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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.274 - KENYA

KENYA - RED MOUNTAIN

久しぶりにケニアの豆の焙煎記録。

ここ最近は中国のコーヒー豆を焙煎していましたが、ケニアレッド・マウンテンという豆を今回は焙煎しました。

この豆は一番最初に購入したときに、すごくコクがあってバランスも良くて気に入った豆。

しかし、再度購入して焙煎してみたらあの時の感動がなかったという豆。

今はその時の味を再現できるかどうか再試行中です。

焙煎度は狙い通り。

そして飲んでみます。う〜む。やっぱりあの時の「おいしい!」がない。

なんだろうなぁ。自分の味覚が変わったのか、豆が変わったのか、焙煎の仕方が悪いのか。そのすべてか。

ぼくは結構コーヒー豆の焙煎を音楽で考えているところがあります。

毎回毎回の焙煎がライブのようなもの。その都度その都度同じものは全くない。

ある程度までは再現できても、その環境によって、オーディエンスによって、演者のその日の気分、状況によって音は変化します。

そこをどうに良いバランスで保っていけるか。

焙煎は録音された音ではないから難しい。ライブです。

目下のところぼくの目指している焙煎はGuided By Voices。

途中で解散したり再結成したりしながらも1983年からずっと続いているバンド。

そして中止人物のRobert Pollardは何千曲も書いて、その中に宝物のような曲が含まれています。

自分のスタイルで続けることの大切さを教えてくれるバンドです。

ぼくはそんなバンドが好き。決してメジャーにならなくてもコアなファンがいる。それは音楽はもとより、そのバンドの存在そのものに惹かれているから。

そんな存在のコーヒー豆をつくりたいです。

焙煎とは直接関係ない話になってしまいましたが、そんなことを考えながら焙煎しているのを知ってもらうのもたまには良いのかなと思います。

そうそう前述のGuided By Voicesはステージ上にビールいっぱいのクーラーボックスを置いて、合間合間に飲みながら演奏するんです。

その感覚がまたいいんだなぁ。

結構コーヒーの世界は一歩踏み入れると、音楽でいうとクラシカルであったりテクニック重視のプログレな世界が広がっている感じを受けます。でも、ぼくはLo-fiなインディーでいきたいし、そこにジャズの要素を入れたい。

とにかく、やっぱり場数ですね。Guided By Voicesだって自分たちのスタイルを一夜で確立したわけじゃない。

と、話が終わらなくなりそうなので、今日はここで終わりにします(笑)。

飛行機の音とともに、おやすみなさい。


<今日の誕生日>
12月19日 
プロフェッサー・ロングヘア
(1918年 - 1980年)は、ニューオーリンズを代表するブルース・ピアニスト。

Zal Yanovsky (1944 - 2002)この日カナダで生まれたミュージシャン。Lovin' Spoonfulのメンバー。



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