【映画感想】I AM STILL【Jung Kook/BTS】
【追記:2024/10/25】GMAのパフォーマンス動画が非公開になったので、動画を差し替え。確認ついでに「映画『I AM STILL』再現プレイリスト」を作ったので、ページ下部にリンク。
観てきました!
めっちゃ楽しみだった、グクのソロ活動ドキュメンタリー!
日本は何故か公開が遅く、やきもきしながら待っていましたが、ついに来ましたね!!
というわけで、ダッシュで行ってきました。勢い余って二回も観ちゃったわ(*ノωノ)
個人的に『BREAK THE SILENCE』で抱いた感想の答えを見た気がしました。今回も感想が長くなりそうな予感!
全編ネタバレしかないので、未見のARMYはお気をつけ下さい。ほんまに。
パンフレット
ちなみにパンフレットは2500円。サイズといいジャケットといい、LPみたいで飾りやすそう💜
映画からのカットとセリフ引用が多数ありますが、翻訳者が映画字幕と別なので、ニュアンスが違うところもあります。
ダンサー・振付師であるBrian Puspos さんとパク監督のインタビュー付き。
Brian Puspos さんのインタビューの最後は、「彼(グク)がすることは、全部ARMYのためなのです」で締められていて、グッときました!
構成
ドキュメンタリーの構成としては、タイムズスクエアでのサプライズ公演をベースに出来事を追い、間にグクの「Golden」ショーケースからステージ映像を挟んでいる形です。
「Golden」ショーケースはWeverse Liveだったようで、二か所配信の痕跡が残っています。この映画をきっかけに、レンタルとか円盤化とかされるかな?
※記事内の日付は映画のものを参考にしましたが、タイムゾーンが書いてなかったので、時差で少しズレてる可能性があります。
※記事内の発言は、自分が拾えた範囲での映画字幕の再現が8割です。公式動画やパンフレットにあるものは参考にし、公式動画の方が適切そうならそちらを載せています。
感想
超可愛いベイビーグクの写真からスタート。真性のバブっぷりに息を呑んでいると瞬く間に毎年の写真が重なり、2023年の爆イケグクが降臨。
2023/11/10:NYタイムズスクエアTSX
NYタイムズスクエアでの、ステージ直前の映像からスタート。
「行こう、決戦の日です!」って、エクボを見せながら宣言するグク。
「頑張らなくちゃ! いい感じ! いいぞ! 行くぞ!!」って掛け声連発して、テンション上げてます。ああ、ホビあたりの録音ボイスを流してあげたい!
最後、ヘア!ってウルトラマンが憑依してました。って若者に伝わるのかそのネタ。
<10秒前です。ドアの前にスタンバイ>
いよいよTSXステージの幕が開きます。ライブ会場傍に設けられたカウントダウンが0に近づき、一層高まる歓声。これサプライズだったそうなのに、めちゃめちゃ人がいますね。文字通り老若男女がひしめいてます!
ステージ後、予想以上に上手く行ってよかった、と安堵を滲ませているグクの姿にタイトルが被さります。
車内でインタビューに答えているグク。
”2022年12月から、次々メンバーが入隊。ジョングクはしばしの休憩を”
という説明が英文テキストで出ているのですが、「Youngestのグクは休憩に入った」って表現になってたと思います。いいんやで、マンネって書いても。
2023/04/08:仁川国際空港
旅立ちはいつも仁川国際空港から。デニムのジャケットに、伸ばした髪をくくっているグク。
この空港はやたら出発報道で見るから、ここだけ見分けられるアミヨロブン多い気がします。
ちなみに出発前夜(というか、当日明け方?)、「僕は洗濯の妖精だから」ってパンツ畳みながらライブ配信してました。五本指ソックスはどれがペアかわからないそうですw
「寂しいんだけど誰か来ない?」ってグルチャで訊いたらホビとテテが来てくれたとか、夜食食べるつもりなかったのにテテがトッポッキ頼んだから食べちゃったとか、CK下着までくれたんだなとか、色々可愛かった回。
2023/04/09:ロサンゼルス
”初めてのシングル『Seven』をレコーディング”
車で移動中、黒いストロー咥えながら外の景色を見ているグク。
スタジオについてプロデューサーさん達と挨拶。簡単な英単語中心で会話にも参加してます。ちょっと緊張してるのか、口元が引き締まってます。ナムさん、うちのマンネ頑張ってる……!
