気合や根性ではなく、科学的に運動を習慣化させる方法
20年ぐらい運動の習慣が続いています。
大学サッカーを引退して、
まったく運動をしなくなって太ったのがきっかけ。
留学中や留学後に仕事を再開した当初は
週一回程度でしたが、
身体を動かす習慣
が途絶えたことはありません。
そして、いろんな本を読んで気づいたのが
自分の行動が科学的根拠に基づいていることであり、
意志が強いとか、根性があるとか
そういう気合系に弱い私がいかにして
運動を続けられているのか?
について今日は
一挙にまとめてみたいと思います。
■かわいい受付スタッフがいたり、
美人インストラクターがいたり、
ジムに行くのは彼女たちに会いに行くためであって、
トレーニングは二の次。
20代のころはそんな感じで
ジム通いが続きました。
行動経済学にある「時間割引率」は、
将来の価値を割り引いて考えて、
目の前の利益を優先してしまうことですが
ダイエットしているのに
ケーキを食べてしまうのは、
モテる身体は何かとメリットがありそうでも、
その価値を割り引いて考えてしまうからです。
ジムへ行きたくなくても、
別のゴールを用意する(女性に会える)ことで、
目先の満足を利用して
本来の目的にむけた行動を促進してくれました。
ジムに行ってしまえば、
女性スタッフに見られているという
自意識が強く働き、
モチベーションが上がります。
他者の注目をあびると
その期待に応えようとして成果を出しやすくする
「ホーソン効果」
に通じます。
■YouTubeやインスタでは、
スタイルがよくて、
トレーニングの様子をアップする人
をフォローしています。
かっこよくて、ストイックに身体を鍛えている人は
男女の区別なく、片っ端からフォロー。
「こうなりたい」
と意識することが目的なんですが、
これは「自己成就の予言」といわれる
社会心理学の効果が認められます。
たとえ根拠なくても予言を信じて行動すると
その予言が実現する現象。
今はあまり気にしなくなりましたが、
体重と体脂肪の目標値も、
あこがれの芸能人の数値に合わせることで
自己成就の予言が促進されていたのかもしれません。
数値目標に近づけば近づくほど
テンションはあがりますが、
これは「目標勾配効果」
目標に近づくと、
目標を達成したいという気持ちがより強くなって
行動を加速させる働きがあるそうです。
■サンクコストの呪縛という心理は、
「お金をかけたのだから、ムダにしたくない」
というもの。
そういえばジムの会費は
年間で支払うのがお決まりになりました。
毎月の引き落としではなく
割引のある年間一括払い。
月額払いより割安になるだけではなく、
高いお金を払ったからがんばろう!
という気にさせ、
途中でやめる選択のハードルを上げてくれる
というメリットも生んでいます。
ジム通い、身体を鍛えることが習慣化されると、
専門性のないトレーニングメニューであっても
「とにかく運動はできている」
という思い込みによって
筋肉はどんどん増えていきました。
これは「プラシーボ効果」ですが、
思い込みの重要性を実感しています。
■最近は
早朝ジムにハマっていて
ジム後のプロテイン(チョコ味)と
シャワー(+頭皮のブラッシング)と
シャワー後のアイシングの快感がやめられません。
行動を起こしたければ
「快の追求」を刺激する理由をつくればいい
とされていますが、
心身ともに疲れていても
「あの快感」が身体を動かすことは実際にあります。
最近は脳科学の本を読んでいるので
神経系のニューロン、シナプスが活性化され
前頭前野を通って海馬に記憶されるという
依存症のメカニズムを知り
感覚だけではなくロジックとして
快楽をコントロールできています。
運動と脳は密接に関係しているので
記憶力、集中力アップにもいいということも知れて
ますます運動がやめられなくなっています。
■ちなみに運動以外では
「文章を書くこと」が
習慣化しつつあります。
noteは150日以上、
そしてオンラインサロンでも40日。
毎日欠かさず更新できているのも
上述した科学的根拠によって説明がつきそう。
今日は詳述しませんが
気合と根性がまったくない私が
なぜ継続、習慣化ができるのか?
自分でまとめながら
「なるほどなぁ」と妙に納得しています。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
それではまた明日。
おつかれっした!