本日、当店はお陰様で8周年を迎える事が出来ました。
今まで一度でも来てくれた方々、ありがとうございます。
あなたのお陰です。
お店を続けるのに必要なのは、人、物、金。
人は、僕と相方。
物は、ラテ。
金は、お客さん。
うーん、なんだろう、直接的に書きすぎてるな。
でも、それが良い所でもあるか。
(自分で言うな)
8年も続くと思わなかったからこそ、ここまで来れた気がします。
26歳で店を開けた時、借金は650万円。
貯金が150万円ほどあって、そのほとんどを使いました。
どこの馬の骨かも分からない奴が、半地下で、テイクアウトのみで、カフェラテ屋でって、上手くいく絵を描くほうが難しくて。
3年で潰れる、もっても5年。
そんな予定でいたのですが、8年も続けさせてもらいまして。
誰にって、お客さんに。
ありがとうございます。
さっき書いた、人、物、金。
これは前の会社で教わった事です。
お店を始めた時は、特に金の部分に囚われていました。
借金からの、大してない売上からの、借入金の支払い。
これで囚われないほうが難しくて。
地獄です。
もう二度と経験したくない事です。
だから、休めなかったし、長く働きました。
どうせ潰れるなら悔いがないようにしたい。
そんな気持ちでした。
こんな無茶苦茶な働き方を続けていると、気がつけば常連さんになってくれる人がいて、遠方からも通ってくれる人がいて。
お金は無かったけれど、お店を始めてよかったと思えるようになった時、幸せを感じました。
そんな日々を過ごしていたら、月日は流れ、今日で8年。
お店を始めた時に囚われていた「金」の部分も、いつしか変わり。
人、物、客。
(お客さんと書くべきだけど、長いので)
お店を続けるにはこの3つが必要な気がします。
人、物、は変わらず。
「客」という部分が、お店を続ける理由になる事に気が付きました。
「金」だけでお店は続けられないのです。
"誰かの為に"という部分がないと飽きてしまい、"自分の為に"は限界がくる。
長く続かないと思ったから、無理して働き。
無理して働いたら、お客さんがついてくれて。
お客さんがついてくれたから、働く理由が出来て。
働く理由があるから、お店を開ける事が出来る。
これが店舗運営なのかなと。
売上とか、メディアとか、フォロワー数とか。
それらは続ける理由にはなりませんでした、僕の場合。
来てくれる人がいて、喜んでくれて、また来てくれて。
これが楽しくて、嬉しくて、意味がある。
いつまで続けようかと悩む日も多いのが正直な気持ちですが、続けさせてもらえるうちは続けようかと思います。
ではでは、9年目も何卒よろしくお願いします。