未来への名言214「人は死から目を背けているうちは、自己の存在に気を遣えない。死というものを自覚できるかどうかが、自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる。」(マルティン・ハイデッガー)
私は毎朝、鏡に向かって『もし今日が自分の最後の日だとすれば、今日しようと思っていることが、本当にしたいことだろうか?』と自問するようにしている。
これはスティーブ・ジョブズの言葉ですが、元々はユダヤ人の教えの中で長く語り継がれる考え方に由来しているものだと思います。
マハトマ・ガンジーもこんな言葉を残しています。
Live as if you were to die tomorrow; learn as if you were to live forever.
永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。
多くの偉人が死ぬこと(時間の終わり)を意識して生きることの大切さを感じて行き、ことを成し遂げたのだなと感じます。
ハイデッガーは「先駆的決意性」という言葉で、
「ひとは死に直面するとき、本来の自己に立ち帰ることがある。 迫り来る死の避けがたさを真正面から受け止め、その自覚から翻っておのれにふさわしい状況内行為を摑みとろうとする。」
日本は平和ですし長寿化で死ぬことと同じくらい生きることがリスクになっていますが、「明日がなかったら今日をどう生きるか」という逆説的な考えの積み重ねが人生100年時代を生き抜くヒントになるかもしれません。
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