豆乳をメニューに記載していない理由 再投稿とあとがき
「豆乳があれば欲しいです。牛乳アレルギーの人がいるので」というコメントを頂きました。
まず、当店は2年前から豆乳をご用意しています。
でも、オープン当初は用意してなかったですし、今も用意はしていますがメニューには記載していません。
なぜか?
おすすめしてないからです。
何度も書いていますが、当店はカフェラテのお店で、カフェラテに使用する東京牛乳に店主が惚れ込んでいます。
個人のお店は基本的に、店主のこだわりやわがままが商品に反映され、その為に独立をしたと言っても過言ではなく。
「質の高い牛乳を使ったカフェラテの美味しさを知ってほしい」
そんな気持ちがあるのです。
だから、豆乳を使用したソイラテは、不必要だと思っています。
じゃあ、何で今は用意しているのか?
これは、常連さんにお願いされたからです。
その方は通常のラテを注文されるのですが、「パートナーが牛乳が飲めないので、豆乳を用意してくれませんか?」と、そんなお願いでした。
僕が豆乳を用意した理由は、その常連さんの為にです。
なので、メニューには今後も掲載する予定はありませんし、他のミルクを用意する予定もございません。
お客様がお店を選べる時代ですし、お店がある奥渋には、沢山のコーヒー屋さんがあります。
もし、牛乳以外のカフェラテが飲みたければ、当店以外のお店に行ってもらえればと思います。
でも、どうしても牛乳を飲めない方は一応用意しているので、レジでお申し付けください。
〜あとがき〜
そうだ、豆乳を用意したのはあの人の為だったんだ。
今では来てない事すら忘れていました。
お店ってそんなもんです。
お店にお願いをしたあの人も、その人の為ならと思っていた僕も、気がつけば忘れ去られてしまうのです。
悲しい。
諸行無常とはこの事か。
平家物語よ。
豆乳の話に戻そう。
お店を始めて数年は豆乳が一大勢力でしたが、今はもっぱらオーツミルクですね。
外国人のお客さんは、特にオーツを欲しています。
そんな事が分かっているのに、未だに用意をしてない当店は頑固なんでしょう。
4年前にも書きましたが「それが飲みたかったら他のお店に行けばいい」と、思ってます。
豚骨ラーメンのお店に行って、「味噌ラーメンが食べたい」と、言っても、提供されないでしょ?
それと一緒。
だと思っているのは、僕だけかもしれないけど。
もし次があるとしたら、確実に用意するもんな、オーツ。
200円ぐらい割増で取るけど。
気持ちの穴埋めは、金で解決するのです。
へっへっへ。
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