってしまいそう。
こういう疑問がどんどん湧いていた。
さいわいにも、わがやには、長男の他に、(当時)小2長女と年少次男がいて、私は2人の自宅学習も自分で見るために、仕事をセーブしていて、時間はある。
こういう私の通塾に対する疑問と、長男との話し合いの結果、小3の2月、通塾せずに、中学受験の勉強を自宅で進めることを決めたのだ。