LINEバックナンバー(2019年4月配信)
【4月1日】
おはようございます。
今日は「意識高い系」について。
おそらくぼくは意識高い系なのでしょう。
学生には努力する姿を見せるのはダサいと、頑張っている姿や高い目標を否定する方もいます。
意識が高いだけで行動が伴っていないとディスります。確かに意識は高く、行動力も人一倍あるというのがベストでしょう。
行動力も高くあるのは大変なことです。
あいつが医学部?絶対無理やろーと思われている状況から、合格できるところまで行くには、多くの時間を受験勉強に費やす必要があります。
勉強をしなければいけないことは頭ではわかっているが、ついついスマホポチーとしてしまう。
自分で自分を律し続けなければなりません。人間は合理性で動くのではなく、感情で動く生き物です。
行動力を高くあるためにも、せめて意識だけでも高くある方がいいと考え、毎日仕事に勤しんでいます。
行動力を身につける方法はありません。やるだけです。
意識が高い人間を叩く世の中は悲しくありませんか?やる気のある人間を否定することになります。
チャレンジをディスる空気を変えなければ、ずっとこのままで日本に成長はないでしょう。
【4月2日】
おはようございます。
今日は「令和」について。
新元号が発表されました。奇しくもぼくの予想していた「熱狂」とは程遠いライムになりました。
令和ですか。予想以上に高評価を受けている印象ですね。
SHOWROOMの前田祐二さんは「平成と令和を合わせても平和、昭和と平成を合わせても平和になる。昭和、平成、令和を合わせると平和になるのか!」と推測していました。この視点は面白いですね。結果的に平成は「平らに成る」時代でした。
令和はどうなるでしょうか。きっと明るい未来が待っているのでしょう。
元号は気持ちを切り替えるためには有効な手段です。平成の漂う停滞の空気感を一新しましょう。
新元号になってもやることは同じです。昨日より今日、今日より明日。全力で楽しみましょう。
流れてくる桃は止まってはくれません。その桃に自分で飛びつくかどうかです。
今日と同じ明日を求めるのではなく、1日1日、自分の目標に近づけるように進みましょう。
気持ちを切り替えて、心機一転、2019年度の開幕です。
【4月3日】
おはようございます。
今日は「集中力」について。
集中力は「深さ」「長さ」「早さ」の3つの要素のかけ算で構成されています。
深さ:集中力の強度。
長さ:集中力の継続時間。
早さ:集中に入るまでの瞬発力。
短距離走のアスリートは「早さ」が長けていますし、作品を作るクリエイターは「深さ」に長けているでしょう。
これは良し悪しではなく、仕事に対して求められている集中力の質が変わるということです。
単純労働といった集中を求められない仕事や、機械の方が集中させやすい仕事はAIに任せることになるでしょう。
代わりにAIが行えない仕事は残ります。リスクを取る、決定をすることはAIにはできない仕事です。
例えば、アマゾンでポチる仕事。(この場合、仕事というよりか行動という意味ですね)
AIはあなたにオススメ!を膨大な商品から紹介することはできますが、それを買うことの決定は人間にしかできません。
努力とはどれだけ集中した時間を作ることができるか、集中×時間で決まります。
受験勉強でも同じです。集中できている時間をどれだけ多く作り、頭に解法を叩き込めるかです。
自分の集中力はどのスタイルか見つめてみるという自己分析も面白いのではないでしょうか。
【4月4日】
おはようございます。
今日は「ペーパーレスの時代は終わった」について。
ペーパーレスの時代は終わった。逆に今アツいのはペーパーと生徒たちと話しています。
Apple Pencilの登場でペーパーレスは加速しています。これからもっとペーパーレスは進むでしょう。
ペーパーレスになって一番ありがたいのが本を持ち運ぶ必要がなくなったことです。
電子書籍のメリットとして、スクショで残せることがあります。しかしそれでは覚えません。
見直さないので、自分のものにならず、時間と共に消えていくというデメリットでもあります。
ぼく自身、電子書籍のヘビーユーザーだったのですが、電子書籍を安いときに買って、そのまま読まないケースが多くありました。
自分のデータ上の本棚に並ぶだけで満足してしまいます。
電子書籍は本に比べて、軽い分、体験性が低いとも解釈できます。
電子書籍を辞めて、本を買うようになり、読みながらメモをする。
それでも覚えないので、このLINEや授業でアウトプットし、自分のものにしようとしています。
ぼくはこれだけの熱量をかけないと定着しません。一度読むだけで覚えられ、使いこなせるような人はすごいです。
【4月5日】
おはようございます。
今日は「ツイッターのいいねに意味はない」について。
ツイッターのいいね。自分の好きな時に見返すことができるという機能ですが、リツイートはしたくない、でもいいね!という好印象は相手に伝えたいというニーズを叶えているボタンです。リツイート>いいねという関係でしょうか。
