牡蠣の土手餅。たまらない相性。
「牡蠣の土手鍋」
広島の郷土料理だそうで、土手に味噌を塗りつけて、それぞれの好みで溶かして食べる。
ひと口でジューシーな旨みが溢れる牡蠣と、濃い味の味噌を一緒にほおばるなんて、なんて幸せな料理なんだろう。
米を炊き忘れた朝、冷蔵庫には買ってあった牡蠣と、いつもながら鍋野菜たちがいた。
米はないけど餅がある。
この餅に牡蠣の土手鍋を絡めたら..!
とんでもなく至福料理ができてしまう!
そして、納まりの良い、ワンプレートごはんならぬワン鍋ごはん。
味噌は、渋みのある八丁味噌。そこに、みりんと赤酒の甘み。その汁で野菜を甘く煮込む。
味が濃いだろうから、くたくたの白菜だけでなく、瑞々しい白菜も入れる。タイミングを分けて。
牡蠣は煮込まずさっと茹でてぷりぷりに。牡蠣を料理する時はいつもそうしている。そのゆで汁は牡蠣出汁となる。
皆で鍋を囲んでも、それぞれの好みに合わせて味を変えられるなんて、なんとも和食らしいなと思う。食卓の醤油や塩のように。
レシピ
▷牡蠣は塩振り10分おき
塩水でやさしく撫で洗い
白菜人参葱きのこ
昆布と牡蠣出汁で煮込んで
牡蠣は3分程で上げて
仕上げに味噌を半量入れる
餅をスキレットの上で焼く
味噌みりん赤酒混ぜて
土手に塗りつけ具材も入れて
オーブン数分焦がし味噌
浅い鍋がよくて、土鍋がないのでスキレット。直火でないのでオーブンで対応。
牡蠣と八丁味噌の組み合わせが好き。
くたくたに味噌に浸った白菜も魅力。
全部くたくた野菜だとくどいので、
人参やきのこなどしみすぎない野菜も一緒に。