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海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』

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【海好きさんあつまれ!】 海が好きな仲間のための共同マガジンです。目指すは 「みんなで海のあれこれを話して、ワイワイ楽しみましょ」 といったマガジンです。 【参加条件】 ・…
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#漁師

海の共同運営マガジン『海のイドバタ会議』 作っちゃいました!

【海好きさんあつまれ!】海が好きな仲間のための共同マガジンです。 目指すは というマガジンにしたいです。 【共同運営マガジンを作るにあたって】 はじめまして、海好きの皆さん!海のイドバタ会議の守(もり)と申します。 私は、日本中の海を専門に取材しているフリーライターです。noteを始めて3年たちましたが、今まで海に関わる記事ばかり5000記事くらい書いてきました。(2024.2.16現在) といっても、新聞記事や業界紙、関係省庁などの情報を中心にしたまとめ的な記事が多いの

何が幸せなのかは誰もわからない...2025小寒節気次候~水泉動(しみずあたたかをふくむ)

色の無い 起舟の海に 降る雪は なんの汚れも 知らず溶けいく 水泉動(しみずあたたかをふくむ) 地中で凍っていた泉が動き始める頃。 かすかなあたたかさを愛おしく感じる時期です。 起舟祭 漁師町の輪島市輪島崎町と海士(あま)町で十一日早朝に 一年の海の安全や豊漁を祈願する「起舟(きしゅう)祭」が営まれ 漁師らは新年の出漁へ気持ちを改める かみしもやスーツ姿で正装した漁師らは午前四時半ごろから 輪島崎町の輪島前(わじまさき)神社へとお参りし御お初穂を納める 拝殿では地元

女漁師初めてのnote

初めまして! とある地方で女漁師やってますだー子です🐟 漁師といっても色んな漁の種類がありますが、私は定置網の漁師をやっています。 あまり「女漁師」という単語に馴染みのない方もいらっしゃるとは思いますが、私の書く記事をきっかけに、漁師(女漁師)という仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいです😃 初めてのnoteということで、手始めに軽い自己紹介をしたいと思います♪ といっても、全国的に見て女漁師はまだまだ珍しく、ちょっとしたことで身バレするのでほんとにかる〜くしたいと思いま

『漁師のお仕事【100年続く、うにの貝焼編】』を公開しました!

『ff_私たちの交換日記』で新しいコラムが公開されました(^O^)/ 今回は、ずっと書きたかったネタ、いわきのうにの貝焼のはなしです。 ▼漁師のお仕事【100年続く、うにの貝焼編】 潜水漁と加工を漁家が一貫して手掛けてきた「いわきのうにの貝焼」は、夏のウニ漁解禁の時期だけ生産できる逸品。 長い禁漁期間中にも漁師たちが磯の手入れをし、資源管理をしている。法令よりも厳しいルールを課して、来年もその先もずっと子孫がこの磯の恵みを受けられるようと続けられてきた。漁師たちにとっ

『漁師のお仕事【刺し網漁編】 ―我が家に戻りつつある豊漁のよろこび―』を公開しました

『ff_私たちの交換日記』で新しいコラムが公開されました! 今回の寄稿は、私にとって身近な刺し網漁の話と、豊漁のよろこびについて書きました。 漁師とその家族の日常から、私が大切にしたいものが伝われば嬉しいな。 ▼本文より *** ・・・私が仕事の関係で漁に同乗できなかった日のこと。母から「今日は大漁!!」とメッセージが届いた。そのメッセージを見て、私の心はものすごく満たされた。一緒に漁に出ていないのに、だ。 この大漁の喜びは子どものころから感じてきた、漁師とその家族が味わう

遠洋マグロ漁船でのみんなの知らない生活

遠洋マグロ漁船ってみなさんは 「ヤ○ザの女に手を出したら乗らされる」とか 「借金を返済しきれなくて乗らされる」とか おふざけで話題にするくらいですよね。でもみなさんはマグロをたくさん食しますよね。   では、マグロはどのような過程でみなさんのお口まで届けられるのでしょうか? 考えたことはありますか?   また、遠洋マグロ漁船について興味を持ったことはありませんか? 「つらそう」 「日本へ帰れない」 「波にのまれて死んでしまう」 などのマイナスのイメージや 「各

オーシャンリペア(株)×5年総合×SDGs教育|出前授業

1.未来の海とSDGs特別授業のはじまり! 教育現場で“SDGs”という言葉が聞かれるようになってから、もう4年ほど経つでしょうか? 各学校でさまざまな工夫を凝らして授業が展開されていることと思います。 今回は、5年生の先生から 「総合の時間を使って子どもたちがSDGsについて学習しています。学習のまとめとして、SDGsに関する課題解決に取り組んでいる会社など、お話をしていただける方はいませんか?」という依頼がありました。 そこで、「100年後は今よりもっといい海を。」

『100年続く食文化を支える、いわきの「採鮑漁業」』を公開しました!

