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【まや】突然の大告白をかました奴。

こんばんは🌙
台風大丈夫でしたか…?
最近地震も多くて少し不安、まやです。

今日は、お昼ごはんに素麺を食べました。
夏になってから初めての素麺です。
先週、立秋を迎えて暦上はもう秋ですから
我ながら遅すぎる素麺初めだなと思いました(笑)
めんつゆに、ごま油を入れるのが美味しくて好きです❤皆さんもお試しあれ🥰

観劇記録
劇場前ポスター

芸劇dance中村蓉ダブルビル
『邦子狂詩曲クニコラプソディー』


情報解禁されたときから楽しみにしていた
大・大・大好きな蓉さんの公演「邦子狂詩曲」
観に行ってきました☺

“邦子”という名前から分かる通り
今回の公演は、“向田邦子”を踊る作品
『花の名前』と『禍福はあざなえる縄のごとし』の二本立てです。

客席入ったときから、ピアノの生演奏聴けるの
素敵空間すぎて至福のひとときでした🎶


『花の名前』
出演:福原冠・和田美樹子・中村蓉


『花の名前』は、そのタイトルの通り
向田邦子さんの著書『思い出トランプ』の中に収録されている一編の小説「花の名前」を原作とした作品です。

私は、蓉さんに出会ったのが昨年度なので観れていないのですが、2022年に初演、翌年に再演されている作品なので今回が再再演だそうです。

(☝️再演の時のダイジェスト映像です)

今回の出演者は、俳優の福原冠さん
オペラ歌手の和田美樹子さん
そして、ダンサーの中村蓉さん

いろんな分野の表現者で創られているからこその作品だなと思いました。
台詞(テキスト)、歌、ダンス。
それぞれの表現方法が活かされていると言いますか、この3人だからこそできる『花の名前』だということを凄く感じました。
和田さんと蓉さんは初演からやっているとはいえ
きっと初演・再演とは、また違うものに、この3人のものに、なっていたと思います。

いやぁ、最初から惹き込まれました。
冠さんの言葉によって紡がれていく情景が
蓉さんの身体によって表されていく。
「あ、人間って、電話機になれるんだ」って。
目から鱗が落ちる感覚でした。

同じ人間の身体で「じゃがいもの皮剥き」というリアルな描写から、「電話機」というモノまで表現できるって何事なんでしょうか。

さらに蓉さんの身体の使い方で度肝を抜かれたのは、身体を震わすところですね。
確か、電話に出た後のシーンだったはずなんですけども、手から徐々に震えていって全身に広がっていく様子は鳥肌モノでした。
人間はここまで出来るんだなって、限界を決めちゃだめだなってつくづく思いました。

あと、めちゃくちゃ好きだったのは“花の名前”を教えていくところです。
☝️ここ好きな人多いはず!!!!
(実際、この作品を観た同期たちと話した時に、この場面の話になること多かったので…!!)
ここの冠さんと蓉さんの絡み、めっちゃ素敵でしたよね!?最初は導くように手を取り合っていたのが、だんだんと奪われるように押さえつけられるように雁字搦めになっていく。
うわぁぁぁあってなりました(語彙力皆無)。

それと、新聞紙の使うの上手すぎません?
新聞紙使ったダンスやってみたい…!!!!

あとあと、客席を巻き込んだ演出も好きすぎました。最前に座っていたおかげで、冠さんが話しかけるのも、蓉さんがチケット持って入ってくるのも至近距離で観られたのが楽しすぎました。

もう挙げていくとキリがないのでこれくらいにしておくのですが、本当に素敵でした!!!
笑ったし、心がキュッてなりました。
昨年の『fマクベス』よりも、明確にテキストが声に出して読まれていたこともあってか演劇的だったと思います。ダンス公演というものに触れたことのない人でも、理解しやすく、楽しみやすい作品であったのではないでしょうか?


『禍福はあざなえる縄のごとし』

島地保武・西山友貴


今回は、ダブルビルということで
お次は『禍福はあざなえる縄のごとし』

『花の名前』が小説のタイトルだったので
こちらもタイトルから取られているのかな?
と思っていたのですが
こちらはエッセイや小説のタイトルとかではなく向田邦子さんの名言だそうです。

(元をたどると、司馬遷の『史記』の一節
「因禍爲福。 成敗之轉、譬若糾墨」からきているとかなんとかで…。気になる方は調べていただけると良いかなぁと思います!!)

『花の名前』は再再演でしたが
『禍福はあざなえる縄のごとし』は向田邦子さんのいくつかのエッセイを題材にした新作!!