社会学者の宮台真司さんは「イイネ!ボタンは人をクズにする」とすら言いました。
いいねの数が見える化してしまったため、自分で思考・判断する機会を失う。その結果、思考することをしなくなり、「いいねが多いものはいいのだろう」という多数決原理をさらに強めることになります。日本人は本当に数字に弱いです。(その割に難しい積分ができたりするんですが)
いいねしたツイートを見直しますか?毎日膨大な情報を浴びている今、過去のツイートを見直す時間はそうありません。
スマホのメモと同じです。スマホでのメモも見直さないと言われています。
メモは今自分が覚えられないので外部のHDDに保存する役割がありますが、見直さなければ自分のものになりません。
【4月6日】
おはようございます
今日は「文理の選択」について。
今は文高理低(文系が理系より人気)と言われていますが、現実には理系しか選択肢はありません。
文系の学部で学ぶ内容は今はインターネットでほぼ全て学べてしまうからです。
今後、どのような社会になっても理系科目は全ての経済活動においては必要になります。
理系のポジションが余っている職業の一つに国会議員が挙げられます。
国会議員と聞くと「それは文系の法学部で政治について学んだ者が就く仕事だろー」と思う方もおられるのではないでしょうか。
今は政治よりもテクノロジーの進化が早いです。少し前に流行った仮想通貨も法整備に非常に時間がかかりました。
議員の中にブロックチェーンというテクノロジーについて理解できる者が少なすぎたからです。
テクノロジーが生まれ、それが広まって、遅れて法整備するという流れになってしまっています。
2050年代には日本の総人口は1億人を切り、65歳以上の人口は日本全人口の3割を超えると算出されています。
政治では当選するための表集目としての、人口の多い層である高齢者にとって耳障りのいい政策ばかりになります。
全年代に共通する中立な意見を出すのはAIの方が得意になるでしょう。政治×AIはこれからの社会を作っていく上で必要になります。
政治と聞いたら文系の進路だという捉え方はもう古いです。これからは自分の考えていない場所にでも理系の人間が入っていくことになります。
もう文系理系と線引きする時代ではありません。
文系に必要なのは、理系的な視点であり、理系に必要なのは研究体力と答えの出ない文系のような課題解決力です。
文系理系関係ない。やれ。
【4月7日】
おはようございます。
今日は「カリフォルニア帝国」について。
皆さんはカリフォルニア帝国をご存知ですか?
調べ物:Google
動画:YouTube
音楽、パソコン:Apple
写真:Instagram
つぶやく:ツイッター
ドラマ・映画:Netflix
人間関: Facebook
電話:Skype
仕事:Linkedin
移動:Uber
僕たちの生活に不可欠なものはほぼ全てカリフォルニアで生まれています。
皆さんの持っているiPhone。AppleのApp Storeはアプリの売り上げ(アプリ自体の価格やアプリ内課金などを含めた売上)の30%を、2年目以降は15%を手数料として、開発者から徴収しています。例えばNetflixでしたら15%でも約280億円がApple税として世界中から集められています。
つまりぼくたちは自分の気づかないうちに、お金をカリフォルニア帝国に送ってるということです。
今、世界中のお金と知識はカリフォルニアに集まっています。
カリフォルニア州は、フランスを抜いて世界6位の経済規模となりました。アメリカにある1州が1国(しかも先進国)を抜き去りました。
この先、カリフォルニア帝国対国民国家はどうなるのでしょうか。これが第三次世界大戦なのかもしれませんね。
【4月8日】
おはようございます。
今日は「新学期」について。
今日から新学期の学校も多いのではないでしょうか?ぼくも今日から高卒生のコースが開講になります。
新1年生はどの環境でも緊張感とワクワク感でいっぱいだと思います。その感情は今日だけのものですので、噛み締めておきましょう。
新学期は新しいやる気を出すいい機会です。(新しいことを行おうというやる気ではなく、新しいやる気です)
ぼくはビジネス本が好きなんですが、ビジネス本のオチはだいたい同じで、変化しなければいけない!とか、アップデートし続けろ!とかです。
新入生はこれまでとは違う通学路になりますし、在校生は教室が変わります。
たったこれだけで、自分の世界は変わったものに映ります。
昨日と同じ昨日ではなく、今日と異なる明日を求めましょう。これはマインドの話です。
意識を変えるだけで、世界も全然違った様子に見えます。
Education Salon OSAKAもこれまで以上のやる気を出していきます。
4月に入ってから問い合わせなどが増えてきております。ありがたいです!
