千年の伝統をもつ鞄産地の歴史とは? 「豊岡鞄の歴史」公開しました!
「タイム&エフォート」公式サイトでは、国内の靴産業150周年を記念した2020年の「革靴特集」に続きまして、「革鞄特集」を展開しています。
「日本の鞄・バッグ プレイバック」、「業界の有識者&博物館担当者に聞く 日本の鞄・バッグの 現在過去未来」のふたつのテーマを更新。
テーマ1「日本の鞄・バッグ プレイバック」第二弾として「豊岡鞄の歴史」を公開しました。
712年の「古事記」に、新羅王子とされる天日槍命(アメノヒボコ)によって、柳細工の技術が伝えられたと書かれています。
神話の時代まで遡るのですが、豊岡の鞄のルーツは、その柳細工でつくられたカゴなのだそう。
奈良時代、豊岡でつくられた「柳筥」は、正倉院に上納されているそうです。1473年の「応仁記」には、柳行李が商品として盛んに売買されていた記述があり、おそらくこの時期から、地場産業として家内手工業的な杞柳産業が発展したことが予想されます。
江戸時代には豊岡藩の独占取扱品として、柳行李の生産が盛んに。1668年、京極伊勢守高盛が丹後国から豊岡に移封され、柳の栽培並びに製造販売に力を注ぎ、土地の産業として奨励したのが、鞄づくりのはじまりです。
そんな、千年の伝統をもつ産地、鞄の街 豊岡。
伝統技術と流通経路を基盤に、さまざまな取り組みに挑戦。ものづくりに磨きをかける、国内最大の鞄産地の歩みとは?
ぜひ、ご覧ください。