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当事者じゃないと学ばない
当事者じゃないと真剣に学ばない。
先輩経営者と話していると、そんな事をよく思います。
例えば、人を雇うリスク。
その事について、僕は上っ面の知識でしか語れず。
やれ、社会保険料が高い。
やれ、社労士さんが必要。
やれ、労働基準法の遵守。
様々な守らなければいけないルールがあって、それを無視してる所が多いけど、そんな事は出来なくて。
雇わないという選択は、人件費とか固定費の部分で割に合うかどうかを考えがちですが、それだけではないんです。
僕の中で大きかったのは、学ばないという選択。
だって、大変だもん。
お店をやるだけでも精一杯なのに、さらに雇用のルールだなんて。
当時の自分はそう思っていたんですが、今になって思います。
やっておけばよかったと。
人を雇う事に関して相談を受けた時、僕には話せる事が無くて。
前の職場での出来事や、その時に学んだ事はあるけれど、それはあくまでも大企業の中での事。
今から座学でも勉強は出来るけど、当事者じゃないと身が入らないというか、もっとリアルな声が聞きたいはずだし。
思い返すと、そんな事が幾つかあるな。
クラウドファンディングもそうか。
どれぐらい大変で、どれぐらいやる価値があるのか。
公庫からの借入以外の選択肢も学んどきたかった。
信用保証協会とかよく知らないし。
公庫よりも面倒なのかな?金利は低そうだけど。
今からでは遅くて、もう知る事が無さそうな事が沢山あって。
自分の為ではないんですが、誰かに聞かれた時の為に経験しとくべきだったと思う事があるんです。
いかに当事者になるか。
僕の性格的に、これが大切でした。
面倒は増えるけど。
誰かの為に。
この視点が抜けてた事に今さら気がついたのでした。