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想いに寄り添い憂慮の解消を目指す、私たちの「共同化」
こんにちは、Theoria note編集部です!
今回は、Theoriaが企業ミッション「認知症との向き合い方を、テクノロジーで変えていく。」を実現する上で、大切にしている「共同化」について紹介します。
共同化ってなに?
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皆さんは、「共同化」という言葉を聞いたことがありますか?
ちなみに執筆者は、Theoria入社後に初めて知りました。
共同化とは「言葉で表現しにくい経験や知識(暗黙知)を、同じ体験を通じて共有し理解を深めるプロセス」のことです。
個人が持つ暗黙知を、形式知(言語化・客観化された知識)に変換し、組織全体で共有することで新たな知識を創造できるという理論があります。
この理論を知識創造理論といい、そのコアとなるフレームワークは「SECIモデル」と呼ばれています。共同化は、このSECIモデルの最初のステップにあたるプロセスとして知られています。
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Theoriaでの共同化とは?
Theoriaの共同化とは、認知症の当事者様やご家族と共に時間を過ごし、同じ体験をすることを通じて、言葉としては表出しない想いに気づき・共感することを意味しています。
これは、エーザイが企業理念実現のために重要視する取り組みで、グループ会社であるTheoriaでもこの価値観を共有しています。
例えば、認知症の方が「料理が難しくなった」と感じられていたとします。ですが、どの点に難しさを感じるのか言葉にしづらい場合や、そもそも苦手とは認識していない場合もあるかもしれません。
その一方で、料理が楽しみとなり、前向きな気持ちにさせてくれているなど、ポジティブな影響もあるでしょう。
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認知症の方と一緒に料理をするという体験は、このような言葉にはあがってこない当事者の方の想いに気づくきっかけとなります。
そして、その気づきをきっかけに潜在的な課題を発見し、これに基づきプロダクトを開発・提供することで当事者様の憂慮を解消するーーこれが、私たちが目指しているところです。
共同化の参加事例
Theoriaでは、エーザイグループとしてさまざまな共同化の取り組みに参加しています。
ここでは、その一例をご紹介します!
事例1:カレーショップBLG
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写真は、認知症共創コミュニティ・BLG八王子がオープンする『カレーショップBLG』の運営に参加した時のものです(2024年10月31日実施)。
認知症の当事者様が主体となって店舗運営するカレーショップで、カレー作りや配膳を一緒に行いました。
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参加したTheoriaメンバーのコメント(一部抜粋)
・特に店長をされていた方が、まだ働きたいという思いもあって始まったプロジェクトという経緯もあり、生き生きされているのが印象的。
・認知症の症状には、短期記憶障害があると知識では知っていても、実際に作業をする中で、私たちが無意識に行動していることの中に苦労があると認識。
・「やりたいことをやる」「できることをやる」ことが幸福に繋がると感じた。
・咄嗟にごまかしのような対応をしてしまい、介護では良くある対処法と言われたものの申し訳なさを感じた。
事例2:RUN伴(ランとも)
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認知症当事者様やご家族、地域の皆さんによるランニングイベント「RUN伴(ランとも)」が、エーザイ本社のある文京区で2024年11月17日に開催されました!お揃いのオレンジのTシャツを着た多くのランナーが文京区の街を駆け抜けました。
Theoria社員もランナーとしての参加に加え、休憩地点で「脳活Eサロン」を開催し、脳トレツールをご紹介して参加者のみなさんや地域のみなさんと交流しました。
参加したTheoriaメンバーのコメント(一部抜粋)
・朝9時から全周コースに参加。日本晴れの下、文京区探訪の趣もあり純粋に楽しめた。地域コミュニティと自治体・企業その横連携の重要性、様々な施設の形態があること、そこで働く人や介護される方のリアルを少しずつ覗き見させていただくまたとない機会となった。
・同じグループで、人間的な魅力に溢れた若年性認知症当事者の方が一緒だった。刺激になると同時に、いつ誰もが直面するかもしれないと本当に考えさせられた。
・文京区在住の80代の女性2名に脳トレツールを実施いただいた。健康意識が高く、入れ歯はなし、趣味はゴルフと人生を謳歌していた。元気の秘訣は、積極的に外に出て人と話すこと、趣味を楽しむこととのことで、友人がいる、コミュニティがあるということは重要だと感じた。
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Theoria technologiesでは、共同化を通じて、当事者様やご家族に寄り添い、最適な解決方法を一緒に考え、創出していきます。
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