皆で曲を聴き、リズムに乗っています。「最高のサウンド!」ってご機嫌。
「No.1!」「歴史を創ろう」と声を掛けられ、早速レコーディング開始。
通訳さんが、彼は心配していましたってバラしたので、「全員外へ出して二人だけでレコーディングしよう」って冗談で返されてますw
「これはチャレンジですからね。とにかく無我夢中でした。最後までやろうと決めていました」と、決意を語るグク。
レコーディングしているグク。「Great!」と褒められたり発音を直されたりしながら、「じゃあ次は2nd Verse」みたいな感じでどんどん収録が進んでいきます。
「こういうやり方なんだね。汗が出てきた」
って言ってて、戸惑いながらも順応していってる様子。
PdoggPDがちらっと映ってました。傍にいてくれてるの、心強いですね。ニュースを読んだらパンPDも来てたそう。さすがに、大事な末っ子をいきなり一人で海外修業には出せなかったかw
レコーディング終了後、さっそく収録した声にサウンドをミックスして聴いてます。グクは真剣に歌詞を見ながらチェックしてます。
「他にも曲がありますが、聴きますか?」と紹介されたのが『Standing Next To You』!
グクは最初うつむき、組んだ両手の人差し指で唇を撫でてましたが、やがて目を閉じて天井を仰ぎます。美味しいものを食べてうーん、って唸ってる時の顔になってる( *´艸`)
PDがグクの表情を窺ってますね。
「歌ってみたら?」「できそう?」「うん、歌詞があれば……」という流れで、すぐ歌詞をもらって、翌日歌うことに。翌日て。
このくだり「シュチタ」でも話してましたが、ちょっとわけがわからんスピードですね!
ちなみにこの時の「シュチタ」は、「明後日『3D』のMV撮影」って言っててちょうどこのドキュメンタリーも撮ってる時期なので、非常にタイムリーな内容になっております。映画観たら、是非こちらも見返してみて!
「ステージで歌ったら最高かも」って気に入ってる様子のグク。曲を聴いた時、どういうふうに生かすかすぐイメージできるんですね。さすが経験値と引き出しが多い。
積み上げられたカップラーメンの前で、レコーディングについて語っているグク。
4/18のホビ入隊に合わせ、その前日には帰国しているので、実質一週間ちょいの滞在ですが、楽しい体験になったようで良かった( *´艸`)
8ヶ月で5ヶ国を回り、12曲をレコーディングし、3つのMVをリリース。GOLDENな旅路を駆け抜けていくグク。
ここで「これはカムバックではなく、デビューである」という言葉がスクリーンに表示されます。この文章、ARMYを信頼してるなあと思いました。
意味としては、
「これはK-POPアイドル・BTSのジョングクとしてのカムバックではなく、新人歌手ジョングクが世界に打って出るデビュー戦である」
であり、要するに
「グクはもうK-POPという限定されたステージにはいない」
という宣言になると思うのですが、それをこの短い文章で読み取らせようという力技がすごい。K-POPとバンタンの文脈を踏まえているアミヨロブンならわかりますよね?感があふれている。
2023/07/13:GMAサマーコンサート前日
体調不良で病院を訪れ、「喉が少し乾燥している感じがする」と伝えているグク。喉が軽い炎症を起こしているらしく、吸入してます。
この子、口に何か入れると目が真ん丸になるのは仕様でしょうか。心配になるとこなんだけど、両手離して吸入器くわえてる姿があまりにバブい(/ω\)
”喉の痛みに不安が募る”
病院からそのまま練習室へ行ったらしいグク。喉を押さえながら、「ARMYは気づいてないよね」って気にしてます。
2023/07/14:GMAサマーコンサート
会場へ向かう人で、道が埋まっています。これ確か無料コンサートだったと思うんですよね。行くわ……!
