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わが家に所蔵されている雑誌『土の香』はどこまであるの?

 以下の記事でも紹介したように加賀紫水の編集していた民俗学研究雑誌『土の香』(土俗趣味社)を以前に購入したが、私自身この雑誌がどれくらい手元にあるのかを把握していなかった。そのため、欠けている号を確認するために整理を行った。

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結果、以下の号が欠けていることが分かった。

1巻1~4, 6号、7巻6号、8巻1, 2, 4号, 10巻3, 6号、14巻2, 4, 5号、15巻2~6号欠、16巻4, 6号、17巻1~3, 4, 6号、18巻、19巻、復刊部分

かなりまとまっている方であると思う。CiNii Booksや『土の香』の所蔵状況が掲載されている『土の香 第9巻 翻刻版』(樹林舎, 2013年)で他の研究機関や図書館の所蔵状況も確認したが、ここまでそろっている研究機関や図書館がほとんどないことが分かった。欠けている部分もそろえていきたいが、この雑誌自体の希少性を考えると、今後そろえていくのは難しいのではないだろうか。

 気になったのは、『土の香』がどれくらい出版されていたのだろうかということである。CiNii Booksで確認した限りでは、最終巻はおそらく19巻5号(1937年)になるだろう。しかしながら、戦後の復刊後どれくらい出版されていたのかは私が少し調べた範囲ではよく分からなかった。『土の香 第9巻 翻刻版』(樹林舎, 2013年)によると、3巻1号が首都大学東京図書館に所蔵されているようである。一方で上記の記事の中に引用した『尾西市史 通史編 下巻』(尾西市, 1998年)の「解説―雑誌「土の香」と加賀治雄」小林弘昌では、戦後に発行された『土の香』は号数で3冊となっている。どちらが正しいかが気になるところだが、1巻が1号ずつ発行されたということであれば、両者の情報に矛盾がないことになる。復刊部分は実際に確認してみたい。

 『土の香』は貴重であるが、包括的な目録が取られていないようなので、時間がかかるかもしれないが少しずつ目録を取って公開していくことも考えている。

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