学習の相談や進路相談など、何かありましたら気軽にLINEして下さいねー^ ^
【4月9日】
おはようございます。
今日は「働き方改革」について。
最近よく言われるようになった働き方改革。今回は働き方改革のざっくりしたまとめです。
現在、日本の人口は減少しており、2050年には総人口が9000万人、2105年には4500万人まで減少すると言われています。人口減少は労働力減少になります。そこで人口減少に歯止めをかけ、労働力を維持させるための改革が働き方改革です。
具体的には以下の3点が働き方改革実現のために必要だと考えられています。
①長時間労働の解消
②非正規と正規雇用の格差是正
③柔軟な働き方の実現
少し前に言われるようになった副業解禁というのは③に当たります。
この3点が実現したら、50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会、一億総活躍社会になると考えられています。
つまり一億総活躍社会実現に向けた挑戦が働き方改革ということです。
オリンピック、大阪万博と国を上げてのベントの成功は古典的な働き方をアップデートして、平成の終わり令和の始まりを国際社会に見せれるかにかかっています。
未来は明るいです。
【4月10日】
おはようございます。
今日は「働き方改革(考察)」について。
昨日に引き続き今日も働き方改革についてです。昨日が概論でしたら今日は、考察に当たります。
働き方改革は、雇用をこれまでメンバーシップ型からジョブ型へ移行させる改革です。
メンバーシップ型では、新卒一括採用で多くの人間を雇用し、「石の上にも三年」というパワーワードで縛り付け、3年間耐えることができれば仲間だと認められる。そうしてやっと一人前だと見なされる古典的な働き方です。
ジョブ型は自分自身の専門スキルに合わせてプロジェクト単位で仕事を行う、欧米に見られる働き方です。
クリエイターとして入社したにも関わらず何故か配属されたのは営業だったという話は日本の企業ではよく耳にする話です。こういったことが生じないように、自分の得意なことや、やりたいことをやって、プラベートだけでなく、仕事も充実させようという提案が働き方改革ではないでしょうか。
今は働くことに対してネガティブな空気が強いです。しかし、一人の人生において仕事の時間が一番多いので、それを苦痛に耐える時間にするのはもったいないです。
みんながみんな、気持ちのいい仕事ができる社会の方がワクワクしませんか?
【4月11日】
おはようございます。
今日は「昭和が作った世界観」について。
現在の日本のインフラは昭和に作られたものがほとんどです。首都高速道路も新幹線も作られたのは昭和です。
平成はインフラよりも空気感、マインドを作りました。
昭和が作った世界観としてわかりやすいのが、ドラえもんの世界観です。
ドラえもんの世界観と聞くとイメージのできない人はほとんどいないのじゃないでしょうか?このこと自体が本当にすごいことです。
ドラえもんの世界で、のび太くんたちはいつも空き地で遊んでいます。ジャイアンにいたっては空き地でリサイタルを行なってすらいます。(リサイタルという言葉なんてもう使わないですよね)
しかし、あんな土管のある空き地なんて日本にはほぼありません。実物を見たことがないのに、日本のどこかにあんな空き地があり、地域の小学生はそこで遊んでいると思ってしまいます。
君の名は。の世界観も同じです。
高校生の彼らの部屋には勉強机があり、どこかの地方らしく電車から降りると家に帰るために送り迎えがある。普段は自転車で駅まで行っているのでしょう。
あれも昭和が作ったインフラの世界観です。
平成30年間では昭和の世界観をアップデートすることができませんでした。日本型近代は行き詰まっています。
令和でそれをしなければなりません。その警笛となるのが2020年の東京オリンピックでもあります。
【4月12日】
おはようございます。
今日は「ワクワク感に従う」について。
進路でも休日の過ごし方でも行き先でも、自分のワクワクする方に進む方が面白いです。
日本では石の上にも三年というパワーワードで、苦痛に耐えることを美徳とする文化があるために、ワクワク感に従うことがよくないことだと考えてしまう人もいます。
人間はこれまで感覚に依存していたものを法(法律や常識、日本的な普通像といったルール)に依存するようにすると、感覚を使わなくなるので劣化が起きます。昔は携帯電話の番号とかを覚えていましたが、今は自分の番号を覚えている程度じゃないでしょうか?
