
学んだ事
お店にいると気付かない事があって。
でも、静かなバーに行って気付いた事があって。
それが、写真。
撮られすぎたからなのか、自分のお店だと無感情なんです。
写真に対して。
でも、自分の好きなお店だと少し感情がささくれ立つのです。
「いい加減にしてくれないかな?」
つい、そんな言葉が出そうになって。
お前の履いてるスニーカーも、お前の被ってるキャップも、お前がつけてるネックレスも。
このお店には関係のないものなので。
ワインを飲みながら、会話を楽しむ場ではないのだろうか。
敷居が高いはずの場所でも、そんな事を気にしない人が来てしまうようになったのか。
誰の為にグラスを傾けた写真を撮ってるんだろう。
そんな恥ずかしい事をしてる人に、イイねなんて誰が思うんだろうか。
何を身に付け、誰とご飯に行き、何を話したか。
SNSの先にいる人に対して生きてるんだろうな。
承認欲求に取り憑かれたおじさんは見てられないや。
好きなお店を消費されるのってしんどいんですね。
うちの常連さんが、撮影に夢中になってる人に対して嫌悪感を全開にだしてる理由がようやく分かりました。