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コーヒーと人 Vol.10
Cy Twombly
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皆さん、こんばんは。
やっと体調が戻りつつあります。本当にここ数日苦しかったです。
でも何か貴重な時間を持てた気がしています。
さて、今回は「コーヒーと人」コーナー。取り上げるのは画家のCy Twombly(サイ・トゥオンブリー)です。大好きな画家。
あんまり大好き、大好き言っているとミーハーな感じですが、ミーハーなのでしょうがありません。
でもぼくはわりかし好みがはっきりしているので、大好きとなればとことん好きなのです。
Cy Twomblyの作品は生で一度だけ観たことがあります。1枚だけでしたが結構大きな作品で2.5m×2.5mぐらいあったでしょうか。
やっぱりものすごいインパクトがありました。一本一本の線はか弱い感じなのですが、それが集合体になったり、消したり、書き足したり、塗り潰したり。
インパクトはあるのだけれど独特のやわらかさがあって。消えてしまいそうな儚さを抱いている究極の落書き。
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よく思うのは、Cy Twomblyのような画家の魅力を発見し、評価した人ってすごいなって。
ぼくにしてみれば完全に好みの画家ですが、人によっては彼の作品をアートとはみなせない人がいるだろうし、それこそ子供の落書きぐらいに捉える人の方が多い可能性があります。
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ゆっくりと美術館に行きたい。できれば地方のほとんど人が来ないような美術館がいい。
心に栄養を与えないと。
土曜日。もう夕空が夏の終わり色。ゆっくり休もう。
皆さん、おやすみなさい。
<今日の誕生日> 7月30日 ジミー・クリフ(1948 - )この日生まれたジャマイカ人レゲエ・シンガー。
<カレンダー日本の天気> 7月30日 海陸風
夏の広島の夕なぎのおりの暑さは有名である。海風、陸風が交代する夕方は風がなくなり、その時の暑さは耐え難い。
夏の季節風は弱いので、沿岸地方では海陸風が発達する。日中は強い日射で陸地が海より温度が高くなり、海から陸に向って風が吹き、夜は反対に陸地の方が早く冷え、陸から海に向って風が吹く。これがそれぞれ”海風”、”陸風”であり、朝夕の交代期の風が弱くなるのが”朝なぎ”、”夕なぎ”である。
海陸風はふつう海岸から20ないし30キロで起こり、上空数百メートルの風は反対になる。かなり内陸でも風が1日周期で交代するが、これは山谷風の影響である。
※この本が出版された1982年の記述です。
<一日一文> 7月30日 ヘルダーリン
人間は苫屋に住まい、恥じらいの衣服に包まれている。内気で用心深くもあるからだが、巫女が神火を守るように魂を守っているからだ。これこそが人間の分別である。だからこそ神々に似たものである人間には、自由が、つまり命令し遂行するより高い力が与えられ、あらゆる財宝のうちもっとも危険なものである言葉が与えられたのだ。創造し、破壊し、没落し、永遠に生きる支配者である母のもとにもどっていって、おのれが何者であるかを証言し、その母からそのもっとも神的なもの、つまりすべてをはぐくむ愛を受け継ぎ学んだことを証言せんがために。「1800年の断片的草案」より、編者訳出
<今日の英語> 7月30日
It seems his credibility has not been damaged despite the scandal.
スキャンダルにもかかわらず、彼に対する信頼は傷ついていないようだ。