中学校、高校で禁止禁止禁止と自分のワクワクする方に向かうことを禁止され続けた結果、ワクワク感に従う能力が劣化しました。
その結果が「自分のやりたいことがわからない」という状態じゃないでしょうか。
ワクワク感に従う能力を回復させるためにも、自分のやりたいと思うことをまずリスト化して、一つずつ片付けていきましょう。
その自分の気持ちに従って進む方が楽しく、美しくありませんか?
やりたいことをやっている、ワクワクすることをできている方が心は豊かになり、いい顔になります。
【4月13日】
おはようございます。
今日は「ラップトップ」について。
ノートパソコンという言葉は和製英語で、ラップトップという言葉が正確です。
ラップトップのパソコンでしたMacBook推しです。今日はMacBookを賛美する記事です。
Macはウイルスソフトが要りません。App StoreにあるアプリはAppleの厳格な審査を突破したもののみですので、Appleが安全を保障しています。
アップルのシェアは増えましたがそれでもまだ9%です。9%のターゲットのためのウイルス開発をする人間が少ないです。最近はそれでも侵入するウイルスもあるそうですが、やはり少ないです。
また操作もMacは難しいと思われがちですが、ぼくはWindowsの方が難しいと思っています。
Appleの製品は直感的に操作がわかるように作られていますので、買ったその日から自分だけのMacになります。
Windowsは更新プログラムなど、よくわからないファイルが多くあり、それを消していいのか、ダメなのかわかりません。
あくまで素人目線ですので、玄人からすると違うのかもしれませんね。
【4月14日】
おはようございます。
今日は「フェイクニュース」について。
ネットが進んで、自分の見たいものだけを見て、自分の聞きたいことものだけを聞くという、自分にとって都合のいいように暮らすことができるようになった今、フェイクニュースかどうかの判断がより一層必要になったと言われています。
その中で1番のフェイクニュースはリクルートスーツじゃないでしょうか?
就活生はリクルートスーツ!みんな一緒の安心感!
リクルートスーツは自分に何も持っていないことを表す象徴です。
自分に何もないから、みんなと一緒になって、それを隠そうとしているだけです。
企業は一人の採用するのに約100万円かかる(その意味では学歴フィルターがあるのも理解できます)、サラリーマンの生涯賃金は約2億円と言われています。
企業からすると採用は大きな投資です。
リクルートスーツを着ている自分は2億円の重みに耐えられるでしょうか?
リクルートスーツである必要はあるのでしょうか?そのリスクについて自分で考えて、自分で判断できるようにしましょう。
「リクルートスーツなんて全裸より恥ずかしい」はキーワードです。
【4月15日】
おはようございます。
今日は「元太を見習おう」について。
名探偵コナンに登場する、うな重少年元太君。
高価なお宝を見ても「うな重何杯分だ?」と、うな重換算されます。元太君の価値基準はうな重です。
日本人は年収、偏差値といった数字に価値基準を置いている人が多いです。しかし、元太君はそんなことは御構い無しです。彼にはうな重しかありません。
数字を追い求めることは簡単です。数字で評価をすることはAIでもできます。しかし、うな重に特別な価値、自分だけのコダワリを持つことはAIにはできません。
そういった非論理的なことが行えるのは人間だけです。
数字を追い求めることは大切ですが、数字ではない自分なりの好みを追求することは自分の幸福度を高めます。
ぼくたちは元太君ほどうな重に感銘を受けないでしょう。つまり、うな重で得られる幸福度は元太君に完全に劣っているということです。
たかがうな重ですが、元太君は値段以上の価値、数字以上の価値をうな重に見出しています。
自分の世界を広げるためにも、自分が強くコダワリを持てる何かを見出して追い求める。
そういった生き方のほうが数字を追い求めるよりも楽しそうじゃないでしょうか?
【4月16日】
おはようございます。
今日は「東京オリンピック」について。
皆さんは映画「東京オリンピック」をご存知でしょうか?