急な天候不良により、急遽リハなしのぶっつけ本番で撮影したグク。
「どうだった?」「降って来た。僕は雨男なんだ。言った通り雨に」と言いながら控室へ戻り、「ああ、喉が痛い」とソファに倒れ込んでます。
「土砂降りなんてひどいよ、悲しい」はARMYも同じ気持ちだったでしょうね(T_T)
帰路の車中から道を歩くARMYに「Sorry」と手を振り、天を指さしています。
少し明るくなり出した空を見上げ、「最初のステージで上手く行った試しがない。晴れて来たから『Seven』をやり直したい」と言ってますが、表情は明るくホッとしている様子。
ちなみに「GMA」ステージ直後のライブ配信がこちら。
ちなみに「Are You Sure?!(イゲマジャ)」アメリカ編に出発したのもこの日らしいので、出演終えてライブ配信して着替えてジミンちゃんと合流、の流れでしょうか。忙しすぎる(/ω\)
この日リリースされた『Seven』はHot100で一位に!
「ELVIS DURAN MORNING SHOW」でのスタジオインタビューが挿入されています。グクが謙虚すぎて、若干周囲が引くというか驚いている気配w
最後の一言は、映画字幕を見た限りでは「音楽以外のジャンル(演技とか)に行く予定はない」かと思いましたが、パンフレットでは「音楽をずっとやっていきたい」というニュアンスで訳されていて、どっちかなと思いました。
2023/07/21:ロンドン「BBC The One Show」
赤いシロップ薬を飲んで味わい、「美味しい」って言ってますw
「ARMYが来た」って言いながら、ブラインドの隙間から外を覗いてるグク。
いつもARMYに興味津々でかわいいですね。今回の映画で何回言及するか、気になってきました(*ノωノ)
ここ、「下手したら出演できなくなる」の意味がよく分からなかったです。雨で中断されたかもってことかしら。
コンサート中アミボムが揺れ、ARMYが超歌ってますね。私もそらで歌えるよう、スミン中に覚えないと……(/ω\)
終演後、「やっぱり!」「ファンが!」「いてこそ!」って言いながら、一言ごとにスキップしているグクが激かわです。前を歩いてるボディガードさんの心境やいかに。
2023/09/21:ニューヨーク
"完全に新しいJUNG KOOK、次の公演まであと2日"
移動中の車内でインタビュー。前髪あり+ビーニーで小学生度アップのグクw
「すごく疲れた。『Permission To Dance』も『Butter』も振り付けを忘れちゃったよ。思い出せなくてビックリした」って言ってます。
イゲマジャ北海道編でも、ジミンちゃんが同じこと言ってましたね。
練習室で『PTD』を踊った後、頭を抱えているグク。
グループ曲を1人で歌うため、ジン君やジミンちゃんに合わせて上がってるキーも引き受けなければならず、苦しんでいる様子。
文句を言いながらも、ヒョン達の名前を出すと反射的に笑ってしまうグクがかわいい。
2023/09/22:Global Citizen Festival リハーサル
安定の黒五本指ソックス履いて、マフィンバーガーにかぶりついてるグク。このシーン込みで、公式にHUNGRY Ver.のショート動画作られてて笑いましたw
公式認定の食いしん坊キャラ。ゴレンジャーで言うならイエローはカレー。一緒にするなし。
2023/09/23:Global Citizen Festival
6万人が集った、グローバルシチズンフェス!
「ファンが来た」「そう?」と、外へ見物に出ていくグク。
"6万人の観客の前でパフォーマンスを披露した"
雨の中、レインコートを着た観衆が集まってます。『Euphoria』が流れ、胸いっぱいになりながらグクを迎えるグローバルARMY。
車内でエゴサしたらいい反応が多かったらしく、ホッとした表情に。
めっちゃ見てますね。何かあったらSNSでハッシュタグつけて流さなきゃ、って思いましたw
「安心した。でもリハーサルの方が良かったな。どうして本番になると喉が乾燥するんだろう」って呟いてます。
緊張すると、戦いの準備として血液が筋肉へ回されるので唾液が減り、口が渇きますよね。昔からステージに立っているのに、今なぜここでこの疑問が出るんだろうと思いました。
バンタンはARMYとのステージでは緊張しない説は、他のバンタンメンバーのインタビューからも本当っぽいと受け取っているのですが、やはり一人で出ていくプレッシャーは相当高かったんでしょうね。ここへ来て、体も素直に反応している様子。
それに気づくグクも、普段から小まめに体に気を配り、メンテしていることがわかります。
休む間もなく、車内でスマホを見ながら『Hate You』を口ずさんでいるグク。一生聴いていたい切ない歌声が、雨が屋根を打つ音や低いエンジン音をバックに、映画館環境の音響で囁きかけるように伝わってくるシーンは、控えめに言って最高です。
ちなみに、このステージの後韓国へ帰り、2023/9/26から「Are You Sure?!(イゲマジャ)」済州島編を撮ってます。
『Seven』@『GOLDEN』Live On Stage
このあたり、グクのショーケースからフルコーラスでステージ映像入ってて、眼福です!
