【家族で海外旅行】親子で安心!子どものアレルギー対策ガイド
こんにちは。ユウコです。
私が産まれたころは「アレルギー」はほとんど見かけませんでしたが、現在では国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っているそうです。
(厚生労働省の資料より)
私の子ども2人も、小学生ぐらいまではアレルギーっ子のひとりでした。
小麦アレルギーだった娘と乳製品アレルギーだった息子
何を隠そう(隠してないけど)、我が子は二人とも生まれて間もなくアナフィラキシーを体験しています。
1人目は食パン、二人目は粉ミルク。
アナフィラキシーの中では比較的軽い症状でしたので、幸い大事には至りませんでした。
しかしその後は数年間小麦、乳製品完全除去の生活を送っていたのです。
周囲の人や保育園、学校などにはアレルギー持ちであることを話していました。基本的には遊びに行くときには持参していたことが多かったです。
何度かの検査入院などを経て、成長とともに症状は改善していきました。
上の子は小学校入学前に、下の子は小学校を卒業するころに、問題なくなんでも食べられるように。
かかりつけ医師の話では、子どもの頃のアレルギーは成長とともに改善することが一般的なんだそうです。
アレルギー持ちの子どもと行く海外旅行 - 6つの対策
旅行大好きな私たち夫婦は、この状況でどうしたら海外でトラブルなく楽しめるかを考え、実践しました。
試行錯誤ではありましたが、小麦とミルクにアレルギーがあることもたちのために、私たちが当時行っていた対策を6つ、リストアップします。
日本語でコミュニケーションが取れるホテル、それが難しい場合は自炊ができるホテルを選ぶ
アナフィラキシーのリスクがあったころはマストな対策でした。
アレルギー対応のお願いや、万が一の時に助けを求めることを考えたら、母国語でコミュニケーションが取れる方が確実だと考えたからです。
子どもの命を守るためにも、私の精神衛生上にも絶対条件。
少しコストをかけてでも、日系のホテルを選ぶか、日本人か日本語を話すスタッフがいるホテルであることを必ず確認して宿泊先を決めます。
日本語対応のホテルが見つからないときは自炊ができるホテルを選びます。
子どもの分の食事だけでも自分で用意すれば安心。
旅行期間中の拠点となる場所ですから、ホテル選びは重要です。
アレルギー持ちであることをホテルやレストラン、ツアー催行者側に伝え、可能な範囲で対応を相談する
予約時、またはチェックインの際に子どもにアレルギーがあることを伝えます。英語が苦手でも翻訳アプリや紙に書いて用意しておけば大丈夫。
例えば、”ミートソースパスタのチーズを抜いてください”、”味付けは塩コショウだけにしてください”、など具体的なお願いが良いです。
漠然としたお願いはホテル側も対処方法に迷うので、OK/NGを判断しやすい具体的な内容で意思表示するようにしました。
すべてに対応はできないものの、事前に伝えてあればスタッフ間で情報共有され、食事中も何かと気にしてもらえることが多かったです。
食材がわかる単純なメニューを選んで食べる
言葉の壁があるので、ホテルでもレストランでも、料理に使われている食品を細かく確認するのはほぼ無理。
はじめから、見るからに何を使っているのかわかるメニューを選んで食べるようにしていました。シーフードなんかはわかりやすいのでお勧め。
シーフード以外でも基本は同じで、蒸したもの、焼いて塩コショウで味付けしたものであれば小麦もミルクも使っていないことが一目瞭然なので安心です。
日本食屋さんもよく利用しました。
そば、おにぎり、刺身、から揚げ、etc..
日本食なら材料が想像できるものが多いので選択肢が広がりますし、子どもも食べ慣れたものが食べられて一石二鳥!
アレルギー対応粉ミルクや離乳食の持参、あるいは可能な限り自炊
離乳食期は大人が食べるものをすりつぶしたり、大人の食事の中から食べられるものを分け与えたりしますよね?(15年ぐらい前はそうでした、変わっていたらごめんなさい)
アレルギーがあるとこれも心配でしたので、旅行には大量のレトルト離乳食をスーツケースに詰めて持って行ったものです。
旅行中に全部食べ切るのでそのスペースにお土産を詰めて帰ります。
自炊できるホテルに泊まったら、ホテル近くのスーパーで食材を調達して自分たちで調理する。昼間外出するなら作ったものを持って行ってもよし。
子どもが小さいうちは一日中外に出ずっぱりのスタイルの旅行は親のほうが結構きついです。私たちだけかもしれないけど。
例えば半日お出かけしたらホテルに戻って食事、休憩。これでも十分楽しめましたよ。
エピペン、飲み薬はいつもと同じように肌身離さず持参する
アナフィラキシーのリスクがあったころ、息子はエピペンを携帯していました。
万全な対策をしていてもうっかりアレルギーの対象食品を摂取してしまうことがあるかもしれません。
症状が改善してエピペンが不要になってからも、アレルギー症状が出たとき用の頓服薬(医師から処方されたもの)は必ずすぐに取り出せるところに携帯していました。
幸い、旅行中にアナフィラキシーを発症したことはありませんでしたが、蕁麻疹などのアレルギー症状は何度か経験したので頓服薬が活躍してくれました。
もしものための備えも重要です。
旅先で日本語で受診可能な病院を探しておく。海外旅行保険もマスト!
エピペンがあっても、アナフィラキシーが出たら病院へは必ず行かなければ危険です。
事前の備えとして安心して頼れる受診先のチェックは必ずしておきます。言葉に不安があるなら日本語で会話できる病院を探しておいた方がいいです。
後は病院を受診した時のための海外旅行保険。想定外の出費を避けるためにも絶対入っておいた方がいいです。
しっかり準備すれば必要以上に怖がらなくて大丈夫。家族旅行の思い出はプライスレス!
そう思われるかもしれません。
確かにそうかもしれません。
でも、子ともたちが行きたい、と言ううちは行きたいです。
先日公開したこちらの記事にも書いた通り、家族での海外旅行が子どもに与える影響はとても大きく、とても貴重。
アレルギーを理由に諦めるなんてもったいない。
旅行の後も、家族共通の話題として記憶に残りますし、トラブルも含め家族で一緒に経験したことそのものに価値があると思うのです。
今回上げた対策はわが家の一例です。
賛否あるかもしれませんが、しっかり対策すれば実現できるし、必要以上に怖れなくていいんです。
それをみなさんにも知ってほしかったのでこの記事を書きました。
どこかの誰かの背中をそっと、押せますように。
#66日ライラン 38日目
※当記事で紹介する対策はあくまで私の経験によるものです。どなたでも同じ方法で確実にトラブルを避けることを保障するものではないことをご了承ください。