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どこにいようと、誰といようと
うちの店には様々な業界の人が出入りしていて、その中には、憧れの対象になる所もあれば、何でそんな所でという業界もあり。
ただ、僕が感じるのは、概ねどの業界だろうと、抱えるストレスは似ているという事です。
それは、人と金。
人は、同僚だったり取引先だったり国の場合もあるか。
常に気持ちよく仕事が出来てる人なんていません。
そう断言出来るほど、人への不満は止まる事を知らないのです。
「あの人とは働きたくない」
「あの人は仕事が出来ない」
「あの会社とは取引したくない」
うちで吐かれる溜息の数を報告すれば、次のCOP30で取り上げられる事でしょう。
まさか温暖化の原因が3.7坪の店にあったなんて。
金は、そのままか。
仕事量に対して少ない、労力に対して割に合わない。
「今の給料に満足してます」
そんな人を見た事がないのです。
お金に関しては、上へ上へ、もっともっと、more&moreの精神なんでしょう。
その向上心を別の所に向けられれば給料は上がりそうなんですけどね。
まあ、そんな事を言おうもんなら、鬼の形相で言い返されますが。
「今のままで給料が増えてほしいの!」と。
なんてわがままなのだ、人間というものは。
それなら自分一人でやればいいのに。
付き合う相手も、お給料も自分で決められますからね。
ただこの場合、文句を言う相手が自分になるので、それはそれでしんどいんですが。
誰かのせいにして生きる事が出来る楽さは、一人になった時に気がつくのです。
結局の所、ぶーぶー言いながら働くのが、この国の特徴なんでしょう。
どの業界で働いても、どんな優秀な人と働こうと、不満が無くなる事はありません。
今のお店でそれを学べたのは大きな財産です。
もし次に、どこかで働く場合。
業務スキルは一旦置いといて、この不満の受け皿になれたら重宝される気がするのです。
「まあまあまあ」「うんうん、分かるよ」「それは大変だ。今度話しとくね」
この 3ワードで乗り切れるのではないかと思ってます。
現に、僕はこれらの言葉で今を乗り切ってますし。
さて、誰か必要としてる人はいないかな。
離職率を下げられる自信はあるんだけどな。