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Work
最近、小袋成彬さんばかりを聞いています。
生まれたら一生涯
俺は俺だから
生きるためには働かなきゃな
君のためにも働かなきゃな
生きるためには戦わなきゃな
誰の為に捧ぐこの体
キリンジを聞いていた時もそうなんですが、小袋さんも似たような所があって。
聞き流していると、何を歌ってるのか分からないんです。
ただ、キリンジと違うのは、言葉が難しいとかストーリーが分かりづらいのではなく、歌が音になって流れていくので意味を見失い、何を歌っているのかが分からなくなるという部分で。
それでも、引用した『Work』の歌詞はすっと入ってきたんです。
分かるような、分からないような。
よくあるような歌詞だけど、それだけではないような。
さあ働かなきゃな
生きるため?いや死なねえためか?
理由なんかわからないが
若いからか解決策ばかり求めるのは
毎晩戦いから逃げたいからかな
朝はまだ
少し具体的になりました。
でも、まだふんわりしていますね。
それでも、やはり僕にはひっかかってしまうんです。
『Work』というタイトルが示すよう、毎日働いている僕には響いてしまったのかもしれません。
抽象的な言葉の羅列でも、「分かるわ」と、共感したのです。
働く意味を探すなんて若い頃もありましたが、この歳になったらなったで考える事もあって。
それを「毎晩戦いから逃げたいからかな」なんてね、おしゃれな人だ。
「やってられっかー!」と、投げ出しそうになる僕とは大違いだ。
儲かったぜ
今夜は豪華なディナー
高級liquor
君とは気が合う気がする
メッシとビジャ
死角から来たキラーパスにもワントラップ
目線あげたらすぐ狙うshot
俺の時代に間違いない
抱え上げたカップ
この名 刻む日まで
具体。
というか、
固有名詞。
『メッシ』と『ビジャ』なんて聞き間違いかと思いました。
その時代のバルセロナを見ていたんですね。
このワンフレーズで小袋成彬さんに心を掴まれたと言っても過言ではないのです。
大切なのは適度な自己開示。
色々と書いてきましたが、言いたかったのはこれかもしれません。
クアレスマの右足アウトサイドばり
曲がった思想のアウトサイダーも
いつも間にやらインサイダー
気付いた時にはみんないた
この歌詞も思い出してしまいました。
震えたもんです。
クアレスマをどれだけの人が知っているのだろうか。
知識のひけらかしではなく、きちんと使う意味がある、あの右足アウトサイド。
適度な自己開示は、時に人を震えさす事もあるんです。
さあ、下書きに残したままの『おすすめ冷凍食品トップ10』を仕上げましょうか。
心当たりのある人がいますよね?