言葉選びが上手い人って素敵だよね
私には、今の職場に尊敬できる上司がいます。
私と同じマーケティング部門に所属する、40~50代ぐらいの男性上司・Aさんです。
Aさんを初めて見かけたのは、私がまだ新人の頃でした。
ITエンジニア職として入社したため、私の最初の配属先はシステム部門だったのですが、その部門説明会にAさんが営業担当として偶々同席していたのです。
顔をチラッと見た限りでは、「なんか怖そうな人だな・・・」とネガティブな第一印象を抱いていました。
月日が経ち、Aさんとようやくまともに関わるようになったのは、約2年前のことです。
当時、営業担当としてMA(マーケティング・オートメーション)ツールの社内導入に向けて尽力していたのがAさんで、会社HP担当だった私とよくメッセージでやり取りするようになったのがきっかけでした。
当初抱いた印象の通り怖い人なのかと思ったら、全然そんなことはなくて、むしろ「なんで怖そうな人って思ったんだろう?」というくらい気さくで話しやすい人でした。
きっと、入社後の初配属で緊張と不安がMAX状態だったせいで、周りがよく見えていなかったんでしょう。
その後、会社で組織改正があってからは、新しくできたマーケティング部門へと共に異動し、社内で全く前例のない中、ブログ・SEO・メルマガ・サイト改善・インサイドセールスの体制づくりなど、さまざまな施策に2人でチャレンジしてきました。
Aさんは元営業職ということもあり、他部門(※主に営業部門)との連携や経営会議での活動報告など、「社内調整業務」を担当することが多く、周囲を巻き込む力がハンパではありません。
「よくこれだけ他部門の人と上手く渡り合えるよな・・・」
といつも感心しながら見ています。私にはそういった能力は皆無なので。
また、Aさんは私の文章力をかなり信用してくれているみたいで、ブログのアクセス数や資料のダウンロード数が伸びると、我が事のように喜んでくれます。
以前、公開前のブログ記事チェックをお願いした際に、Aさんがチャットでしみじみと呟いた次の言葉は、今まで言われて嬉しかった言葉の1つです。
「ライティングを何度も繰り返してきた」という部分に思わずジーンときてしまいました。
そう、そうなんです。「読者からの反応が見えない・・・」と度々不安に苛まれながらも、私はずっと淡々とブログを何本も書き続けてきたんです。
そのことをAさんはちゃんと見てくれていた。認めてくれた。
「ブログを書き続けていてよかった」とその時本気で思いました。
言葉選びが本当に上手な人だなと思います。私もそんなふうな人になれたらいいな。。。