ライバルがいない
ある日突然ライバルがいなくなった。
それも、劇的な別れとかそんなたいそうなもんでもなく、なんか張り合うのは違うと思って自然とライバル視することも無くなっただけ。
もともとは、小中の頃と高校1年の途中まではずっといろんな人を勝手にライバル視してて、勉強でも部活でも、挙げ句の果てには生き方までも。勉強をちゃんと始めようと思ったのも、ライバル視してのもので。
中学の時には自分よりも上の存在の人に勝とうと勉強してた。今思えばそこまで勉強をしきれてなかったし、そんなのでよくあそこまで悔しがれたなとも感じる。その人には全くテストの合計点数では叶わなかった。ちゃんと勉強した時には1回は勝ったし、ライバル視しなくなってどうでもよくなった後には勝つようにもなって、そこまで大差もなくなっていた。
だから、人と比較して自分が下だったらどんどんIQが下がっていくっていう大学の研究もあるし、今は別にライバルを作って競おうなんてしないでもいいと思ってる。競わなくなってからの方が勉強時間も質も上がっていったし。
でも、きっかけとしてはライバルを作ったり、自分より少し上のレベルの人を目標にした方が青春ぽいし、いいんだと思う。実際あの人がいなければ、今の自分はここまで勉強してなかっただろうなって、そんな人が何人もいるし。
実際、今は少し競えなくて寂しい気もするしね。競うことで人間関係を作ってきたこともあるし。
ただ、今の世界の経済市場の動きとか自分の真の成長という面で見たら、ある程度のきっかけを掴んだ後には、ライバルや少し上程度の目標なんていらない。目標を目標としている間には、圧倒的に上回ることはできないし。何より、オンリーワンで競合がいない方が1発当たった時がデカい。
今の自分にはライバルがいない。勉強面でもいない、音楽でもいない。決して自分の上がいないなんておこがましいことではなく、そこにエネルギーを割く時間がないというか。ギターとかはもっと練習した方が絶対にいいし、noteにはもっと文章を書かなきゃいけないだろうけど。自分みたいな人と会うこともない。
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