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断定的な情報の発信と可能性を奪うこと
ハローワークを使わないほうが良い、みたいなサイトも見るけど、その根拠は何よ、ホントに断定できるのか、と思ってしまう。
先にも触れたけど、障害者求人をハローワークで探すことについて、noteを書き始めた。ワタシは自分なりに工夫して採用の確度を上げてきたよ、という記録。基本的にポジティブな内容にしているつもり。チャンスや可能性は奪いたくない。
障害者求人が少ない地方で、応募して、採用に至るまでホントに苦労したから。なので仕事に就くための手段は、多ければ多いほど良いと思う。
手段を増やす方法のひとつ。都市部でも地方でも複数のハローワークを同時に利用してきた。例えば東京なら新宿、飯田橋、渋谷のハローワークに登録した。理由は3つ。複数の専門援助窓口担当と出会える。自分が利用するターミナル駅に近いハロワの方が使いやすい。ハローワークの情報は共通なんだけど、各ハローワーク主催のミニ面接会は指定のハロワから申し込むよう言われるから。
まあ現時点で思うのは、ハローワークを使って成功体験のない、もしくは少ない人が、ハローワークを使わないほうがいい、と断定してしまうのはどうなんだろう、と思うんだよね。
他人の失敗体験から学ぶことも大きい。だって机上の空論じゃなくって、実際に体験したんだものね。感想や気づきや指摘は受け止めたい。なかなか決まらなかったんだな。せっかく内定して、仕事を始めたのに、自分の期待とは違ったんだろうな。自分も経験はある。その当時の自分にとっては、ブラックに限りなく近いグレーな勤務先もあった。だからつらいだろうな、と共感できる。
ただね。自分がうまくいかなかったからといって、この手段は他の障害者もうまくいかない、というのはどうなんだろうね。なんか残念な気分。同じ疾病でも症状も様々だし。バックグラウンドは違うし。
ありがたいことにワタシは障害者求人にハローワーク経由で応募して、5か所で採用され、勤務してきている。だから使い方しだい、って言うなぁ。その数倍は落とされていてもね。
ワタシは採否なんて応募先との相性とタイミングだと割り切っている。次は別の手を試してみよう。ひとりで、じゃなく専門援助窓口の担当や支援者とともに、振り返りをする。フィードバックを受ける。
合理的配慮の伝え方を変えてみる。企業研究のポイントを変えてみる。応募先の「求める人物像」に合うようなエピソードを掘り起こす。応募書類のフォントサイズを変えてみるetc.…。そのうえで、またチャレンジ。
なので、不採用の理由やせっかく採用となった勤務先が自分に合わなかったことをハローワークと結びつけるのは安直というか。論理の飛躍というか。
経験談だから、信用する人もいると思う。ワタシだって、ネガティブな状態の時は、自分にとって都合の良い情報ばかり目につく。ああ、やっぱりうまくいかないのは自分のせいじゃないんだ。ハローワークがいけないんだ、と。外的帰属。
自分なら、ハローワークをこういうやり方で利用してみたけど採用まで至らなかった。せっかく入った勤務先は自分には合っていなかった。と書くのにとどめるけどね。うまくいく人もいる。辞めた勤務先には今も仕事を続けている人もいる。
ハローワーク利用をお勧めしないサイトに多い共通点。ハローワークをディスった後に、なぜか障害者向けの人材紹介会社がおススメされ、直リンクまである。ただ紹介される会社にはバラつきがある。最大手なリクルート系の某社の情報はないなぁ。不思議だなぁ。
(まとめ)障害者求人をめぐる情報について、ネガティブな情報も大切。ポジティブな情報も大切。手段は多ければ多いほど良いのでは?