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Kuni
2021年11月21日 13:42
巡りの中に身を委ねる。それが怖かった。自分を失うのではないか。自分は損をするのではないか。「自分」がそれを怖がった。そこに「自分」が生まれた。そんな「自分」を成り立たせるため自分と他のあいだに境界線がひかれ、全体の一部だった自分が、切り離される。望み通り「自分」が生まれる。なのに何故だか、安心できない。他人の幸せを喜ぶことができない。幸せの総数が決まってい