認知症介護 「認知症あるあるの解決策?」
こんにちは、Fredです。
僕と父は2週間前から祖母にあることをさせ、データ(成功or失敗)をとっています。2週間のうちに12回ほど機会がありましたが、1度も失敗していないので、今回皆さんに共有します。
認知症介護をする中で、皆さんは「さっき言ったやん」や「これ言うの○回目だよ!」と言ったことはないでしょうか?この言葉を認知症を患っている人に言うのは禁句であり、僕も言わないように常に意識しています。でも家事で忙しい時や、何かしらの理由で精神的に余裕がない時に同じ質問を繰り返されると、ついつい発してしまいます。
この実験をするまでほぼ毎日、我が家ではこのような会話が僕と祖母により交わされていました。
僕「ばあちゃん(宅配)弁当が届いてたよ。腐っちゃいけないから、今冷蔵庫にある。」
祖母「わかった。」
〜数十分後〜
祖母「まだ宅配弁当が来ていない」
僕「冷蔵庫にあるよ。」
祖母「そうかね。」
僕「お腹すいたの?今から食べる?」
祖母「今はいらん。あとで食べる」
〜18時ぐらい〜
祖母「もう18時やけど、まだ弁当はこないんかね?」
僕「冷蔵庫に入ってるよ!」
祖母「なんで言わなかったんか!私はお腹がすいてすいてやれんのじゃ!」
僕「(我慢の限界)何度も言っとるっちゃ!ばあちゃんが忘れとるだけやん!」
「さっき『あとで食べる』って言ったのそっちやん!」
上の会話は弁当に関してですが、弁当の他にショートステイを利用する日や前夜、デイが無い日曜日にもこのやりとりが多発していました。また本人の許可を得た上で預かったものに関しては「人の許可を得ずに勝手に触りやがって」と言われることもありました。
そこで思いついたのが、「祖母に忘れてほしくないことをメモに書いてもらう」というものです。
この方法を確実に成功させるために(3つのポイント)
1.「本人に書いてもらう」ということ。
本人にそのメモを書いたのは自分自身であることを理解させることで、「そんな話聞いてない」と言い訳ができなくなります。(性格が悪いですね。)
2.日付と日時を書いてもらう。
「これは昨日書いたものだ。今日は書いていない。」と言われることを防ぐため。
3.メモは次の日を迎えるまで捨てない/捨てさせない
「弁当は食べ終わったから捨ててもいいよね」と捨ててしまうと、もし「ご飯食べてない」と言われた時にゴミ箱からメモを探さないといけなくなります。
この方法で僕と祖母の間で「言った」「聞いていない」というやりとりは明らかに減りました。でもこの方法が効果的なのは、現時点でまだ祖母がメモの字が自分で書いたものであることが理解できているからこそであり、もし祖母が自筆を理解できなくなると…とも心配しています。今のところ理解しているのでもう少し活用してみようと思います。
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