金色の紙吹雪の中で歌い踊るグクはまさにGolden、黄金期の美しさと自信が全解放されていて感動します。
自分は「Monday」だけ歌って、後はARMYに歌わせてるシーンの笑顔が嬉しそうでかわいい💜
『SOMEDAY』@『GOLDEN』Live On Stage
スポットライトの中、一人で歌うグクを取り巻くように揺れるアミボム。
バンタンはソロもBTSからの派生として同じ事務所でやってるから、ARMYはARMYなんですね。
映画館環境の音響が最高。音に飲み込まれるようです。
英語の発音がこなれたなあと思います。ナムさんのちょっと黒人っぽい感じとはまた違う、王道感。
「『3D』と『Seven』はタイプが全く違う曲です。これも新しい挑戦です」と語るグク。
ソロとしての実力を認めてもらいたい。その強い気持ちを足掛かりに、彼のチャレンジは続いていきます。
"ソロアーティストとしての旅は続く"
2023/06/10:ソウル
ビデオ通話でPDからのFBを受けつつ、『3D』のレコーディングをしているグク。
「Showの音をはっきりさせたい」「Soは軽く」「like it, girlはメジャーで」と矢継ぎ早に来る指示からニュアンスを掴むのがすごく早いですね。
打てば響くって感じで、すぐ歌い直したり、「音をはっきり出すんだね」って理解した内容をレスポンスしたりしてます。これは愛されるわ。
思うように口が回らなくて、発音に苦労しているグク。
「違う、難しいな」「やり直します」「発音が変だ」ともどかしそうにしています。一番繰り返してるのは『Too Sad to Dance』かな?
そこへやって来たのはテテ。あっ、XのTLが瞬間的に爆発して、避けきれずに見ちゃったやつw
煮詰まった時、一緒に仕事共有してきて苦労を理解できる人がいてくれるのって、心の支えになるよね……!
ここは印象深かったです。予想していたのとは異なる自分に出会ったんですね。グクが求めた多様性ってどんなものだったんでしょう。
映画を見ながら、グクが持ってたイメージのベースはBTSなのかもしれないなと妄想しました。
ずっと一緒でしたし、グクは物真似が得意だから、色んな声を出し分けてましたしね。でも実際にレコーディングして聞き直したら、「どれも僕の声じゃん!」って思ったんじゃないでしょうか。
そりゃソロなんだから全部自分の声で当たり前なんですが、グクは7人の声しか経験してこなかったから、無意識にそれをベースとして想像してたとしたら落差があっただろうなと思います。
1人で全部やるというのはこういうことなんだ、ということを改めて思い知らされて、足りないものを埋めるにはどうしたらいいのか必死で考え、練習している姿を想像してしまいました。
"『3D』の収録で、全曲英語のアルバム制作を決断"
2023/09/12:アメリカへ向かい出国
『3D』MV撮影のため、ロスへ向かう機内。
お菓子ボリボリ食べながら、「ご飯食べたらすぐ寝るつもりです」って言ってるグク。五本指靴下は健在。
9時間眠って、スッキリした顔してます。時間帯の変化は寝て消化する派。
2023/09/16:『3D』MV撮影
ジャック・ハーロウがサプライズで撮影現場を訪れ、グクを驚かせてます。「来てもらえて僕の方がありがたい(グク)」とハグして一緒に写真を撮り、語り合う二人。
他にも来客あり。デヴィッド・スチュワートPDでした。
「僕も声が高い方だけど、デモよりキーを上げてきたから驚いたよ。僕より高い」っておどけて見せ、グクが「僕も望んでない」って笑ってます。
デヴィッドPDが腕に刻んだダイナマイトのタトゥーを見せ、もし『3D』が1位になったら隣に新しいのを入れるよ、この腕は”JUNG KOOK Arm"になる、と本気か冗談かわからないことを言ってますが、でかいことを軽く提案したなと思うのは日本人の感覚なんでしょうか( ゚Д゚)アメリカンジョーク?
