皆が読んでる部分だけ読む 禁じ手超速読法
話題になっているからとりあえず目だけ通しておきたい、あらすじよりは一歩進んで、話題をふられたときに話が通じるくらいには内容を把握しておきたい。だけど時間がない、ときの究極超速読法
1 AMAZONのKindle ハイライト機能
Kindle を読んでいると時々文章の中に「●人がハイライト」という表示がついた部分を目にすることがある。この表示が出てくる文章は、他の読者が本を読んだときにハイライト(マーカー)機能を使って線を引いた部分を示している(偏り具合からしてハイライトに引きずられてのハイライトも多そうだけれど)
2 他の読者の印象に残った部分を先に読む
Kindle右上にある選択メニューから「ポピュラーハイライト」という機能を選ぶとその書籍の中で多くの人がハイライトを引いた文章が1枚でリスト表示される。
本を開いた後、先にざっとポピュラーハイライトに目を通せば、その本を読み終えた読者が、特に印象に残ったことや記憶にとどめたいと思った箇所を把握できる。
◇目次に目を通すよりも優れている部分
ハイライトされた部分は著者の伝えるコンテンツそのもの。新しい概念や用語の解説にはハイライトがされていることが多く、情報を把握しやすい。 読者が読みすすめていて特にインパクトを感じる表現など、その本の話題が話に出たときに他の人が話題にする部分はハイライト箇所にかぶることが多い。
◇要約を読むよりも便利な部分
リストの中で特に気になる文章があれば、クリックすれば実際にそのページにジャンプしてその前後を詳しく読むことができる(リストからリンク先にジャンプして深読みに陥ることもある)。
3 これは読書ではない
これは新聞のような情報媒体から情報を早く取得するための速読法であって読書ではない。読書時間から得られる思考や心理的効果よりも、文字媒体から得られる情報(ノウハウや知識など)を重視するときに便利な方法である。自分の好きな分野や小説はKindle のハイライト機能をオフにして自分の目で読んだ方がよい。
ポピュラーハイライト読書だと大抵の本のハイライトは数分で把握できる
本を読んだときにかける時間
▽1冊120分
⇒ポピュラーハイライト読書で5分で把握できると 1冊あたり ‐115分
▽10冊だと ‐1150分
1枚のリストの情報収集のためにかける数十時間の時間を、自分で選んだ本を自分の心で感じたり考えたりする読書にもっと使いたい。