金沢ステイ・山代温泉#2|食事編「べにや無何有・金沢でお寿司」写真日記52枚
温泉で心も体も温まったところで、広々としたダイニングに向かう。
華美なインテリアや調度品は要らない。
無駄が省かれた空間で、テーブルの上に広がる「口福な宇宙」に全集中する。
蟹、日本酒、主人。
今夜はこの三本立てでいこう。
▪︎べにや無何有 / 夕食
日本酒がめちゃくちゃウマい!
「もう一合、いやこの際2合で!」
飲むは飲むは、2人とも完全にできあがってしまったわけで。
冒頭の「口福の宇宙」たるや、どこぞに。
明るい作務衣姿のお給仕さんと「いやー、新幹線が。いやー夫婦喧嘩が。」としゃべりまくり、だいぶとっ散らかった世界に...。
そろそろ食事も終わろうかという頃に、
「あらー。てっきりお子さんがいらっしゃらないご夫婦なのかと思いました。2人の雰囲気が、ほら。」
日本だから夫婦だけで来たらやっぱりそう見えるかなと思いつつも、大変光栄なお言葉!
何年経っても、はしゃいでいこう。
縁があり一緒になったのだから、楽しくやっていこう。
あー、しっかし飲んだ飲んだ!
部屋に帰ったら、畳にふっかふかのお布団が敷いてあった。
ぽふんっ...
と、極楽浄土に身を沈めたが最後。
目覚めたら朝でした。
良かった、目覚めて。
▪︎べにや無何有 / 朝食
しゃきっと早起きして大浴場へ。
朝風呂もまた格別なもんで。
▪︎金沢にて / お寿司ランチ
加賀温泉駅から特急しらさぎに乗り、金沢に到着。
金沢では「弁当忘れても、傘忘れるな」という格言があるとか?
雨が降りやみ、晴れ間が見えたかと思ったら急に霰が降ってくる。今度は虹?!
突風が吹いて、傘がひっくり返った。
コンビニで急遽買った傘は実に短命でした。
金沢の天気はとにかく忙しい。
▪︎金沢にて / 器
客が私たちのみだったので、大将と話が弾みついつい長居をしてしまった。
「料理と器」に興味があり、金沢九谷焼を探すことが今回のミッションの一つであったのだが、新幹線まで時間がない!
主人はまったく興味なしなので、スタバで待機することに。
お寿司屋さんから徒歩で行けるお店3ヶ所へ向かう。
3ヶ所行ったが、これだという九谷焼のお皿を見つけられずにいた。
迷う、迷う。どれが必要で、欲しいのか分からなくなってしまった。
意気込み過ぎて、本番で失敗してしまった感じ。
小雨の降る中、傘なしで歩いたせいで気力はダウンするし髪のボリュームもダウンするはで、すっかり意気消沈。
そんな中追い討ちをかけるように、主人からの無言の圧が。
「食器、いっぱい持ってるじゃん。また買うの。」
「もう、時間ないよ。」
「天気、最悪だな。」
とは言わないけれど、妻の第三の目は悟った。
背中からドス黒いオーラが漂い始めとる。ひー。
「縁がないみたいだから、今回は諦めるよ!ひがし茶屋街に行ってみよう。」
後ろ髪が引かれる想いで、タクシーを捕まえた。
半日の金沢観光が終了。
金沢駅直結のあんとでお弁当を買って、一路東京へ。
兼六園も金沢21世紀美術館も九谷焼ショッピングも、楽しみが少し延びたと思うことにしよう。
後ろ髪引かれるぐらいで旅はちょうど良い。
▪︎軽井沢にて /車が故障?!
東京から軽井沢に戻り、ちょっとしたハプニングが。
弟の車が動かない。故障か?
エンジンがかかっても「ヒュンヒュンヒュ....」とすぐにストップしてしまう。
みみ家の子供たちのベビーシッターという大役を終え、明日には自分の子供たちを連れ都内に戻らなきゃいけないのに、これは困った。
車の修理屋?みたいなおじさんを呼ぶも、よく分からないまま帰っていってしまった。ますます、困った。
そんな中、子供達は従兄弟とケラ池スケートリンクへ。子供は呑気じゃ。
最終的にガソリンスタンドのお兄さんが、動かなくなった原因を教えてくれる。
「東京から来たんですか?ディーゼル車か。じゃあ、軽油が凍っちゃったんだな。」
軽油が凍る??
恥ずかしながら、ガソリンが凍るなんて私含め誰も知らなかった。
こうした場合、気温の上昇と軽油の解凍を待つ、もしくはJAFや自動車修理業者のレッカーを呼ぶとのことだが、気温の上昇を待ったら春になってしまう、レッカーを呼んだらとんでもない金額になってしまう。
うーんと悩んだ結果、一か八かで試してみることに。
不凍液入り軽油を車に入れてみよう。
先程行ったガソリンスタンドに戻り、ポリタンクで持ち帰る。
しばらくして弟の声が上がった。
「かかった!かかったよーー!」
「おぉーー!!!」
寒冷地ど素人達は大いに盛り上がった。
良かった、帰れるね。このまま春まで車置いてくとこだったね。笑
「都市部での給油は片道分だけにして、目的地の寒冷地で気温の高いうちに給油すること。」
なるほどー、知らなかった。
1つ賢くなりました。
▪︎軽井沢にて /ガラス工房
前々から気になっていた、吹きガラス体験ができる「軽井沢ガラス工房」へ。
日本では普段体験できない新しいことにたくさん出会える。
「どこに行きたい?」と聞くと、「日本!」と必ず答える子供たち。
美しい自然や風景、四季折々の食べ物、文化が豊かで日本は素晴らしい国だなと、改めて感じる2023年の冬でした。
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