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本山桂川が発行していた雑誌『民俗研究』について

 以下の記事で民俗学研究者・本山桂川の発行していた雑誌といくつか紹介したが、号数が1番長く続いた本山が発行した雑誌に『民俗研究』がある。この雑誌は50号まで発行されたことは知っていたが、この雑誌は図書館や研究機関にも断片的にしか所蔵されておらず、全体像が知りたい雑誌の一つであった。しかしながら、先日日本の古本屋で総目次が付いている『民俗研究』の一部を購入することができた。総目次は『千葉県民俗資料』の第37、38、39、41、42、44、45、47、48輯の合本に付属していた。

総目次によれば、昭和3年2月に第1輯、昭和8年2月に第50輯が発行されたので、『民俗研究』は5年間発行されたことになる。総目次を簡単に確認してみたが、第1輯が本山の文章のみを載せているように、『民俗研究』は本山が自分の研究成果を発表する場としての意味合いが強かったように思われる。

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Theopotamos (Kamikawa)
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