休まない理由① 再投稿とあとがき
これからはよっぽど書きたい事が無い時は、過去の投稿を加筆修正して再投稿していこうと思います。
毎日書いていると埋もれていきますし、最近知ってくれた人は過去を遡る事も無いと思うので。
小説を文庫化した時にある「著者のあとがき」のようなものを、最後に書くようにします。
あれ、好きなんです。
デザートとかボーナストラック的な喜びがありますよね。
では。
2015年12月19日にお店をオープンしてから約4年。
その間に催事での出店を除けば、5日しか休みをとっていません。
5日の内訳は年に一回のマシンメンテナンスの日、2019年に東京を直撃した台風の日だけで、それらを除けば年末年始も休みなしで営業しています。
ここで休まない自慢をしたいのではなく、何で休まないのかを数回に分けて書きたいと思います。
お客様を裏切りたくないから。
これが一番の理由です。
お店のある奥渋谷と呼ばれている場所はオフィスが多く、NHKを筆頭にISSEY MIYAKEなど大きな会社があります。
オフィスがあるという事は、平日は毎日出社する訳で、その日々のルーティンにTHE LATTE TOKYOを入れてくださっている方がいます。
週に一回、どこかで来てくれる方がいます。
休日に、わざわざ当店を目当てに来てくれる方がいます。
月に一回、地方からわざわざ来てくれる方がいます。
半年に一度、海外から来てくれる方がいます。
年に一度、帰省のタイミングで来てくれる方がいます。
この文章を書きながら顔が浮かんでくる、そんなお客様です。
そんなお客様を、裏切りたくないんです。
100円出せばコンビニで買えて、どこの街にもゆっくり出来るコーヒーチェーンがあり、近隣には有名店がある。
そんな中、渋谷とはいえ辺鄙な場所にあり、店内でゆっくりする事も出来ず、安いわけでもないコーヒー屋に足を運んでくださります。
そんなお客様を、店主が休みたいからという理由で裏切りたくない。
その結果、毎日営業をしています。
まさか自分のお店をやる前はこんな綺麗事を言うとは思ってもいなかったのですが、4年間を振り返ってみるとこれが一番の理由でした。
〜あとがき〜
この時と今とで、休まない理由は変わらないですね。
きっと今後も変わる事は無いのでしょう。
僕は頑固なんです。
変わったのは、コンビニコーヒーが100円から120円になったぐらいか。
あと、オフィスの人が毎日出社する事も無くなったな。
当時来てくれてた人は、今でも来てくれてる人もいれば、来なくなった人もいて。
悲喜交交。
ただ、別れというものも、経験を積むと鈍感になる。
そんな事が学べました。
ただ、あまりにも別れが多すぎると、お店を続ける理由が無くなるので、程々にしてくれると助かります。
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