観客動員数1950万人で、千と千尋の神隠しに追い抜かされるまで36年間、観客動員数で1位を保っていました。
当時の東京オリンピック開催時には、地下を掘り、川を埋め、インフラを整えていきました。景色を一新する大規模な工事が行われ人工都市を作りました。それが東京です。
この都市整備にかかった予算がおよそ1兆円。当時の国家予算の1/3に当たります。今の価値で言うと30兆円ぐらいです。
首都高速道路や東京モノレール、日本武道館もこの時に作られました。工事での死者は303人にもなります。
映画東京オリンピックをご覧になるとよくわかります。あの当時の日本はインド感が半端ないです。
まだまだ成熟していない日本、敗戦から先進国に駆け上がろうとしている途上国の日本が見られます。
発展していく国はみんな何かに興味があります。
国家予算の1/3を使ってインフラを作る。それぐらいの熱量があることは純粋にすごいですし、そういった熱量が今の時代にも欲しいですし、必要です。
【4月17日】
おはようございます。
今日は「自分の人生の主人公は自分」について。
やりたいことが見つからない生徒は毎年多くいます。また、やりたいことがあるにも関わらず、お家の方が言っているから、家業を継がなければならないからという理由で自分のやりたいことを捨てる生徒も多くいます。
「自分のやりたいことをやったほうがいい、自分の人生の主人公は自分だよ」と言っているのですが、これは果たして真でしょうか。
確かに自分の人生の主人公は自分なのですが、それだと個人レベルの目標になってしまい壮大な目標を達成することはなくならないでしょうか?
そういう意味では、自分の人生の主人公は地球なのかもしれません。
という話を授業せ行うと生徒から「ぶっ飛んでる」と爆笑されました。褒め言葉だと思っています。
しかし、イーロンマスクの人生の主人公は自分ではなく、地球じゃないでしょうか?
個人レベルの目標をたくさん持っていても、イーロンマスクのような壮大なビジョンは描けないと思いませんか?
毎日テクノロジーが進歩し、生活がどんどん豊かに便利になっていく中で人間はAI +BI型とAI +VC型に分かれるのでは?と言われています。
【4月18日】
おはようございます。
今日は「AI +BI型とAI +VC型」について。
AIはみんなが大好きな人工知能です。
BIはベーシックインカム。定額給付金制度です。2018年にフィンランドで実験が行われて、シカゴでも実験が行われるように議会に提出がありました。
VCはベンチャーキャピタル。簡単に言うと銀行ではない投資会社です。広い意味での投資家という意味合いですね。
今後、人間はAI +BI型とAI +VC型の2つに分かれると言われています。
AI +BI型は仕事がしたくない、部屋でゲームなど、自分の好きなことをすることが自己実現になるタイプの人間です。
AI +VC型は自分の時間を犠牲にしてでも、社会に対して何かを成そうとする、自分がいることで社会に大きな差分を作ろうとするタイプの人間です。
両者のどちらの方がいいと言うわけではありません。モチベーションの方向が異なるだけです。
レゾンデートルを自分(内)に求めるか、社会や世界(外)に求めるかの違いです。
好きじゃないことという苦痛に耐えるのではなく、みんながみんな自己実現できている方が笑顔の溢れるキラキラした未来になると思いませんか?
【4月19日】
おはようございます。
今日は「perfumeがコーチェラに出る時代」について。
高校生の時にTHE MAD CAPSULE MARKETSがダウンロードフェスティバルにアジアからの初出演と聞いて興奮しました。
日本人がスリップノットやシステムオブアダウンといった、本当に何を考えているかわからないような人と肩を並べることができるのかと、すげぇなと。
それが今やperfumeがコーチェラに出る時代になりました。
音楽業界は最先端を走らなければいけない構造になっています。データとしての音楽はレコード、カセット、CD、MD、配信とテクノロジーの進化に合わせて変化しなければいけませんでした。それが今のCDが売れない時代に変わり、今だとライブで体験を売る方法、CDではなくTシャツで稼ぐ方法、定額制の聴き放題にな理ました。そこから服の定額制やコンタクトレンズの定額制サービスが始まりました。
次の音楽業界の進化はなんでしょうか。CDはファンクラブに入るような、熱量のあるファンぐらいしか買わないファンアイテムになり、CD1枚あたり3000円がもっと値上がりし、完全受注生産とかになるかもしれませんね。
【4月20日】
おはようございます。
今日は「数学が早く解けることの価値」について。
これは最近のぼくの哲学的なテーマなのですが、数学が「早く」解けることになんの価値があるのでしょうか。
受験は早く正確に解けるかの競争ですので、早く解けることに価値がありますが、受験以外では速さは必要なのでしょうか。
現在の数学の問題は、AIの裏側にあるニューラルネットワークに問題を入力したら秒で出てきます。
わざわざ計算機もなしで、圏外の状況下で速さを競わす意味はあるのでしょうか?早く解けることではなく、ある問題を考える際に数学的な戦略を選ぶことができるかということの方が数学という教科として価値があります。
