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コーヒーと音楽 Vol.228 - Duke Ellington & John Coltrane

Duke Ellington & John Coltrane - In a sentimental mood

今日は夏日。でもやっぱり空は秋。

だんだんとこの時期になると感傷的な気持ちになってきます。

そんなときに今回「コーヒーと音楽」で紹介するDuke Ellington & John ColtraneIn a sentimental mood はピッタリ。

1935年にデューク・エリントン作曲のこの曲は、1962年にジョン・コルトレーンと再演することになります。

ぼくはやっぱりコルトレーンとの共演がどうしても好きです。エリントンが若かりし頃のIn a sentimental moodも素敵ですが、ぼくにはゴージャス過ぎて。そんな時代にいってはみたいものですが。

それにしても後年のコルトレーンは強烈なフリー・ジャズのイメージが強いのでこんな落ち着いた音を奏でているのがちょっと意外な感じがします。

おそらく本人の中でも挑戦的な音と、広く受け入れられる音を使い分けていたのでしょう。

Bill Evansのカヴァーも有名です。これも素敵なのですが、ぼくには洗練され過ぎている印象がどうしてもあります。

ということで、ぼくの中ではIn a sentimental moodDuke Ellington & John Coltraneの共演作がどうしても揺るぎないものになっています。

感情的な部分ですっと自分の中に入り込むものがあるのです。

この曲には、後にマニー・カーツによって歌詞が追加されています。素敵な歌詞です。歌詞のはじまりはこんな感じ。

In a sentimental mood I can see
The stars come through my room
このやりきれない気持ちで見えるもの
それは部屋へとやってくる星たちだ

今夜は星が見える。

星に願いを。


<今日の誕生日> 9月26日 かせきさいだぁ(1968 - )は、日本のヒップホップアーティスト、ラッパー、作詞家、漫画家、随筆家。



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