「お願いしますw」と売れることを祈るグク。
この頃、撮影現場でお誕生日も祝ってもらってて、楽しそうでしたね!
白ジャケットグクはインナー来てないから、中が見える度に「あっヘソ」って指さし確認をしてしまいます(*ノωノ)
周囲とは真逆の自己評価が興味深いですね。
でも、この頃のグクには、昔『BREAK THE SILENCE』で語っていたような、「僕には何もありません」的な空虚感は見えません。
自分の目指すものやなりたい形がはっきりわかっており、それに到達したいとあがく成長への強い意欲が感じられました。
いつもの練習室で、ダンサーさん達と踊っているグク。Promotions Sketchの日ですね。
「問題があってもやるだけです。最初は上手くいかない。でも完成度を上げるよ」と粘り強さを見せています。投げ出さずに辛抱強く取り組む姿勢が尊い。
練習の鬼、バンタンらしいストイックさですね。
先日和訳したパンPDインタビュー記事に、練習に関する発言があったのですが、それを思い出しました。
2023/09/29:『3D』リリース
『Seven』に続き、再びビルボードHOT100を駆け上った『3D』は、108か国のチャートで1位を獲得。
このきっかけは、やっぱりソンドゥク先生と行ったダンス留学でしょうか。行っただけで特別なことをしたわけでもないのに、というような発言を見たことがある気がしますが、きっかけになったのかなと思いました。
『3D』@『GOLDEN』Live On Stage
このステージはグクがメインで出ずっぱりのため、基本白シャツデニムパンツの上に何か羽織って変化つけてることが多いように見えるのですが、曲ごとに全然印象が違って見えます。
演出もあるけど、グクの表情や歌声から伝わる世界観がガラッと切り替わっているのがわかり、感動しました。
『Too Sad to Dance』@『GOLDEN』Live On Stage
これは、できたらバーで一杯飲みながら聴きたいですね……!
スクールパーカーのグク先輩に差し入れ持っていく青春を、皆が想像してしまいそうな絵面。『3D』と同じ歌手に見えないくらい、若くてかわいいです。
ショーケースのグクは、全体的にポップスターというよりやっぱりバンタンのマンネ感がにじみ出てる気がします。
2023/10/15:プダペストで『Standing Next To You』MV撮影
撮影場所へ向かう車中で、「ソロアルバムが出ます。評判はいいかもしれません。でもたった2曲リリースしただけだから、最後までわかりません」と語っているグク。
MVの撮影が進み、「カット!」の声で沸き起こる拍手。
「終わりました。最後に苦労が報われました」と語るグクに、「君と躍れてよかった」と共演者が声をかけています。
この黒羽根の時のエピソード、めちゃめちゃ好き……!
疲れた、休憩しよう、とベッドに倒れこむグク。
この言葉は印象的でした。
ここまでグクは、大きい「BTSのボーカル」という看板を背負い、時にそれをプレッシャーに感じつつも奮起し、ソロとしての自分を認めてもらいたい一心で突っ走ってきたと思いますし、発言もそういった内容でした。
しかしブダペストでの発言にはBTSに触れるものが増え、無我夢中で走って来た彼にグループ活動を振り返る余裕ができたことを窺わせます。
「軍白期に入ればBTSも終わりだ」という意見を見たのかもしれませんし、一段落し足を止めたタイミングで、隣に仲間がいない寂しさが生まれたのかもしれません。
いずれにせよ、彼のソロアーティストの道はグループ活動から離れていくための旅ではなく、BTSと共に続いていくためのものなのだなということを感じました。
2023/04/11:ロサンゼルス
時は少し戻って、『Standing Next To You』のレコーディング。
この曲はレコーディングが大変だった、とグクが話してます。「壮大で、タイトルに相応しい曲だと思って選びました。愛着がある曲です。レコーディングも大変でした」と。
黒いストローを唇に挟んで、鼻歌を歌っているグク。ボイトレにこのメニューありますね。
練習用ストローと手にしたアイスコーヒーのストローを交互に咥えてます。
コーヒー飲んで「歯磨きした後だから苦い」って顔しかめてる姿に、全世界のARMYが頭抱えてる気がします。かわいすぎるのよ……。
「怖いな」って呟きながらレコーディングルームに入ったグク、ニット帽にくわえてたストローを挿してますねw
キーが高くて「Sun」が出ないって苦しんでいたのですが、ここで軽く歌ってみた後「できそうです」って言ってて、改めて度肝を抜かれました。そりゃPD達も驚くわ……。
「とにかく高い。まずはやってみます」とトライを宣言し、発音を直してもらいながらレコーディングを進めていくグク。
「マイケル・ジャクソンみたいだ。"Control"の歌い方とか」って絶賛されています。
発音が難しい、と「this funk and give me」を繰り返し、掴もうとしてます。頑張れ……!
