コロナの今にオススメ!ごま油うがい
今、「口腔ケアが大事!」といろんなところで聞こえてきます。
日本の口腔ケアは、虫歯治療がメインで、それ以外の口腔ケアはあまり盛んじゃないと言われていますが、最近は専門店ができたり、審美中心の歯医者も増えています。
見た目の問題だけではなく、口臭だったり、高齢になってもなるべく自分の歯を残して、食べ物を楽しんだりもしたいですよね。
そして、虫歯や歯周病は、多くの疾患と関連しているということが判りつつもあります。こんな記事も見つけました。
歯周病菌によって作られるサイトカインという物質は、血液中のブドウ糖の取り込みを妨げるインスリン抵抗性があり、いわゆるインスリンの作用を弱める働きをします。
そうすると・・・
糖尿病を引き起こしやすくなる→免疫力や治癒力の低下→脳卒中や心筋梗塞など、血液循環や血管が原因となる病(って、ほとんどこれですよね)に繋がったりします。
ん〜、びっくりですよね。こう繋がると。
インド伝統医学「アーユルヴェーダ」の健康法の一つ、ガンドゥーシャ。
アーユルヴェーダとは、生命の科学という意味を持つ、インド・スリランカに根付く伝統医療。
医療として成立しているものですが、その中には、以前にも書いたような、心と体を健康に保つ日々のケアがたくさんあります。
ガンドゥーシャはその中の一つ、オイルうがい。オイルプリング。
菌をオイルで引き出すのです。うがいといっても、喉をガラガラするのではなく、口にオイルを入れぶくぶく、するだけです。
アーユルヴェーダでは、白ごま油をよく使います。
ごま油の効能自体は、老化の防止や病気の予防、美肌効果などが知られています。ゴマに含まれているセサミノールには高い抗酸化作用があり、活性酸素除去の効果があるからのようです。
これを皮膚から吸収することで、肝機能が向上し、細胞の新陳代謝を促進し、潤いを与え、滋養効果が得られます。温かいオイルなので、体温を調節したり、細胞に栄養を届ける働きをします。
アーユルヴェーダが発祥したころは、成分分析などされていない時代。
その頃から、そのような効果がわかっていたということだそう。
白ごま油は、ヴァータ(風)を鎮静させる効果がとても高く、食べるものではなく、塗るものという立ち位置。それを色々使うわけです。
(たしかにインドで料理にごま油を使う、って聞いたことないですね!)
さて、方法は・・・
キュアリングをした白ごま油を、大さじ1ぐらい口に含む。
ぶくぶくをする。
10-20分ぐらいしたら吐き出す。
キュアリングとは:一度加熱処理をすること。酸化を抑制し、分子構造を細かくして浸透をよくします。詳しくは調べてね!
これだけ(笑)
最初は油を口の中にいれるのか〜(汗)という感じですが、ぶくぶくをしていると唾液と混ざり、唾液が口いっぱいに溜まってる状態になります。
注意点がいくつか。
油なので排水溝には流さず、ゴミ箱へ捨てること。
決して、ガラガラはしないこと。ひたすらブクブクのみ。
吐き出したら、塩水でうがいをして終了。
このぐらいを気をつけてやれば大丈夫。
まず、5分とブクブクしていられないので、やってみてください(笑)
終わった後は、舌も綺麗になり、口腔内がさっぱりします。
そして今、マスクをしてるからか、顔の筋肉が落ちてますよね。
マスクしてるって、顔半分隠れる分、楽チンなところもあって、顔の筋肉がだらけまくってるってことです。
自分でも鏡を見てて、そう思いました(汗)。
このうがいは、ほうれい線予防、顔の体操にもなり、一石二鳥。
そして、ごま油は滋養する力があり、体内の乾燥もゆるめてくれるので、コロナ対策にも一役買ってくれると思います。
今、気管や口腔内、乾燥するのは一番良くないですもんね。
アーユルヴェーダのケア全般にいえることですが、体内毒素をオイルで引き出す、という方法が多くあります。菌や毒素は、皮脂膜で包まれており、油なので、水では溶かせないためオイルを使うのです。
これもその効果があります。
これを5000年前からやっているってなんか本当に、智慧って人間の脳にあるわけじゃないな、って思うわけです。
そして、くれぐれもごま油は白ですよ、白!黒いの使っちゃったら、もう、1日ごま油臭で大変です(笑)
キュアリングすれば数ヶ月は大丈夫ですし、しなくても、キッチンにおいて、お料理に使いつつ、ケアにも使ってもいいと思います。重く温かいオイルなので、なんだか気持ちが落ち着かないときに、関節に塗ったりもよいですよ。
白ごま油は、最近はスーパーでも売っています。
化学物質を使わずに圧搾している良質なものをお選びくださいね。私は九鬼の太白ごま油をよく買います。
http://www.kuki-info.co.jp/cgi-bin/products/
もちろん、ケア専用のものもありますので、色々調べてみてくださいね。
心にも体にも潤いを忘れずに!
体の機能低下を促進しないよう、体内の乾燥にも気をつけましょう!
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