ルッキズムは批判されるのに、頭脳格差は肯定されてしまう不思議!

ダヴの広告が炎上したルッキズム。だが、違和感がある。人間には、格差があるのが普通なのだ。生まれた家の資産や所得、そして体力・運動神経や頭脳だ。

頭脳格差は、実はかなり酷いものだと思う。私は大学生の時に塾講師のアルバイトをしていた。その時、中学生を指導していたのだが、小学校4年生の国語の問題すら解けなかった。しかも、何度解説しても理解しなかった。

最近では多少は注目されているが、学習障害や境界知能といわれるものがある。平均的な人間の頭脳や学習能力を大幅に下回る人のことだ。言語や数理の能力は、人によってかなりの格差があると思う。それは、努力では決して埋め合わせできないこともあるのだ。

こんなことを書けば叩かれるかもしれないが、容姿のハンディキャップは化粧や、美容整形で埋めることができる。どうしても精神的に苦しいならば整形手術もありだと思う。しかし、頭脳を取り替えることは不可能なのだ。貧困も奨学金などで埋め合わせできるので、頭脳だけは本当にどうにもならない絶望的な格差だと思う。

ブルーカラー労働も、実はある程度の頭脳は必要だ。言語能力が低いと指示を理解できないし、空間把握能力が低いと大工などの仕事はできない。本当の絶望的な格差は頭脳だとなぜ多くの人が言わないのか?不思議である。

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