つまり、学んだ数学の知識を現実世界で活用できるかです。
問題に対する計算の過程を全て、参考文章としてあげて、「この事実を現実世界でどのように活用できますか?」という問題の方が数学的思考としては相応しいです。そうすると数学だけの領域に留まらず、理科の世界にも入っていくことになります。
しかし、これは今の答えを求めるだけの数学より高度なことだということもわかります。
「そんなこたぁ大学に入ってから考えればいいんだよ!という意見もわかります。
「活用なんてものはぁ、詰め込んだ後に閃くんだよ!」という意見もわかります。
AIの発達によって数学教育はどこに向かうのでしょうか。
【4月21日】
おはようございます。
今日は「Education Salon OSAKAの宗教的根本思想」について。
Education Salon OSAKAのコンセプトは「学校に変わる居場所」です。
子どもが大人に育っていくのをサポートする場所としての最適解は学校だけではないと考えています。
学校でもいいよね!でも学校だけじゃないよね!ということです。
学校が全ての家庭・生徒のニーズに応えられていれば、ここまで学習塾は発達しなかったでしょう。
歴史を考えると、個別指導の方が歴史はあります。
ナポレオンなど、中世ヨーロッパでは家庭教師から学んでいました。
マスに対した情報伝達の方法として効率化されたのが学校であり、集団指導のスタイルです。
多様化した現代社会では、集団指導では理解できない子どもだってたくさんいます。
そうした子どもにとってのそろばん教室のような立ち位置を目指し、スタートしました。
まだまだ至らない部分が多くあります。まずはインフラを整えなければなりません。
これからの事業ですので、皆さん温かい目で見守っていて下さい。
【4月22日】
おはようございます。
今日は「ミーム(meme)」について。
皆さんはミームという概念をご存知でしょうか?
進化生物学者のリチャード・ドーキンス氏が作った言葉で、人類の文化が形成されるプロセスを説明するための概念です。
DNAに対しての遺伝子、memeに対しての模倣子と言えばわかりやすいでしょうか?
人から人に伝わっていく文化伝達の単位がミームです。
「ピエール瀧がコカインを使用した」という文章と情報の中のミームが伝わり、「コカイン瀧がピエールを使用」という文章と情報になり他者に伝わったということです。
ファッションの流行もミームが広まったと捉えることができます。街を歩いていると似たようなファッションの若者を多く目にします。若者の中であるファッションのミームが伝わったからと考えることができます。
ミームにより、進化の仕組みを遺伝子が進化する仕組みと類推して考察できます。
遺伝子が生物を形成する情報であるように、ミームは文化を形成する情報であり、進化します。
ミームは遺伝子と異なり、一方向ではなく、双方向、相互に影響し合いながら進化していくところが面白いです。
人類の文化の展望を生物の進化から推測するという面白い概念ですね。
ぼくの理想の数学の授業は「これはあれや!」で全てが生徒に伝わるというものなのですが、これは解法のミームが生徒に伝わるということですね。
【4月23日】
おはようございます。
今日は「Gメール」について。
非常に便利なメールであるGメール。ぼくも使っています。
改めて考えると、Gメールが無料ってすごいことじゃないですか?LINEもそうです。
さらにこれを有料化しても我々は離れることができません。例えば「LINEこれから月額300円ねー」としたとしても、LINEを使わないという選択をする人は少ないのではないでしょうか?
こうして成長したのがGAFAです。今のぼくたちの生活にはGAFAなしでは成り立ちません。
都心部に暮らしている方はコンビニがあるので、Amazonがなくなっても生活は変わらずに成立させることができますが、地方や限界集落で生活している方はAmazonがなくなれば、生活の維持ができなくなる家庭もあるでしょう。
このように、私たちの生活の中で欠かすことができないインフラになっているものので無料になっているものは多くあります。
つまり今はなんでも安い時代ということです。サービスはどんどん安くなっていっています。
その代わりに稀少性の高いものの値段は上がっていきます。
当たり前だと思っていることを疑う。一歩引いて考えてみることも大切です。
【4月24日】
おはようございます。
今日は「チャート式はJ-POP」について。
数学が必要な受験生にとっての聖書であるチャート。青チャートや黄チャートが有名ですね。
チャートに載っている問題は全てJ-POPのようなものです。
J-POPは「伴奏→Aメロ→Bメロ→転調してサビ→伴奏→Aメロ→転調してサビ2回」で愛だの恋だの歌って約5分にまとめます。予定調和的で複雑性はありません。
チャートに載っている問題も解き方が決まっています。
「tで置換→tの定義域を求める→f(x)をtで表す→t=2のとき最小値〇〇→t=2からxを求める」といった感じで決まっています。つまりJ-POPです。では入試問題になると?
