【坊さん日記011】本質を考える重要性
本質を考えることの重要性を最近特に思う。
小手先の技術をいくら磨こうとも、本質に根差していなければ、実りは少ない。
枝葉に栄養をいくら与えても、土壌が豊かで地面にしっかりと根をはっていなければ木は枯れてしまうようなものである。
お寺でも同じである。
たとえ色々なことをやってみても、本質に根差していなければ、それは表面的なことばかりに終始してしまう。
本当に必要とされていることは何か。本当に大切なものは何か。
仏教とは何か。仏様とは何か。お寺とは何か。
そうした本質的なことまで問いなおし、その上で、そこに関わる人たちが楽しみながら取り組んでいく。
そのことの重要性を、最近特に感じるのである。
さて、お寺では何を大切にしていくと良いのか。
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