意外と見落としがちな「雑事の時間」
皆さんは
お風呂に何時間費やしているか
知っていますでしょうか?
歯磨きは?お皿洗いは?洗濯は?
通勤時間や睡眠時間
に関してはけっこう関心が高くても、
こういった雑事の時間は
どんぶり勘定なケースは少なくありません。
そしてその小さな積み重ねが
「差」をつくっていることに対してもまた、
わりと鈍感です。
■「時間」は
いろんなリソースのなかでも
もっとも重要だと言われています。
なぜならみんなに分け与えられた時間は
24時間で、
みんな平等、
増やすことは絶対にできないからです。
最近は
「ムダに電話をかけてくるな」
というお叱りを
上司から受けることもしばしば。
何かに集中して取り組んでいるときに
電話がかかってきたり、LINEの通知がはいると、
脳内から大量の
ドーパミンが分泌されます。
その量は、
スロットマシーンでルーレット
を回しているときの分泌量と同じ。
その興奮状態から
電話に出ることを抑えられず、
そして電話が終わったあと、
途切れてしまった集中力を元通りにするのが
いかに至難の業であることは
みんな知っています。
「時間を奪われた」
という受信者側の怒りは、
発信者側に向けられるという成り行き。
多くの人が、時間をいかに有効に使い、
生産性をいかに高めるか
腐心している様子がうかがえる
事例です。
■さて、
冒頭の質問に戻りますが、
これだけ時間にうるさくなった現代人も、
意外とこまかい時間管理ができていません。
これはやってみると気づかされますが、
自分が何にどれくらいの時間を使ったか
メモすることで判明します。
たとえば夜、
次の日の予定を手帳に書き込み、
翌日に何かをやるたびに
正確な時間を書き込んでみてください。
めんどくさい、ということもありますが、
すぐにイヤになってやめたくなります。
なぜかというと
「いかに自分が時間を浪費しているか」
が分かるからです。
最大の敵はスマホ。
そしてYouTubeでしょうか?
なんとなく漠然と
「時間をうまく使えていないかも…」
そんな状態ではなかなか
改善しようという気になりませんが
時間の浪費が
明確に可視化されると放置できません。
がんばって2週間ほど
記録を続けてみると、
浪費するタイミング、場所、使うもの、やること、
いろんな傾向が見えてきます。
そして浪費した合計時間
が算出されますので、
その時間をほかの時間に割り当てることができれば
生産性はかなり改善されるはず。
ほかの時間に割り当てるときは、
①幸福感
②達成感
③人間関係
の3つを意識するといいでしょう。
■今朝
5時起床の予定が
7時にずれ込むというアクシデント。
昨晩の地震で目が覚め
しばらく眠れなかった
という不測の事態があったので
いたしかたない面もあり、
そこからいかにリカバーできるかは
「何にどのくらいの時間がかかる」
ことを正確に把握しているから
ということをあらためて実感しました。
日曜日は、
ランニングや部屋の掃除など
イレギュラーな雑務に加えて、
ルーチンワークもおろそかにしない。
そんな決意のもと2時間の遅れを取り戻すには、
休息時間を削るしかありません。
幸い、25分ごとに5分の休憩
をいれることを日常としているので、
ちょっときついですがそれらを削ぎ落し、
昼休憩(昼寝含む)を1時間から15分に抑えれば
午後は予定通りに
回復できました。
そしてそれもこれも、
どんな予定がどれくらいで終わるか
をちゃんと把握しているからこそ。
慣れてくれば、
サボりそうなタイミングを
第三者目線で気づくことができるようになるので、
「あともうちょっとやるか」
という意識が働いて
時間を効率的に使えます。
■今日はこれから収録です。
日をまたぎますので
体内時計がちょっとズレてしまいます。
それもしっかり見積もって
これから明日の計画を立てていきます。
明日も幸せや達成感、
そして人間関係の向上にたくさんの時間を使えるよう
雑事のマネジメントを
丁寧におこないたいと思います。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
それではまた明日。
おつかれっした!