入試問題は上で言ったような基本問題が複数個組み合わさっただけですので、時間の長いJ-POP、つまりX JAPANです。X JAPANのART OF LIFEという曲は1曲で30分です。難しい問題もありますが、答えがあるので、解けてしまします。解けてしまうと複雑性は消えてしまいます。
ぼくは複雑性の高い音楽が好きです。スクリレックスとかキングクリムゾンとか複雑性が高いですよね。複雑性の高いものは、「わからない」です。もはや何がなんなのかわかりません。言語化できない強い熱量があります。そういった数学は大学受験までの数学にはありません。
このように音楽で数学を捉えると、規則正しい日本人は数学が得意になるはずなのですが、なかなかセンターの平均点は上がりません。
【4月25日】
おはようございます。
今日は「限界費用」について。
今は限界費用がどんどん下がってきている時代です。と、このLINEでもよく登場するワードですが、そもそも限界費用とはなんでしょうか。
今日は限界費用についての解説です。
限界費用は、生産量を1単位だけ増加させたときに、総費用がどれだけ増加したか、その増加分のことです。
簡単に言うと、パン屋さんがパン1個多く作るのに製造コストが10円多くかかるとしましょう。
この10円というのは、原料費、設備費、人件費などをすべて含めた製造コストです。
パンの市場価格が100円であれば、生産を増やします。
しかし、製造コストが100円多くかかるとすると、市場価格が100円なので、利益は増えません。
資本主義の原理により、製造コストは下がり続けます。
今市場で売れているのはモノではなく、YouTubeの動画やアプリなどコンテンツですよね。
こういったコンテンツは指ひとつでコピー可能なので、一回作ってしまえば限界費用はゼロです。
だからこそサブスクリプション型のビジネスは成功すると利益が大きくなります。
IoT、AI、ロボティクス、3Dプリンティング、といったテクノロジーの進化により限界費用がほぼゼロで新たな財を生産できるようになります。
限界費用ゼロ社会化が、資本主義の終わりを告げ、所有の時代は終わります。
【4月26日】
おはようございます。
今日は「GWの10連休」について。
今年のGWは10連休です。
10連休ってことは1/3ヶ月休です。会社からすると1/3ヶ月も休んだに関わらず、給料は変わらないので、たまったもんじゃないでしょう。
10連休も必要?という議論はワイドショーなどで連日連夜放送しているので、ここではやめましょう。
10連休みなさんはどのようにお過ごしなのでしょうか?
旅行に行く方、友達と遊びに行く方、仕事の方、様々だと思います。
お休みにしている病院も多いので、不慮の事故など、お体には気をつけて、充実した連休を楽しんで下さいね。
連休明けから本格的に令和が始まります。
気づいている方も気づいていない方もいると思いますが、社会のスピード感がより加速しました。これは令和が始まるともっと速くなるでしょう。わかりやすく言うとオリンピックが近づいてきているということです。ぼくは約10年に1度の学習指導要領改訂フェスを楽しんでいます。
そういう意味で停滞の最後の10日間とも言えます。連休明けからの、これまでの常識が通用しない時代を楽しめるように、英気を養ってください。
なんでもやれ。全部やれ。能書きはそれからだ。
【4月27日】
おはようございます。
今日は「日本は反科学の国」について。
日本の教育界での最大の権威は、文科省でも教育委員会でもなく、河合塾の大学偏差値序列のポスターです。
理由もなしに、序列が高いからいい大学だと信じている受験生は今でも多くいます。
河合塾の大学偏差値序列は3教科の文系私立大学入試も、5教科の国公立大学の入試も一律に全統模試から推定した合格率80%の偏差値で並べられたものです。その結果、数学・理系科目ができない高学歴エリートが量産されました。せめて数学の有無で分けていたならば、また違う結果になったのでしょうね。こうした高学歴エリートは科学を嫌い、感情論でしか考えられなくなります。客観的事実というデータの読み取りができないということです。
そういう意味では日本は全体的に反科学の国と言えます。
高学歴エリートの最上位が国会議員です。今人気の議員さんのうち何人が微分積分の基礎的な理論を知っているでしょうか?ディープラーニングという言葉を何人が知っているでしょうか?