出演は、コンテンポラリーダンサーの
島地保武さんと西山友貴さん。
いやぁ…このお二人、凄すぎましたね…
かっこよすぎだろっていう…。
…もうね、肉体美とか、身体の動きが凄かった!とか語っていたらキリがないので
それはもうみんな承知の事実として置いておいて、作品の内容に入りますね(笑)

まず、選曲が神がかってましたね。
ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」ですよ!?!?!?
『邦子狂詩曲クニコラプソディー』の
“ラプソディー”に掛けられているんですよ。
センス良すぎませんか?
曲流れて思わずニヤニヤしちゃいました😏

上のように、意図が分かってニヤニヤしちゃうこと、つまり観ている中で気付いて「面白いな〜」って思わず感動して笑みがこぼれちゃうことが、多々あったような気がします。

例えば、西山友貴さんが最初に踊っていた振り。
「手袋をさがす」のエッセイと共に、もう一度同じ振りが出てくるんです!!!
最初に観た時では意味が分からなかったことが分かり、「この振りはそういうことだったのか!」と思わずニヤッとしてしまいましたね。

また、「向田邦子」という名前の一つひとつを遊びつくす中での1番目、「向」
ここでは、4つの面で組み立てられた立体的な“□(しかく)”が登場します。
この“□”がなかなかに面白いんですよ!!!
同じ構造で小さい“□”が出てきて、小さい“□”を動かすと大きい“□”も同じように動く。2つの“□”が連動していることに気付いて、ニヤニヤ。
でもこのシーンの中で私が1番ニヤニヤしたのは
背景にプロジェクターで映し出されていた
「向」の「口」の部分が消えていて、その部分に重なるように大きい“□”が置かれていることに気付いたときです…!!
「この“□”は“口”だったのか!!」って。

私は上手から観ていたので、あれを観た時
「真ん中から観ればよかった…!」って思ってしまいましたよ。真ん中から観れば、ピッタリ重なって「向」が完成していたんだろうなーって。

はぁ、面白かったなぁ。

最後に

書いていると全然終わらないので
感想はここまでにして、タイトルに纏わる話をしてnoteを締めようと思います。
ただの自語りでダラダラ書くので、自語り苦手な方は読み飛ばしてください(笑)

突然の大告白をかました奴。

いや、なに?ってなりますよね。 

今回出演なさっていた福原冠さん。
簡潔にいうと私、冠さんのお芝居大好きでして。
語れるほど観ているとかではないので、好きって言っていいのか分からないんですけど

先月のnoteにチラッと冠さんのことを書いた通り、ロロの「BGM」と「オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)」で観てから
好きだなって思っている俳優さんなんです。

範宙遊泳(敬称略)を観てさらに好きになって
今回、ダンス公演観てもっと好きになりました。

元々、大学時代からロロ(敬称略)が好きで
卒業後に、蓉さんと出会って
「BGM」は、ロロ×蓉さんっていう、もう最高の組み合わせだったので観るしかない!!って観に行った先で、冠さんを初めて観ました。

(興味ある方はこちらを☝️)

「オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)」では、たまたま観に行った回がアフタートークをやっていて、冠さんが話されているのを客席で聴いておりました。
トー◯スの話やら、目薬の話やら…etc.

どの舞台でも熱量が凄くて、何回も笑ったし、泣きました。私が言うのはおこがましい話ですが、本当に魅力的な俳優さんです。
ちなみに今回、『邦子狂詩曲クニコラプソディー』を観に行く同期に「福原さんっていう俳優さん、素敵な方だよ」ってお話をしていたら
観た後に、キラキラしたお目々で「福原さん凄かった!」「福原さん素敵な人だね!」って言ってくれる同期が複数いて盛り上がりました。
冠さんの魅力が伝わっていて嬉しい…!!!

…で、話を戻しまして「大告白」

今回、なんと、終演後に冠さんとお話してしまいましたっ!!!!!


出演者さん達がロビーに出てきていたんです。
話しかけてみたいけど、面識もないから無理だなと諦めていたら、蓉さんのおかげで挨拶することが出来ました。本当にありがとうございます🙇

舞台上で観ていた人、しかも尊敬している人が
自分の目の前にいると思うと
緊張して途中で意味わからなくなってしまって
頭の中でウワァァァアってなった結果、一言。

私「大好きです!(大声)」

やりました。やらかしました。
しかも、名を名乗るの忘れました。

突然の大告白をかました奴になったわけです。

だから、もう、ここで名乗りますね?

上から読んでも下から読んでも

やまだまや です!!!

以上。

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