テオティワカンでの不思議な感覚
念願のテオティワカンにやっと行けました。
入り口からジワジワ近づいていくその大きな遺跡は、まさにパワー全開。
未だに生きた場所なんだと感じました。
近くで見たら巨大すぎてほぼ山です。
テオティワカン 太陽のピラミッドの周りを歩いていると
無になります。
今になります。
これは本当に不思議な感覚でした。
今にいる感覚
テオティワカンに行く前、それは2023年10月1日のこと。
私は、かねてから尊敬していたスマナサーラ長老の瞑想指導会に参加しました。そこで初めて瞑想のやり方を教わり、これは是非継続しよう!と思いました。しかし、実際にやってみると頭の中のおしゃべりは大渋滞。進歩している感覚はないものの、続けてはいました。
瞑想をして分かったのは、頭の中のおしゃべり(=長老は『妄想』と言われます)は、過去と未来に関することだということです。瞬間・瞬間の今にいようとすると、たった今の実況中継をすることになり、これはすなわち長老の言っているヴィパッサナー瞑想ができている、ということになります。
そんな思いでいた10月。
私はメキシコへ行き、そしてテオティワカンの太陽のピラミッドの周りを歩いているとき、一時のことでしたが『今』にいました。
あれは何だったんだろう・・・
いつもの私だったら『この後はランチかな』とか『もっとここについて調べてくればよかった』とか余計なことを考えるのですが、そのときは一切頭に浮かんできませんでした。というか、考えられないという方がしっくりきます。
幸福感も少しありました。
とはいえ、世に言うところのワンネス体験ではないことは分かります。
なんというか、ピラミッドから何かアクセスされて、止めてもらっている感じ。
この時、タクシーのドライバーさんも一緒に歩いてくれていたのですが、彼がこう言っていました。
全く同感でした。
心臓のあたりが静かに震える何らかの感覚や、胃のあたりが洗浄されて透明なクリスタルになったような感覚。そんな感じを受けました。
未だパワーのあるこの場所。行けて本当に良かったです。