テクノロジーを活用すれば生活は今よりも便利にできます。簡単に言うと選挙会場に行く必要がなくなると言うことです。
政治がテクノロジーの後手に回る、合理化が進まない背景にはこうしたことも影響しています。
今は理系出身の国会議員のポジションは空いています。
【4月28日】
おはようござます。
今日は「理科が熱い」について。
そんな当たり前のことを言ってと思われそうですが、今は理科が熱いです。
物理:ブラックホールの撮影
生物:iPS細胞
化学:青色ダイオード
すぐにキーワードが思い浮かびます。理科系のイノベーティブな話題は事欠かないです。
グーグル・コラボラトリーで深層学習用のスーパーコンピューターが実質的に使い放題にもなりました。これまでに必要だったデバイスやサーバーを用意する事なく、12時間相当の計算処理を無償で行えるようになり、気軽に深層学習を授業の宿題として出せるようにすらなりました。
まだまだ理系分野の成長は止まることがないでしょう。
AIをはじめとするテクノロジーはこれから全ての産業に入っていきます。5G回線が広がり今以上に生活の見えない部分に入り溶け込んでいくでしょう。アリババの最先端ホテルのように全てが顔認証になったり、ロボットがいたるところで仕事をするようになるのでしょうか。
アリババのホテルはアマゾンすらも凌駕しているそうです。AI開発分野では日本はもはやレースにすら入れていません。
いやぁ、理系、テクノロジー分野は熱い!ワクワクしますね!
【4月29日】
おはようございます。
今日は「ラーメン屋の名前ってだいたい強そうちゃう?」について。
タイトル通りなのですが、ラーメン屋さんの名前って大体強そうじゃないですか?
龍とかよく入ってますよね。光龍麺とか、龍麺軒とか。
ラーメンは中華料理ですが、日本料理です。
ラーメンの語源は、中国の麺類の1種である拉麺(手で引き延ばして作る麺)からだと言われています。
日本だと麺類にはうどん、蕎麦がありますよね。それと同じで、ラーメンは単なる麺の種類の一つでしかありませんでした。
それが「中国4000年の歴史、餃子1日100万個」という言葉と結びつき、日本の職人が今のラーメンのスタイルを確立させました。中国のエッセンスが残っているから、中国の象徴的なキャラクターである「龍」とかの言葉が入っている場合が多いのでしょう。今からすると麺が龍に似ているというのは無理がありますが、当時は「似てる似てる!」と思われたのでしょう。中国らしいですよね。
京都には「地球規模で考えろ」というラーメン屋さんがあります。
いいですよねー。ラーメンに対して、地球規模の展望を要求しています。
個人的な営みである食事というミクロな行いに対して、地球規模で眺めるというマクロな視点で考えてみた結果、ラーメンに着地した。もはや意味がわからない。あっぱれです。
あの店舗の名前を決める時の気持ちってどんなものなのでしょうか。「龍とかいれたらかっこいいじゃん!」みたいなマインドでしょうか。少年の気持ちですね。
うまいラーメン、人気のラーメンを作るためにも、まず強そうという概念が必要なのかもしれませんね。
【4月30日】
おはようございます。
今日は「インド神話の神」について。
神話に出てくる神。日本神話でしたら天照大御神(アマテラスオオミカミ)という言葉は一度ぐらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
インド神話に出てくる神さまがぶっ飛んでて面白いです。インド神話の神で有名なのはガネーシャです。顔が象の神さまです。もうオーラがすごい!
ガネーシャは富の神とされているため人気がありますが、顔が象の理由が面白いです。
ガネーシャは破壊神シヴァ(自身の父だと知らない)がお風呂に入ろうのを注意した結果、シヴァに首を取られます。シヴァもまた自分の子だと知らなかったので、代わりに象の首をつけて復活させて今のガネーシャのデザインになりました。
またシヴァは一本の矢で都市を3つ破壊すると言われており、破壊しまくった都市の上で喜びのダンスを踊るとされています。
インド神話において「踊る」は一つのキーワードです。お相撲さんにとってのキーワード「ちゃんこ」のようなものです。
インド映画がミュージカルのようにすぐ歌って踊るのは、こうした神話からの伝統なのかもしれませんね。
日本神話と世界観が全然異なっていて、面白いです。
そうした価値観の違いを受け止めて、「いいよねーぼくは買わないけど」というスタンスでいることが、多様性ということでもあります。
いかがでしたか?
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