練習してる間に、「Sun」が普通に出るようになってます(眉間に皺もないし、出し方も苦しそうじゃない)。ええい、この子は化け物か。
この言葉の前に映ってたのが『Standing Next To You』のレコーディング風景だったので、Cirkut PDの言葉はそれを指したのかなと思ってましたが、パンフレットを読んだら言葉が補完され、『Seven』を指した内容になってました。字幕を見比べたい……!
"当時、リリースは未確定だった"
『Standing Next To You』は発表タイミングがなかなか決まらなかった様子。
どこかのホテルにいるグクが、「録った音源を早く聞きたいな。届くのが待ち遠しい。ゆっくり聞けなくて忘れちゃった」と言ってます。
広い中庭で緑に囲まれた道を歩きながら、カメラに答えるグク。
「どんなMVになる? 入隊する前に、シングルを出したい。先行公開曲で出す……のは違うか。シングルは軍に行く前に……今4月、何曲出そうか?」と独り言のように呟いていて、残された時間は短いことが窺えます。
2023/11/03:アルバム「GOLDEN」リリース
再生回数1位となり、ビルボードHOT100に6曲がチャートイン!
ジミー・ファロンの「The Tonight Show」出演一時間前に「GOLDEN」がプラチナDISCに選出されたそうで、番組内で祝福されています。
ちなみに、アルバム発売日のグクの配信がこちら。44:50くらいからクオズが突撃してくる回ですね!
ソロ活動期を振り返り、「久しぶりの強行軍だったけど楽しかった。何かしている方が性に合ってる」という話をしています。大きなスケジュールが来ると、緊張するらしくて風邪を引きやすくなるそう。お大事にね。
『Standing Next To You』@『GOLDEN』Live On Stage
「ARMY、準備はいい!?」の掛け声に、即沸騰する場内。
超カッコいいです。これは是非「第二のマイケル・ジャクソン」じゃなくて、「キング・オブ・ポップから王冠を受け取った、若き帝王」にしてほしい。
2023/11/09:TSXステージ前日
どこかの書店(多分「Barnes & Noble」)でK-POP売り場を見せてもらっているグク。『Beyond The Story』めっちゃ並んでる……高いのに……。
たくさん並ぶBTSアルバムと「GOLDEN」のディスプレイを前に息を飲み、ついでにストローでアイスコーヒー吸い上げてますw
「今日だけでしょ? いつも陳列を?」って言いながら、並べられた自分のアルバムを目にして「陳列されてるの、初めて見た。なんだか照れちゃうな」と喜ぶグク。メンバーのアルバムが揃ってるのを見つけて、全員分数えてます。
「もし歌手になっていなかったら、誰かを応援してCDを買っていたかな。誰のファンになってただろう」って想像してます。顔の好みでテテはどうでしょうか、それともやっぱりナムさんがいいですか!?(*ノωノ)
2023/11/10:NYタイムズスクエアTSX
昼の1時。疲れてて二度寝したせいで12時間寝た、って言いながらタコスをモリモリ食べてるグク。後頭部に飛び出てるアホ毛が愛しいわ。ガッツポーズして「I'm back(復活)」って笑ってます。
グクの寝起きシーンでいつも「よく寝たね」って声かけてくれてるの、マネージャーさんでしょうか。優しそうで惚れる。
今日のステージはタイムズスクエア。BTSを知らない人も見るから、なおさら頑張らないと、と鼻歌を歌いながらモグモグ。調子も天気も良くて、いいステージになりそうです。
移動する車内で、これからリハーサルしてヘアメイク、動画撮影、ステージ、って予定を数え上げてます。忙しいですね!
