郷土玩具蒐集家・須知善一の監修した『特別意匠たばこ目録』
満州を中心に玩具を蒐集していた実業家・須知善一の評伝『満州を駆け抜けた男 須知善一』市道和豊(室町書房, 2010年)によると、須知は戦後玩具でなく煙草を蒐集していたようである。日本の古本屋に須知の監修した『特別意匠たばこ目録』(京都たばこ友の会, 1971年)が出品されているのを見つけたので購入した。以下に写真を紹介したい。
この目録の編集者の渡辺惇太郎は、『満州を駆け抜けた男 須知善一』によれば、須知が満州に滞在していた時に玩具の蒐集を手伝っており、日本列島に戻ってきた後も須知と趣味や仕事の両面で交流があったという。また、現在では想像が難しいが、この目録に掲載されている参考文献リストによると、煙草の蒐集趣味のネットワークは全国に広がっていたようである。以下に写真を載せておきたい。須知の監修した目録自体は貴重なものであると思われるが、残念ながらこの方面をまったく知らないので私は評価ができないので紹介だけにしたい。
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