いわきの採鮑漁業(潜水漁)のはなしを書きました。 少しだけ玄人向けかもしれませんが、未来にも誇れる漁師のマインドを凝縮したつもりです。読んでいただけたら嬉しいです。 紙幅の都合で書ききれないこと、載せきれない写真もありましたが、伝わるといいな。。。 *** たぶんここに書いても本人たちには響かないとは思うけど、、、 法律や制度の隙間を縫って自分の行動を正当化して磯の資源にアクセスしてくる方々がいます。 確かに合法なのかもしれないけど、「食料」を生産している漁師たち

月報Okishima Life 2024.7 漁獲量(収入)が安定することの大事さ

引き続き幸運に恵まれた7月7月に入ってからも、出漁を断念するような梅雨明け前の雷ラッシュや強風に遭うことなく、休漁知らずでスジエビを獲り続けることができ、先月よりさらに幸運に恵まれていた。 前から感じていたが、上手くいく時は驚くほど続くし、上手くいかない時はずっと上手くいかない。漁師はおもしろい。 水草地獄から脱出日に日に水草は伸び、スジエビはもちろん、タツベに一緒に入ってくる小魚の種類が増えたり、浅場で泳いでるのが見えたり。魚の楽園感が今年も垣間見えて嬉しい。 その反面、

自己紹介~海を休ませる活動をここに書き記します~

はじめまして。 【海を休ませる漁師】  大石カズヒトと申します🐟️ プロフィール ・名前:大石一仁 ・年齢:28歳 ・職業:漁師・水産商社代表取締役社長(㈱塩飽フィッシャリーズ) ・居住地:香川県塩飽諸島本島(しわくしょとうほんじま) ・家族:2児の父(妻が第三子を妊娠中) ・夢:日本をお魚大国へと復活させる 趣味や関心のあること ・野球 ・山登り ・偉人の人生 ・海洋学 僕の経歴 ・塩飽諸島本島で生誕 ・中学卒業後実家のあとを継ぎ漁師へ ・25歳 結婚 ・27

フィッシャーマン・ジャパン、ライフジャケット業界を牽引する高階救命器具と連携し、水産業の担い手育成を推進。

漁業の安全性を高め、次世代漁師の育成につなげる新たなパートナーシップ ライフジャケットを手がけて約90年の歴史を誇る高階救命器具株式会社(大阪府大阪市/代表取締役社長:高階義尚)が、水産業の担い手育成事業「TRITON PROJECT」を推進する一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(宮城県石巻市/代表:阿部勝太)と連携。漁業の安全性を高め、担い手育成をサポートする企画を、2024年7月30日よりスタートします。 コラボ企画の第1弾として、高階救命器具が手掛けている漁師向

ほんとのはなし

「いやいや、ほんとのはなしよ」 それがその人の口癖だった。 朝7時にウニ漁の終わりを告げる放送がかかると、沼浦の浜にも次々と操業を終えた磯船が帰ってくる。 陸で雑談していた家族や出面さんは、目当ての船が見えると斜路を下り、ワイヤーの先に付いた鈎を船首のロープに引っ掛けて機械で巻き取る。 船を引き上げつつ獲れ高をつぶさに確認して、 「あれ、ずんぶ獲ってきたっけさ(随分獲ってきたね)」 「なんもよ(全然だ)」 などと会話を交わしながら、大小様々なそれらをスコップで掬って大きな青

ひとつの船に、たどり着いてから。|年子の育児(1-2歳)と夫婦起業、書くことの再開について

3年前に、長崎での1年間のしま留学を目前にした長男(当時4年生)のことをnoteに綴ってから、たくさんの大きな変化を経た。 今は北海道のひだりうえにある小さな漁師町で、タコ漁師の夫と長男(中1)、新メンバーのチビふたり(年子)も加わっての5人暮らしがはじまり… 長らく続いた睡眠不足も少しは楽になり、末っ子の産後からひとつの区切りを迎えたかなと、感じているところにいます。 書くこともままならなかったここ2〜3年の話と、noteを改めて続けていきたくなった今のことを、ざっくり

若手漁師を通じて気仙沼市の漁業と魚料理にふれたまちづくりカフェの夜

先週に続いて気仙沼English Cafeを楽しんだ。寝苦しい日々が続く中、思うように眠れず、結果的に開始時間から1時間以上が過ぎたタイミングでの参加となった。フリートークタイムのみ参加した形だ。 フリートークタイムでは、大船渡市に関する話を中心に行った。主に大船渡市のカフェについてである。本noteでも以前取り上げたカフェを紹介した恰好だ。 大船渡市は、質の高いカフェが少なくない。一方で立地面に難のある場所で営業しているケースが多いため、紹介する際に場所を伝えにくいのが