ビルについてヘアメイクを済ませる頃には、サプライズ公演の告知が出、周囲は黒山の人だかり。
"TSXのステージで30分のライブを決行"
腿上げスキップで窓辺に近づいたグク。
「急に緊張してきた」「ここまで声が?」って言いながら外を見降ろし、「ファンの皆さん頑張るね」って嬉しそうにしてるグク。ARMYを見て安心したのか、「上手くいく気がします」と頼もしい一言。
タイムカウントから飛び出し、「Hello, NY City! I'm JUNG KOOK of BTS!!」と高らかに名乗りを上げるグク。
「これはカムバックではなく、デビューだ」と宣言し、K-POPの看板を捨てたとしても、BTSの看板だけは手放さずどこまでも一緒に連れて行くマンネが愛しくて、胸が熱くなります!
この光景をカメラに収めているドローンが見えますね。
冒頭のシーンへ戻り、グクのステージと、熱狂するタイムズスクエアが映し出されます。
カッコよすぎるダンスと歌の合間に挟まった「メイクサムノイジューー!」が死ぬほどかわいいw
最後に「Thank you, Army! See you!」と残してステージを終えたグク。
「ああ、疲れた」と息をつきつつも、「ARMYは喜んでくれたかな。ARMYのおかげで……いつもARMYに力をもらってます」とめっちゃARMYを繰り返してます。
メイクを落としたら、早速エゴサでモニタリング。
この時グクが見てた投稿主さんが名乗り出たり、グクにエゴサされたくて皆こぞって「#정국」タグつけたりしてた思い出が蘇りましたw
「そろそろ帰国して下さい、ジョングクさん」って書いてあるの読んで、「へへっ」て笑うグク、死ぬほどかわいいです。着信音この声にしようかな。
『MAGIC SHOP』@『GOLDEN』Live On Stage
ここにこの曲持ってきたのは、定番というだけでなく、ググが制作に関わった曲ということもあるんじゃないかと思いました。
ヒョン達の声が流れる中、ARMY達に手を振っているグク。いい顔しますね……。ARMYの歌声をメインにしてハモったところもあり、感無量です。
改めて、バックボーンにBTSがあって、ARMYがいてくれるって、ものすごく心強いことだなと思いました。走り抜けた時間の中で、きっとグク本人が一番それを感じたでしょうね。
ソロでも「OUR」を使うところ、好き……!
その後~『NEVER LET GO』レコーディング~クレジット
その後グクは、2023/11/25から「Are You Sure?!(イゲマジャ)」北海道編を撮り(その途中でキノコ頭になり)、すぐアッシャーとのMV撮影のためアメリカへ渡って、一度髪を短くしています。
2024のFESTAで発表された最新ファンソング『NEVER LET GO』は、アッシャーとのMV撮影終了後、兵役に向けて坊主頭になってから収録したようで、散髪の様子が映っていました。
担当してるのは、ずっとBTSのヘアを担当してるパク・ネジュさんかな?
