『つながっていいとも』木曜日 第16回 有限会社GYOLIGHTHOUSE 代表取締役社長 笠原曉さんによる「日本の中小企業を元気する秘訣」
「つながっていいとも」とは
今年の5月30日に、電子チケット会社「Peatix」主催で配信した24時間オンラインチャリティイベント『HELLO, NEW NORMAL」の中の1コーナーのスピンアウトです。
「オンラインでも出会える!話せる!つながれる!」をモットーに、「新しい時代のつながり方」を実践されている方をお招きし、18分間おしゃべりする企画です。
配信は、あの伝説の番組の名物コーナー同様、ゲストに次のゲストをご紹介いただいてシメ、となります。
火曜日はPeatix共同創業者・藤田祐司さん、水曜日はTokyo Work Design Weekオーガナイザー・横石崇さん、そして木曜日はコミュラボ幹事・辻貴之がモデレーターです。
そして気づくと丸4か月、今日で第16回!
第15回のゲストの『こめや合同会社』代表小林秀幸さんからのご紹介、有限会社GYOLIGHTHOUSE 代表取締役社長 笠原曉さんによる「日本の中小企業を元気する秘訣」。今日は「人をつなぐ思いとその具体的な方法」を伺いました。
第16回ゲスト 笠原曉さんとは
1972年(昭和47)年 東京生まれ。
学生時代に米国カリフォルニア州に留学。
帰国後、大手プロバイダー、広告代理店、出版社を経て、コンピューターシステム会社に従事。日本企業の米国現地法人立ち上げに関わる。日本初、販路開拓に特化したビデオキャスティング制作事業を行う。
今後の中小企業繁栄の活路は外需獲得であると確信し、米国ロサンゼルス、シカゴ、ニュージャージーに拠点開設。シカゴでは現地米国企業の副社長も兼務しグローバルイノベーションを展開中。2014年度版中小企業白書にも事業が掲載され、新聞、雑誌、テレビなど多数のメディアでも評判となった。
こんな笠原さんとのトーク、スタートです!
ベースはIT
ー まずは自己紹介をお願いします!
東京生まれ、今は関西在住。サラリーマン時代はUFOキャッチャー。いろんな会社に捕まえられていった。アパレルを皮切りに、25年前にインターネットのプロバイダー、広告代理店を経て、市谷の出版社でITの仕掛けを学んだ。そして、大阪の違う広告代理店へいき、IT技術を外資系の会計事務所で活かし、ITを本格的に導入したいという大阪に本社のある飲料メーカーへ転じ、シリコンバレーでの勤務を経て、若気の至りで独立して15年目となる。
ベースはIT、そこにマーケが乗ったりしながら、世の中を多面的に見ている。今は対局の農業に関与。アメリカで見つけた農業資材を輸入販売していいる、農業にバックグラウンドのない48歳。
いろんな人ととの関わりで意識してきたこと、作ってきた機会とは?
まずは出会いは感謝。お会いした人といっぱいお話し、自分に向いてる向いてないではなく、生き様を見るようにした。ここは嫌いだけど、ここは面白い!にフォーカスして、SNSなどではなくてリアルに仲良くなる。
2−3ヶ月に1回、5人で集まる。そして、他人の名刺をプレゼンする。プレゼンを聞いてその人に興味がある、という人がいたら名刺を渡す。名刺を渡された人は「○○さんの紹介で」と言って電話して、うまく行くとハッピー。このような形で人を紹介すると、浄化されて、つながっていく。すると、紹介された人に覚えてもらえていて、自分が他の人を紹介してもらう、こともある。
サラリーマン時代、上司は机の右下か左下に名刺ホルダーがあったが、大切な名刺は机に置いていた。右下か左下の名刺を、記憶にあるうちに適材適所に、ばらまく。それが仕事につながればいい、という感じ。
見本市
独立した時は、技術もない、やりたいこともない、でも未来がある、と思っていた。そんな中で中小企業の方と話すと「販路がない」という話を聞いた。いろんな会社の話をきくと、まず武勇伝、そして世間と業界の悪口、最後に「実は弊社」という話が出てきた。その最後の部分を1分の動画にまとめた。
1分には意味がある。戦前戦中に建てたビルヂングの「エレベーター」の前に立つと、1分は待つ、3分から携帯をいじる、5分はエスカレーターへ。ということで人は待てて1分。
動画はボトルシップ。動画はパンフ代わり。各社に聞くと利幅の高いものほど売れないというので、1分で商品紹介の動画を作り、シメに連絡先を入れた。すると、それを見た人が直接連絡し出した。すると、中抜きになり、商社がいらなくなった。そうした動画制作を900社に行った。
年老いた経営者は、自画自賛ばかり。銀行も、過去しか評価しない。未来を評価しない。なので、未来が見える見本市にまず見に行く。シカゴで2年に1回行われる見本市IMTSにいくと、日本の技術力の高さに気づく。3Sや5Sなど、アメリカではやってない。
外貨獲得、販路拡大
世の中を知ることが大事。既得権益などがあると、New Econimyをやろうとしても難しい。ベンチャーは世の中にないものに挑戦する。でも、信用されない。それはベンチャーがアドベンチャーになっているから。
海外の見本市へ行けば、外需獲得ができ、自分のレベルを知ることができる。海外を見るのは全国模試のようなもの。
生き残っている人は、新しい飲み屋ができたら、試しにパッと入ってみる人。ビジネスであれば、法律と弁護士がいるにで、仮に変な扉を開けても、ぼったくられない。
この20年で、日本の中小企業は100万社近く倒産した。今後ますます増えるだろう。3人から5人に一人、痴呆症にかかる時代であると言われている。日本企業は右肩がりでないとだめだった。なぜなら、銀行からお金を借りてるから。しかし、日本は人口減な中で 売上を上げるための帳尻合わせは、外貨獲得。それを、肌で感じた人は動き出している。
次回のゲスト 谷尾俊通さん
目の付け所が面白い、名古屋の人。今は、LA、バンクーバーでも活躍。内容がユニーク、体験を体型立てて売っているひと。
出会いのきっかけは、LAのホテルのロビーのフロントでナンパして、ドライブに行ったこと。人が好き、突出して面白い。将来性もある。50過ぎると、この人を上げたいと思うもの。その一人。。
MC後記
人と人、人とことを、クロスボーダーでつなぎ続けているのが、笠原さん。「名刺で他己紹介」など面白いつなぎかた、満載!そして、国内に止まらず、海外へも進出。中小企業の実力の認識や、農家の資材輸入まで、いろんな出会いを作り、拡大されています。今後の展開は、どのように広がるやら?!
笠原さん、ありがとうございました!来週の谷尾さん、よろしくお願いします!ということで、来週もみんな見てくれるかな??