言いにくい事
「言いにくい事ってありますよね」
こんな会話が始まって。
「例えばどんなの?」と、僕が聞いたら、「サザンが嫌いなんです」と、返ってきて。
まさかの角度だったので驚きましたが、確かに言いにくい事かもしれません。
カフェをやってると言いにくい事があります。
例えば、
「二人で来て一杯とかふざけんな」
とか
「買うつもりもないのに写真だけ撮りにくるな」
とか
「メニューに無い商品を頼むな」
とか。
言いにくいと書きましたが、全部言ってました。
(口が悪い)
これらはお客さんに向けての事なので、普通は言いにくいんです。
お客様は神様だ。と、教育されている人もいれば、お店のイメージダウンに繋がる事もありますし。
ただ、これは店の色だったりキャラクター次第ではファンも付いてくるので、デメリットばかりではありません。
戦略的に炎上するみたいなもんです。
あー、そんな人いるなー。と、誰かの顔は浮かんだんじゃないでしょうか。
うちは炎上するほど影響力が無いので、今の所は特に何もなく。
僕が書きたい事を、ただただ書いているだけです。
戦略的に炎上できるほどの策士ではない。
話は戻って、言いにくい事。
この言葉を聞いた時、真っ先に思ったのがこれ。
「紙ストローは最悪」
この業界で働いてるからこそ言いにくく、誰を敵に回すかも分からない。
ただ、確実にドリンクを飲むという体験を損なう物だと思うんです。
香り、質感、耐久性。
✘、✘、✘
なのに、社会や世間という、顔の見えない大きな何かに後押しされ、導入してる所の多いこと多いこと。
でも、本気で考えてる人もいるか。
そういう人は素直に尊敬するけれど、どれぐらいいるんだろうか。
紙ストローじゃなくて、リッド(蓋)と飲み口が一体化してるものもありますね。
あれは悪くないんですが、体験としてはストローを下回ってると思います。
口の部分に氷が詰まるし、それの解消の為に口の部分が大きくなってるんですが、そのせいでガバっと入ってきてしまう。
分かるよね?ガバっと。
誰しもがストローのほうが飲みやすいと思っているはず。
あと、プラストローが駄目で、プラリッドが許される不思議さよ。
理屈が分からない。
でも、渋谷区でプラストローでドリンクを提供してるのはうちぐらいなんじゃないだろうか。
これからも続けていく所存でございます。
言いにくい事を書いていたのに、こんな宣言までしてしまった。
これを筆が滑ると言うのか。
若干の後悔はありますが、今から書き直す時間が無い。
最近忙しいな。
みんなプラストローでアイスラテが飲みたいんだろう。
(無理やりなこじつけ)