髪を刈られながら、「洗うのが楽そう」って言ってるグク。1人の世界で鼻歌歌ってるうちに仕上げが終わり、鏡を見る前に頭や肩を払ってます。心の準備をしてるのか、なかなか手が止まりません。
カットが切り替わると、そこには号泣してる美容師さんが……( ゚Д゚)ギャー
長年セットし続けた子がついに兵役に行くと思うと、もうたまらなかったんでしょうね。「僕は涙をこらえてます!」ってハグして、「もうカチューシャがいらないな」と笑ってるマンネ、強くなりましたね。
坊主頭でレコーディングしてるグク。本当に、最後の最後まで色々残していきたくて、頑張ったんですね。
画面の隅に、メンバー全員の名前が順に映ります。映像の流れ的には必要ない情報なので、「全員一緒だ」っていう気持ちを表したかったんじゃないかと受け取りました( ;∀;)
黒いタンクトップの金髪ジミンちゃんが、控室で「何で!?」「もう切ったの!?」って驚いてます。
へらっと訊く弟を捕まえて坊主頭を撫で回しながら、「よく似合ってるよ」って笑うジミンちゃん。「こいつめ」って感じで、仲の良さが伝わってきます。
この部屋、ジン君が髪剃ってた部屋でしょうか。内装が似てます。
流れるクレジットの中にも、やはりメンバー全員の名前が入っています。
拍手と「お疲れさまでした。レコーディング終了」の言葉で、この映画は終わります。
まとめ(という名の妄想)
以前『BREAK THE SILENCE』を見た時、私は、グクには「BTSとしての自分」しかないのではないか、だから自分自身について考えた時ひどく空虚だと感じるし、「BTSでない自分」を想像することに抵抗を示すのではないか、という感想を抱きました。
今回の映画では、「JUNG KOOK自身として認められたい」と頑張る前半と、「自分はBTSなのだ」ということを意識している後半の差が、印象的でした。
ショーケースで歌うグクの姿を見ながら、ヒョン達は自我を持った状態でBTSに入り、BTSとしてのパーソナリティを育てていったけど、グクは物心ついてからずっとBTSだったので、ソロ活動期で初めて「そうじゃない自分」が生まれたのかもしれないなあと思いました。
ブダペストでの、「BTSの中にいた時は自分について考えたことがなかったが、ソロを経験して初めて客観視した」、という言葉が印象的です。「自分」がなければ「他人(自他の差)」が生まれませんからね。
不安やプレッシャーを乗り越えて外へ出、ステージやリリースで成功体験を積み重ねてソロとしての自我を強化することで、彼は改めて「自分はBTSなのだ」というアイデンティティを獲得し直したのではないか、というのが私の感想です。
そう考えた場合、グクの辿った道筋は本当に雛の巣立ちに似ています。
殻の中で、BTSと離れて外へ出ていくための力を溜めた石ころ期
外の世界へ踏み出し、個を確立して独り立ちしようと必死になったソロ活動前半期
JUNG KOOKとして認められたい、という強い欲求が感じられる
反面、BTSのボーカルなのにガッカリさせないかという発想に、BTSではない自分への不安が窺える
自分にはできると思えるようになったソロ活動後半期
アルバムも評価されるだろうと思えており、ソロ曲のリリースが彼に自信を与えたことが推察される
「上手くいく気がします」という、生来の楽観的な姿勢が戻っている
BTSにいた頃は自分自身について考えることがなかった、ということは、「BTS=自分自身」だったので、BTSに対しても外から見直したことがなかった、ということになります。
しかしソロアーティストとして自我を確立したグクは、外からグループを見られるようになり、その中にいた自分についても、多分ヒョン達の役割についても、新しい目で見直せるようになったのだと思います。
非常に興味深い成熟の過程だと思いました。
その上で彼が辿り着いたものが、
「BTSはまだまだやれる、トップアーティストだと思ってもらいたい。そのために頑張る」
であり、
「Hello, NY City! I'm JUNG KOOK of BTS!!」
なのだと思うと、本当に胸が熱くなります……。
ちなみに、グクは映画の中で10回くらい「ARMY」って言ってましたし、「ファンの方々」をARMYに置き換えたらもっと言ってると思います。
グクのARMY好きは自作曲の傾向としても顕著なのですが、ポップスターになっても変わらないその姿勢が、非常に愛しかったです。
興味深い映画でした。ショーケースのカッコよさや、不意打ちのように繰り出される愛嬌に打ちのめされながら、グクについてめちゃめちゃ考えさせられました。
まだまだ公開は始まったばかり。未見の方はこんなの読んでないで今すぐ席予約をどうぞ!
Party Edition
10/18より、20分追加された「Party Edition」に差し替え。そんなのあるんですね、初めて見ました!
通常版の最後に特典映像が追加されたそうです。というわけで観てきました!!
流されたのは以下のMVでした。映画館環境でのグクの歌声は至高!
なるほど、『Hate You』MVの途中のステージの絵は、「GOLDEN」ショーケースのことだったのか!!(当時を知らない新規)
大人バージョンだったので、映画館では一部音声が消えてましたw
これを最後に持ってくるのは反則!!( ;∀;)
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愛してます……!
素敵な記事をいただいてしまったので、喜びのあまりリンク。ありがとうございます!!