【三寸の舌の有らん限り】[18]-高橋是清02-(1614文字)
金本位制(通貨と金を交換できる仕組み)を、最初に採用したのは英国であった。
ヨーロッパ各国も英国に追随し、金本位制の導入を行なった。
通貨が金と交換できることは、通貨の信用を確かなものとする。
しかし同時にデメリットもあった。国家は、自らが保有する金の総保有量までしか通貨を持つことができない。
日本が金本位制を採用したのは、明治30年(1897年)であった。
尚、ロシアも同年に金本位制を採用している。
日本の場合は、兵器をはじめ多くの物資を輸入に頼る必要