あの頃は
昨日、人の歩いていない外を眺め、思う事を書いていたら、かなり暗い内容になっていて。
読み直した今、ぞっとしています。
なんてネガティブなんだと。
お店としてはまあまあのピンチなんですが、僕個人としては時間が出来たので、少し助かっているのです。
上半期を振り返ると前年比120%ぐらいで推移していたので、ちょっとストレスを感じていて。
読みたい記事も、見たい動画も、放置せざるをえなかったので。
だから、今の時間を使って過去を取り返しているのです。
「いや、売上をどうにかしろよ!」
そんな事を思うかもしれませんが、今日なんて38度ですからね、そんな日に「カフェラテを飲みに行こう」なんて、誰が思うよ。
「お店以外で売上が取れる何かを考えろ!ECなのか、インスタライブとか、何かしらあるだろ!」
そんな声も聞こえてきそうですが、あれだ、面倒なんだ。
人を雇ってない弱みがここに出るのです。
売上が無ければ給料を払う事が出来ない。
こんな状況だったら何か考えます。
その子の生活を守らないといけないので。
でも、自分の為にはな、そこまでは頑張れない。
この文章を書きながら、ワンピースで青キジが出てきた時の事を思い出しました。
「ダラけきった正義」
この言葉を見た時に、なんだかしっくりきたのです。
「ダラけきった経営」
これなんかどうでしょうか。
毎日お店を開けていて、どこがダラけきってるんだと思うかもしれませんが、実は結構ダラけているのです。
ほら、今も対策を立てるよりも前に、諦めているし。
お店は開ける。ドリンクは作る。
でも、それ以外は、ちょっと、あれだ、面倒なんだ。
「猛暑が続き、売上の悪化に歯止めがきかず、お金が無くなったらどうするんだ!」
そんなお叱りの声も聞こえてきそうですが、うちは上場企業でもなんでもないのでね。
誰に対しての責任も無いですし。
お金が無くなったら、お店を畳めばいいだけで。
その時が来たら、自分の努力不足を素直に認めるでしょう。
しかし、日本がこんなにも住みづらくなるなんて思わなかったな。
「テイクアウトのみでいける!」
そんな事を思えた9年前と今とでは、同じ国とは思えないのです。
「虐待だ!」なんて、甲子園球児に言う人がいなかったのが、9年前。
「気温が高いからプールには入れません」なんて、言う先生がいなかったのが、9年前。
「死んじゃうから冷房をつけましょう」なんて、言う人がいなかったのが、9年前。
僕の経営に対しての努力不足だけでなく、世界の地球環境に対しての努力不足もあるんじゃなかろうか。
撤退費用の半分は国に出してもらいたいぐらいだ。
いくらなんでも、7月に38度はやりすぎだって。