サンガの大切さ【坊さん日記015】
仏縁を喜んでいただけるお寺であるために、何を大切にしていくと良いのかについて、思うところを記してきた。結論としては、三宝(さんぼう)を大切にすると良いことを述べた。
三宝とは、言葉の通り三つの宝という意味で、仏様(仏)、仏教の教え(法)、仏教を大切にする仲間(僧)をさす。僧とは僧侶の意味にみえるが、僧侶だけでなく、お寺に集う方々など、仏教を大切にする仲間のことである。
この仏法僧(ぶっぽうそう)の三宝を大切にしていくことは、仏教教団のはじまりからそうであり、仏教やお寺において本質的なことである。
であるから、仏法僧の三宝を大切にすることは理に適っているといえ、この一つ一つをどのように大切にしていくのかを具体的に考え、実行していくことが寺院運営であると言ってもよいと考える。
前回までに、 三宝の仏(仏様)と法(仏教の教え)について、その意味や大切にする具体的な方法を見ていった。今回は、僧(サンガ)について見てみたい。
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